理解を伴った暗記
2024/10/3
受験勉強において最も重要なことは「理解を伴った暗記」である。
決して「問題を解くこと」ではないのである。
◎ 英語が苦手な生徒は、単語と基本的文法事項を憶えていない。
◎ 数学が苦手な生徒は、公式・定理と典型問題の解法を憶えていない。
◎ 古文が苦手な生徒は、単語と基本的文法事項(助詞・助動詞・敬語)を憶えていない。
◎ 現代文が苦手な生徒は、現代文頻出用語と基本的傍線部読解解法を憶えていない。
理解を伴った暗記のためにやらねばならぬことは「一定間隔を空けて繰り返し音読して確認すること」だ。
ポイントは
①一定間隔を空ける
②繰り返す
③音読する
④確認する
である。
単純に「当日」「1週間前」「2週間前」「3週間前」の「4つ」の学習ポイントを「毎日」確認すべきだ。
その際、3回、見ながら音読し、7~10回、目を瞑って見ずに音読できるかどうかを「確認」する。
そして、取り組んだノートやテキストや資料集等々に「日付」を書きこむ。
もしくは、取り組んだものを「スマホ」に写真として残しておく(日付あり)。
そして確認をした日付も、その下に書き込む。
すると、日付が全部で4回分、書き込まれる。
3~4回目には、「これは大事だ!これは絶対に憶えておくべきだ!」と思うような内容を、スマホに改めて撮影し「重要アルバム」として残しておくのだ。
または「情報カード」等に書き残すのである。
このようにシステマティックに勉強するのだ。
~~~~~~~~
ここまで説明すると、大抵の生徒が「そんなことをしている時間はありません」と言う。
「そんなこと」と言っている時点で、「おぼえるための勉強」を非常に軽視している。
むしろ「おぼえるための勉強」は「問題を解く」よりも、はるかに重要なのだ。
そうしたことは、また近々、別の機会に書くので、参考にして欲しい。
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