【リーディング】共通テストを時間内に解き切る!!

・はじめに

これまでに学習塾や予備校などで共通テスト対策を個別指導、集団授業、映像授業で担当してきました。最近では共通テスト模試の問題作成も行いました。このコースでは、作問者から見た問題の解き方を指導します。

・共通テストの難しさ

2021年に始まった共通テストですが、旧センター試験と比べると、出題形式や難易度について、まだまだデータが多くありません。とはいえ、おおよその問題形式も固定されはじめ、共通テストと言えばこういう問題というようなパターンが見えてきました。受験生にとっては、この膨大な量の単語数の長文を全部で6個、厳密には10個も読む必要があります。制限時間は80分であることを考えると、単純計算で長文1個あたりを8分で読んで問題まで解かないといけないのです。もちろん、実際はそう単純にはいきません。ここで重要になって来るのが次の３つです。

1. 英文を理解する力(語彙力・文法力)
2. 英文全体の論理展開や流れを把握する力(読解力)
3. 設問を解く力(得点力)

これらを順番に積み上げていきます。

・英文をどう読むか

これまでに担当してきた授業の事前アンケートで最も多かったのは「英文１つ１つは読めるのに、長文全体では全く理解できない」「文章は読めるのに問題が解けない」この２つです。結論から言うと、残念ながら英文が読めていないのです。そもそも何をもって「英文を読める」というのか、その定義は指導者によっても様々です。このコースでは1文1文すべてを完璧に理解することは求めていません。というよりも、そこまで細かく1文と向き合っていると時間が足りなくなるのです。そこで、問題先読みです。

設問を先に読むことで、必要な情報を明確にしてから本文を読みます。設問には、必ずカギとなるフレーズがあります。さらに問題作成者ならではの、本文と設問での言い換えパターンも、このコースが実績を出せる理由の１つです。

本文を読む際にも、キーワードの確認だけでなく、筆者の主張が現れる文構造も必ず確認します。

さて、お気づきでしょうか？

膨大な量の英文の中から何を求めて読むかを明確にして読み、選択肢のキーワードも確認済みです。ということは、あとは正解を選ぶだけなのです。実は英文を読み始めるまでの準備が正解の可能性を各段に引き上げるのです。

・目標点は何点ですか？

自分一人で問題集に取り組むと、どうしても全問正解にしないといけないような錯覚に陥ることも少なくありません。目標点によっては、解けなくても差し支えのない問題というものも存在します。このコースでは、そのあたりもふまえて指導を行いますので、ご安心下さい。過去の実例をご紹介します。国公立大学の教育学部に出願したいと考えている高校３年生を8月に担当することになりました。彼は当初、共通テスト模試の最高点が55点。平均すると50点に届かないくらいでした。授業の中で紹介する言いかえのパターンや、関連表現、論理展開の予測方法などを毎回楽しそうに覚えて下さったので、本番では80点を超えることができました(※文法コースと併用の週2回授業+単語サポートあり)。また、年度初めから担当した難関大志望の生徒さんは、最初の模試で76点で、本番は満点を達成されました。この実例が示す通り、このコースではスタートラインが何点でもOKです。

共通テストを受験されるということは、国公立大学志望あるいは共通テスト利用型入試を受験されるはずです。少しでも有利に進められるように、一緒に共通テスト対策をしてみてませんか？