AI学習モードを試してみたら…家庭教師の僕が震えた話

家庭教師として生徒に教えているとき、よく意識するのは 「キャッチボール型の学習」 です。
一方的に教えるのではなく、こちらが問いかけ、相手が考え、答えを返す。
そのやり取りを繰り返すうちに、理解が深まり、体に刷り込まれていく――そんな授業を大事にしてきました。
ところが最近、話題の ChatGPT学習モード を試してみたら……正直、震えました。
◎ 仕訳の練習で体感した「無限キャッチボール」
簿記3級の学習で「現金過不足」の仕訳を練習していたときのことです。
僕は普段、生徒にこういう流れで教えます。
◆ まず自分で考えて仕訳を作る
◆ どこが違うのか、なぜそうなるのかを一緒に確認する
◆ 似た問題で繰り返しアウトプットする
ところが、学習モードでAIに質問したら、なんとこちらの質問に 質問で返してくる のです。
「この取引はどの勘定科目を使うと思いますか?」
「どうしてその科目を選びましたか?」
まるで、目の前で家庭教師がディスカッションしているかのよう。
答えをすぐに出すのではなく、こちらの思考を引き出す動きをするんです。
しかも、間違えても何度でもつきあってくれる。
無限にキャッチボールができて、そのやり取りの中で知識が体に刷り込まれていく感覚がありました。
思わず「これ、僕のディスカッション形式授業そのものじゃないか…!」と心の中で叫びました。
◎ 正直、これはすごい…でもAIだけでは足りない部分も
体験してみて、AI学習モードのすごさは間違いありません。
理解のスピードは明らかに上がりますし、答えを“与えられる”だけよりもずっと記憶に残ります。
ただし、実際に使ってみると 弱点もはっきり見えてきました。
◆ 学習のペースを管理してくれるわけではない
◆ 「自分は本当に理解できているのか」を自力で判断するのは難しい
◆ 間違ったままでも、誰も止めてくれないことがある
つまり、AIは完璧な先生ではなく、あくまで超優秀なサポーター。
だからこそ、ここに人間の伴走が加わると学習効果は一気に跳ね上がると感じました。
◎ 家庭教師の仕事は「AIと一緒に学びを設計する」へ
僕はこれまで、対話型の授業やディスカッション型学習を大事にしてきました。
今回、AIがその一部を代わりにやってくれることを体感し、正直少し焦りもありました。
でも、すぐに気づいたんです。
AIは質問には答えてくれるけれど、学習の全体設計や継続の伴走まではしてくれない。
だから、これからの家庭教師の価値は「AIを拒否すること」ではなく、
AIを使いこなして生徒を最速で伸ばすこと にあると思っています。
◎ まとめ
今回、学習モードのChatGPTを使ってみて感じたことは3つ。
◆ 無限キャッチボール型の学習が可能で、記憶に刷り込まれる感覚がある
◆ でも学習の継続や正確な理解には、人間の伴走が必要
◆ 家庭教師はAIと組み合わせることで、むしろ価値を高められる
AIの登場は脅威ではなくチャンス。
これからは 「人間+AIの最強学習設計」 を追求していきたいと思います。
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