地方の生徒さんにも都会と同等の授業をします
2025/3/8
文字通り、北は北海道から南は沖縄まで、オンラインで授業をしています。東京や大阪、京都の中高一貫校の生徒さんがなぜか多いのですが、しかし私が香川県出身だからか、地方の生徒さんに対する思いはひとしおです。
たとえば、2年前のことですが、地元の塾に利用されているような生徒さんがいました。定期試験対策や共通テスト対策の追加コマを大量にとり、当然その分のお金を親が出し・・・・しかし、成績が上がらないので私のもとへやってきました。マジメな生徒さんです。が、基礎がないのでどこから手をつければいいの状態。学校や塾の言いつけどおりやっても、それが勉強の本質から遠いと、マジメにやっても成績は上がらないのです。
また、昨年は縁あって、私の地元である香川県の生徒さんを4名みました。私は東京の中高一貫校の生徒がどんな教材を使ってどんな勉強を学校でしているのか知っているので、そこに水準を合わせて授業しました。半年ほどで英検2級合格はもちろんのこと、関西の名門大学に合格しました。
たとえば共通テスト対策だと、地方の先生でその作問意図を洞察できる先生は少ないと私は思います。無論、「私調べ」ですから、私が知らない多くの先生の中にはご存知の先生もおられるはずです。しかし、総じて地方は、私が高校生であった30年前から国公立至上主義で、聞くところによると、相変わらずの授業をしている学校もあるようです。生徒はそのへんのことをとても正直に教えてくれます。
香川県の瀬戸内海の島に在住の生徒さんにも、沖縄在住の生徒さんにも、私は東京や大阪の中高一貫校の生徒と同等の授業をしています。それで生徒がついてこれているのか? ついてくるんですねえ。知的好奇心に飢えているからです。私も30年前そうでした。
住んでいる場所ではなく、知的好奇心の強さを私は見ています。そこに真の勉強の根源があると思うからです。
この先生の他のブログ
母親は子を過保護に育てて当たり前と私は思っています。女性とはいかなる生き物なのかについて、フランスの精神分析家かつ哲学者であるジャック・ラカンは『エクリ』において、キルケゴールは『死に至る病』において「自然」だと言っています。ようするに、女性を表す言葉が自然しかないのだと――。つまり、なぜかわからな...
昨日は祝日だったそうですが、私はせっせと6コマも授業をしておりました。期せずして「読めるようになった」と言った生徒さんが2人もいましたので、私が生徒さんにどのような教育を施したのか、振り返ってみました。まず、やる気のない生徒さんが「読めるようになった」という話。私は彼に「勉強しろ」とさほど言わなかっ...
小論文は型が重要だと言われます。また、小論文が書けない人はまず型を覚えようと言われます。市販の小論文の参考書にはそのようなことが書かれていますが、間違いです。小論文というのは論文の小さなものでしかありません。論文の定義は、問い、主張、論拠の三点が書かれてあることです。その三点さえあれば論文になります...
定期試験で平均点あたりをうろうろしている人は、読解の底力=基礎力がないからうろうろしています。つまり、どれだけ教科書を丁寧に勉強したところで基礎力がない人は、勉強が体の中に入っていかないのです。例えば、英語の定期テストの場合、教科書のレッスン1からレッスン3などと範囲が指定されます。その範囲の英文を...