思考のOSのアップデートを。
2025/7/9
お子様の「思考のOS」をアップデートしませんか? ~教科書の先にある、知の世界へご招待~
皆様、こんにちは。
私は、長年にわたり、子どもたちの知的好奇心と向き合うオンライン指導を行っております。
「テストの点数は取れるけれど、本当に“わかっている”のだろうか?」
「詰め込むだけの勉強ではなく、物事の本質を理解する喜びを知ってほしい」
大切なお子様の教育について、そうお感じになることはございませんか。
私の40年以上にわたる指導経験は、単なる知識の伝達ではありません。脳科学や行動科学の成果を取り入れ、お子様一人ひとりの思考のクセを科学的に分析し、最適な学習法をデザインすることに情熱を注いでまいりました。
それはまるで、パソコンのOSをアップデートするような作業です。古い知識や非効率な解法を整理し、最新の知見に基づいた「新しい考え方」をインストールすることで、学習能力は飛躍的に向上します。
例えば、英語の授業ではどうでしょう。
多くの受験生を難関大学へ導いた英語教育の大家、薬袋善郎先生が提唱された「Frame of Reference(思考の基準枠)」という画期的な読解法があります。私の授業では、この優れた手法を基に、さらに脳科学的なアプローチを加えて指導します。
これは、英文を読む際に「思考の拠り所となる骨格」を瞬時に見抜く技術です。この骨格、すなわち「Frame」を捉えることで、複雑な構文もまるでパズルのようにその構造を視覚的に解き明かせます。単語の丸暗記に頼るのではなく、論理的な拠り所を持って読むことで、文全体の意味を瞬時に、そして正確に把握する本質的な力が身につくのです。
数学の世界も、驚きに満ちています。
特に大学入試で合否を分ける微分・積分。実は、教科書では語られることのない、驚くほどエレガントで、本質を突いた“裏ワザ的”な解法が存在します。なぜその公式が生まれたのか、その背景を理解すれば、応用問題も怖くありません。
物理や化学の授業は、さながらタイムトラベルです。
アインシュタインは、何を悩み、いかにして世紀の発見に至ったのか。ニュートンが見たりんごは、私たちに何を語りかけるのか。過去の天才たちのドラマティックなエピソードを通して、法則や数式の裏側にある人間的な物語に触れることで、知的好奇心は最大限に刺激されます。これは、未来を生きる上で不可欠な「創造力」の源泉となります。
少し私の話をさせていただくと、趣味はボクシングや柔術といった格闘技、そして学生時代から続くギターやドラムの演奏です。一見、教育とは無関係に見えるかもしれません。しかし、瞬時の判断力が求められるリングの上も、異なるパートが調和するセッションも、実は論理と感性が融合する世界です。この「静と動」のバランス感覚が、私の指導のユニークさの源泉になっているのかもしれません。
お子様の可能性は無限大です。
その可能性の翼を、画一的な教育の枠に収めてしまうのはあまりにも惜しい。
私の授業が、お子様にとって、学びの楽しさと世界の広さを知るきっかけとなれば、これに勝る喜びはありません。
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