疑問詞には「代名詞」と「副詞」がある
2024/10/17
一般的に「疑問詞」と呼ばれている単語がある。
しかし英文法の品詞として「疑問詞」という品詞はない。
実は「疑問詞」は「疑問代名詞」と「疑問副詞」が存在する。
~~~~~~~~
「疑問代名詞」は、以下の3つだ。
which
what
who
これらは「代名詞」だから、その「働き」は、以下の4つである。
「主語」「補語」「他動詞の目的語」「前置詞の目的語」
(だからwhatが副詞になることなど100%あり得ない)
また、「代名詞」であるがゆえに「格変化」がある。
つまり
I my me mine
に相当するものだ。
which which which -
what what what -
who whose whom whose
~~~~~~~~
ついでに言うと、thisも代名詞だから、
this this this -
という格変化を起こす。
だから、次の①と②とでは、訳が異なる。
① Wose book is this?
② Wose is this book?
①のときのwhoseは所有格でthisは主格。
②のときのwhoseは所有代名詞でthisは所有格。
だから
①=これは誰の本ですか?
②=この本は誰のものですか?
となる。
~~~~~~~~
一方「疑問副詞」は、以下の4つである。
when
where
why
how
この中で「従属接続詞」として使用できるものは
whenのみである。
あとはすべて「副詞」として扱われる。
~~~~~~~~
「疑問詞」は
「疑問詞」+助動詞+S+V(一般動詞)~~?
という形で「疑問文」を形成する(語順には例外もある)。
また、that節の中の一部を疑問詞とすることで「間接疑問文」というものも作ることが出来る。
さらに「関係代名詞」「関係副詞」としての「形容詞節」を作ることも出来るのだ。
(このあたりの文法知識が曖昧な場合、致命傷になりかねないので、文法書もしくは検索を用いて、各自、しっかりと理解して記憶しておくように)
~~~~~~~~
ひとくちに「疑問詞」と言っても、非常に奥が深い。
しっかりと学習しよう。
===========
https://www.youtube.com/watch?v=665Vaof9Fys
https://www.youtube.com/watch?v=fkhP0eHcmDg
https://www.youtube.com/watch?v=bYUMjjY8sxg
この先生の他のブログ
英語を受講している生徒から、以下のような質問が来ました。~~~~~~These ideas will go a long way toward international demand.の和訳がこれらのアイディアは国際的な需要を満たすのに役立つだろう。となっているのですが、go a long way...
「理解して憶える時間」と「問題を解く時間」と、どちらが大事だと思いますか?圧倒的に「前者」です。「憶える時間がない」と言っている人は「解くこと」ばかりしているからです。解くことを「神聖視」していませんか?いくら時間をかけて解いても「理解して憶えて」いなければ、何にもなりませんよ。何度も何度も(最低3...