英語と現代文、小論文に共通するものとはなにか
2025/2/20
小論文講座(総合型選抜対策)の入門編を新設しました。もとより、それぞれの生徒さんのレベルに応じて授業していましたので(1:1の授業をする家庭教師なのだから当たり前だ)新設するつもりはなかったのですが、「入門編」とタイトルにうたうことで受講希望者の心的ハードルが下がるのではないかと思いまして・・・・。
ところで、英語と現代文と小論文に共通するものがあります。それは文の構造を理解することです。英語も国語も、すべからく文章というものは構造をもっています。その構造を洞察することを、じつは論理的思考力といいます。文の構造にとるのは簡単で、接続詞に着目すればいいのです。まあ、ここまでは学校で教えてくれるでしょう。しかし、接続詞を穴が開くほど眺めても、なんにも起こりません。接続詞を前にオロオロするばかりです。が、その先のことは学校で教えてくれないでしょう。
しかし、受験国語(共通テストにしろ私大入試にしろ総合型選抜にしろ)は文章の構造をとれないと、そもそも問題文を読めません。文字列を目で追うには追えますが、読めていません。
文の構造、あるいは文と文の関係というのは、英語も国語も同じですから、私は英語も現代文も小論文も教えられますし、げんに教えています。しかも、構造とは物事の究極のかたち、すなわち原理原則、基礎、です。その基礎を今でも大学の先生にお月謝を払って教わっているので、偏差値40くらいの生徒さんから偏差値70超の生徒さんまで、教えることができます。
ときどき、何がわかっていないのかが分かっていない壊滅的な状態の生徒さんがおり、そういう生徒さんを教えることのできない頭のいい先生がいますが、そういう先生はしたがって、基礎ができていないのです。論理的思考力を誤解しているのです。
と、ここまで書いて、生徒からLINEがきました。早稲田大学スポーツ科学部に合格したとのこと。ちょっとうれしすぎるので、あとのことは項を改めて後日書きます。共通テスト対策の国語を主に授業した生徒さんです。英語もちょっと見ました(コンサルしました?)。ではまた。
この先生の他のブログ
中学生は大学受験から逆算して、今どのような英語力を身につければよいのかが、まだ見えません。見えなくて当然です。大学受験がどのようなものなのかを知らないのですから。したがって、学校から出された大量の課題を1つずつ必死になってこなします。あるいは、学校で文法をあまり教えてくれなければ、文法の細かな説明を...
昨年はマナリンクにおいても人見読解塾においても、高校3年生をたくさん指導しました。意図的に高3生だけを集めたわけではないのですが、結果としてそうでした。今年は中1生から高3生まで見ています。中学生3割、高校生7割といったかんじ。中学生は中高一貫校の生徒さんだけなので(これも私が意図してそうしたわけで...
昨日、精神科医かつ筑波大学名誉教授である斎藤環(たまき)先生のご講演があり、聞きに行ってきました。私の現在の哲学の先生とご親交のある先生だそうで、私はかなり親しみを持ってそのご講演を拝聴しました。講演の中で斎藤先生は、ゲーム依存について言及しておられました。ゲーム依存といっても程度があり、1日3~4...
わたしのもとにはなぜか、中高一貫校の生徒さんが多く訪れるので(多くというか、ほぼ全員中高一貫校の生徒さんです)、今回は中高一貫校の生徒さんに向けてお話したいと思います。中高一貫校の英語の特徴は課題が多い、というものです。とりわけ中学英語はやることが全国的に決まっており、その内容はさほどむずかしくあり...