宿題のバツ=“わからない”じゃない!?本当の弱点を見つける方法
2025/8/4

宿題をやった後、答え合わせをして丸つけ・バツつけをする。ここまでは、ほとんどの生徒さんが当たり前にやっていることです。
でも、バツがついた問題をそのまま「自分はここがわからない」と思い込んでいませんか?
実は、宿題のバツは必ずしも弱点とは限りません。ここを正しく見極められるかどうかで、勉強の効率は大きく変わります。
バツ=わからない、は半分正解
○ 宿題でバツがつくと、多くの生徒さんは「ここが苦手」と思い込みます。
○ でも、実際には「ケアレスミス」や「問題文の読み間違い」が原因の場合もあります。
○ つまり、バツがついた=理解不足ではないことも多いのです。
本当に「わからない」問題の見つけ方
○ 宿題でバツがついたら、まずはもう一度自力で同じ問題を解き直します。
○ 答えや解説を見たら「あ、そういうことか!」と理解できる問題は、弱点ではなく単なるミスです。
○ 解説を読んでも理解できず、公式や考え方が思い出せない場合のみ、本当の弱点です。
弱点を炙り出す3ステップ
○ 宿題でバツがついた問題に印をつける
○ もう一度同じ問題を解き直してみる
○ 解説を見ても理解できなかった問題だけを「本当にわからない」と分類する
このステップを踏むことで、間違えた原因をはっきり分けられます。
「単なるうっかりミス」と「根本的な理解不足」を区別できることが、成績アップへの第一歩です。
効率的な質問のコツ
○ 本当の弱点だけをまとめて質問すると、先生も答えやすく、短時間で疑問が解決できます。
○ 逆に、分析せずに丸ごと「全部わかりません」と質問するのは非効率です。
○ 自分で仕分けをするだけで、家庭学習の質は大きく変わります。
まとめ
宿題のバツは必ずしも弱点ではありません。
解き直して理解できるものはミス、解き直してもわからないものが真の弱点です。
この方法を習慣化すれば、自分の理解度が正確に見えるようになり、勉強の効率がぐんと上がります。
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