生徒からの、今日の英語の質問より

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2024/10/15

英語を受講している生徒から、以下のような質問が来ました。

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These ideas will go a long way toward international demand.

の和訳が

これらのアイディアは国際的な需要を満たすのに役立つだろう。

となっているのですが、go a long way は「役立つ」という熟語なのでしょうか?

調べましたが熟語ではなかったようですし、go を調べても出てきませんでした。

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これに対する私の回答は以下になります。

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以下、私が利用しているWeb辞書の画像です。

go

の第一文型動詞としての意味は、私が使用しているWeb辞書で「20通り」の説明がありました。

それを全部読み、その中でも「役立つ」に沿った意味や「towardとともに用いる」等の記述に注意したところ、3つの適切な使用法が見つかりました。

特に今回の場合は「16のb」が最適解だと思われます。


辞書というのは、このようにして使うのです。

まず熟語がないか?と考える姿勢は、とても素晴らしく、それはそれでOKです。

しかし熟語がなければ、あとは「基本的な意味や用法に記されていないか?」を「辞書」を使って「徹底的に」調べるのです。

goやasやthat等々、超基本的な単語ほど、その用法は無限に存在しますので、大変ですが、そうした大変さを乗り越えねばなりません。


とはいうものの…

あなたが

go a long way に「役立つ」という意味があるのだろうか?

と考え、そして

熟語だろうか?

と思って調べる。

この時点で、かなり優秀な学力を持っていると思って下さい。

多くの学生は

ふ~~ん、そういう意味もあるんだぁ~。

で、終わります。

その点は、誇らしく思って下さい。

私もすごくうれしいです。

そして

熟語じゃない?じゃぁ、辞書をひこう!

という姿勢も本当に素晴らしい。

ここまでで全学生の上位10%以内に入っています。

自信を持って下さい。

…で、最後の詰め。

goは第一文型で、その用法が「20種類」ある、ということ。

その用法の中で「意味」として「役立つ」にそっったもの、および「前置詞としてのtoward」が書かれているもの、さらに「取り組んでいる英文と似ているもの」をサーチすること。

こうしたことが出来る学生は、上位4%程です。

是非とも、そのレベルまで達して頂きたい、と存じます。

よろしくお願いいたします。

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