診療放射線技師ってどんな仕事?資格・仕事内容・向き不向きまで徹底解説!
【はじめに】
学校で「将来は医療系に進みたい!」と思ったとき、真っ先に思い浮かぶのはお医者さんや看護師さんかもしれません。
でも実は、医療の世界にはたくさんの専門職があり、その中でも「診療放射線技師」は少しマニアックだけどめちゃくちゃ重要な仕事です。
今回は、私タケウチが本業で働いている診療放射線技師について、中高生でも分かるように紹介します。
◆ 診療放射線技師になるにはどうしたらいい?
診療放射線技師は国家資格が必要な専門職です。
高校を卒業したあと、次のステップを踏んで資格取得を目指します。
〇 大学(4年制)または専門学校(3年制)に入学
〇 解剖学や生理学、放射線物理学などを学ぶ
〇 実習で実際に機械を触って技術を身につける
〇 卒業時に国家試験を受けて合格する
理系が得意だとスタートしやすいですが、入学してから丁寧に学ぶので努力次第でカバー可能です。
◆ 診療放射線技師には資格が必要?
絶対に必要です。正式名称は「診療放射線技師国家資格」。
この資格がないと、病院で放射線を使った検査や治療はできません。
たとえばレントゲン写真を撮るだけでも、安全に・正確に撮影できる人であることを証明する資格が必須です。
◆ 診療放射線技師ってレントゲンを撮ってるだけ?
よく「レントゲンの人でしょ?」と言われますが、実は仕事の幅はとても広いです。
〇 X線(レントゲン・CT):胸部や骨の写真、体の断面を撮影
〇 MRI:磁気を使って脳や関節などを撮影
〇 超音波(エコー):お腹の中や心臓の動きを観察
〇 放射線治療:がん治療のために安全に放射線を当てる
つまり「写真を撮るだけの人」ではなく、医療の最前線で診断や治療を支える技術者でもあるのです。
◆ 診療放射線技師のいいところ・悪いところ
◎ いいところ
〇 国家資格なので安定して働ける
〇 医療に直接貢献できるやりがいがある
〇 技術を身につけると全国どこでも働ける
△ 悪いところ
〇 夜勤や休日出勤がある職場もある
〇 常に新しい医療技術に対応する必要がある
〇 精神的に大変な検査もあり、気配りが求められる
◆ 診療放射線技師に向いてる人・向いてない人
◎ 向いてる人
〇 機械いじりやパソコンが得意
〇 人と話すことがそこそこ好き
〇 コツコツ作業や細かい確認が苦にならない
△ 向いてない人
〇 理系科目が本当に苦手で勉強する気がない
〇 夜勤やシフト勤務がどうしても嫌
〇 細かい作業や確認が大の苦手
【まとめ】
診療放射線技師は、医療現場で欠かせない“裏方のスペシャリスト”。
患者さんの体の中を安全に見せる仕事なので、責任も大きいですが、やりがいも抜群です。
医療系に興味がある人、理系の勉強が好きな人、機械にワクワクする人はぜひ進路候補に入れてみてください。
