【新高3生対象】共テ古文漢文で9割を狙う勉強法
2025/1/22
新高3生は受験まであと1年(を切りました)。効率よく勉強していこう。ほかの教科もあるし、そんなに古文ばかりに時間を割けないし・・・・。
というわけで、今回は、効率のよい古文の勉強法についてお話します。
01:自力で解釈をとる練習をする
助動詞が苦手だから助動詞の薄い問題集を買ってきて・・・・ではないのです。一般的な読解問題集に載っている問題文を教材とし、辞書と文法書を使って、自分で解釈をとってください。英語もおなじです。つまり、語学の習得は辞書と文法書をつかって1文ずつ自力で意味をとることにはじまり、それに終わります。
この勉強のハードルは少々高いかもしれません。しかし、やれば加速度的に読めるようになります。辞書と文法書をつかって1語1語言葉の意味を特定する作業を続けさえすればいいのです。無理ならわたしと一緒にやろう。
02:問題文をもとに「誰が何をやったのか」説明できるようになる
入試では文法事項も問われますが、基本的には、問題文をもとに「誰が何をやったのか、なぜやったのか」という文脈がとれないと得点できません。要するに、目に見える文字列を読解してくれという以上に、目に見えないこと、すなわち因果関係であったり、主人公の行動意図であったりといったものを読みとる力が求められます。
早稲田を受験するような生徒も最初は、それができません。たった100文字足らずの問題文であっても、そこから誰が何をなぜやったのかを読みとることができないのです。
こういうのは訓練ですから、偏差値にかかわらずやればできるようになります。しかし、その方法を教わらないと無理でしょう。なぜなら、学校で教えてくれないからです。したがって、そういう頭の使い方をしたことがないからです。
無理であれば教えます。
03:早期に過去問を解く
問題文の文脈を追う力がついても、選択肢問題を解く力がないと模試で得点できません。当たり前のことですが、なぜか、早い段階で過去問演習をしない生徒が多いです。古文と漢文は読解方法を知り、選択肢を消していくテクニックを知ってさえいれば満点を狙える稀有な教科です。
したがって、早い段階で過去問演習をし、選択肢がどのように作られているのか、また選択肢をどのように1つに絞るのか、といったテクニックを身につけておく必要があります。特に夏前後の共通テスト模試で良い点数をとりたいのであれば、今日から即座に過去問演習をはじめてください。共通テストはひっかけ問題が多いので、選択肢がどのように作られているのか(作問意図)を知っておかないといいスコアを出せません。
余談ですが、古文漢文の勉強がひとりでできるようになれば、おのずと英語の成績も上がります。マナリンクの生徒さんも、人見読解塾の塾生も、医学部専門予備校の生徒さんも、みな成績が上がりました。その理由はおそらく1つです。古文も漢文も英語も(現代文も)、文章というものは構造をもっており、その構造を文法に依拠して解読するスキルが身につくと、それはほかの言語にも応用できるからです。
「まず助動詞をやろうね、次に敬語をやろうね」では、いつまで経っても志望校に到達できません。語学における正しい勉強法をもちいて正しく勉強してください。
参考までに。わたしは医学部受験講座だからといって高額な授業料にしていません。ほかの学部を志望する受験生とおなじ価格にしています。おなじことを教えているからです。医学部志望であれ経済学部志望であれ、古文は古文です。
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