診療放射線技師ってどんな仕事?資格・仕事内容・向き不向きまで徹底解説!

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2025/7/30

【はじめに】


学校で「将来は医療系に進みたい!」と思ったとき、真っ先に思い浮かぶのはお医者さんや看護師さんかもしれません。

でも実は、医療の世界にはたくさんの専門職があり、その中でも「診療放射線技師」は少しマニアックだけどめちゃくちゃ重要な仕事です。


今回は、私タケウチが本業で働いている診療放射線技師について、中高生でも分かるように紹介します。




◆ 診療放射線技師になるにはどうしたらいい?


診療放射線技師は国家資格が必要な専門職です。

高校を卒業したあと、次のステップを踏んで資格取得を目指します。


〇 大学(4年制)または専門学校(3年制)に入学

〇 解剖学や生理学、放射線物理学などを学ぶ

〇 実習で実際に機械を触って技術を身につける

〇 卒業時に国家試験を受けて合格する


理系が得意だとスタートしやすいですが、入学してから丁寧に学ぶので努力次第でカバー可能です。




◆ 診療放射線技師には資格が必要?


絶対に必要です。正式名称は「診療放射線技師国家資格」。

この資格がないと、病院で放射線を使った検査や治療はできません


たとえばレントゲン写真を撮るだけでも、安全に・正確に撮影できる人であることを証明する資格が必須です。




◆ 診療放射線技師ってレントゲンを撮ってるだけ?


よく「レントゲンの人でしょ?」と言われますが、実は仕事の幅はとても広いです。


〇 X線(レントゲン・CT):胸部や骨の写真、体の断面を撮影

〇 MRI:磁気を使って脳や関節などを撮影

〇 超音波(エコー):お腹の中や心臓の動きを観察

〇 放射線治療:がん治療のために安全に放射線を当てる


つまり「写真を撮るだけの人」ではなく、医療の最前線で診断や治療を支える技術者でもあるのです。




◆ 診療放射線技師のいいところ・悪いところ


◎ いいところ

〇 国家資格なので安定して働ける

〇 医療に直接貢献できるやりがいがある

〇 技術を身につけると全国どこでも働ける


△ 悪いところ

夜勤や休日出勤がある職場もある

〇 常に新しい医療技術に対応する必要がある

〇 精神的に大変な検査もあり、気配りが求められる




◆ 診療放射線技師に向いてる人・向いてない人


◎ 向いてる人

〇 機械いじりやパソコンが得意

〇 人と話すことがそこそこ好き

〇 コツコツ作業や細かい確認が苦にならない


△ 向いてない人

〇 理系科目が本当に苦手で勉強する気がない

〇 夜勤やシフト勤務がどうしても嫌

〇 細かい作業や確認が大の苦手




【まとめ】


診療放射線技師は、医療現場で欠かせない“裏方のスペシャリスト”。

患者さんの体の中を安全に見せる仕事なので、責任も大きいですが、やりがいも抜群です。


医療系に興味がある人、理系の勉強が好きな人、機械にワクワクする人はぜひ進路候補に入れてみてください。



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