元SAPIX・早稲アカ講師が教える　目標偏差値55の国語

〈有名中学受験塾の実態〉

私はこれまでに集団塾のSAPIX,早稲田アカデミー、1対1完全個別のTOMAS等で小学生の国語を指導してきましたが、中堅クラスに在籍して勉強している生徒さんの半数以上が、学習内容が難しく進度が速いため授業についていくのが困難という状況でした。もう少し1人ひとりにしっかりと向き合い個別にアドバイスを与えることで自分の頭で考え、正答にたどり着ける生徒さんは多いです。

中学受験で大きな実績を上げているSAP〇Xでは、驚いたことに授業では物語文のみを指導していました。論説文や漢字は生徒さんは副教材で自宅で勉強するのです。その理由は論説文には本文に「答」が書いてあるので自分でも勉強できるが、人の気持ちを扱う小説は嬉しい場面や悲しい場面を描写する形容表現の語彙をが豊富にないと文章を書けないので、教室では気持ちを表す表現技法や文章のまとめ方を徹底的に学んでいくのです。確かに、教室で小学生に「この場面では主人公の〇〇君はどんな気持ちですか。」と質問すると「嬉しい気持ち」とか「楽しい気持ち」程度の表現しか思いつかないようです。そこをもっと膨らませて理由をつけ足したり、「嬉しい」「楽しい「」以外の豊かな形容表現で書けるようにするのが授業の担う役割でした。

一方、早稲田ア〇デミーでは四谷大塚シリーズの問題集を使い常に2～3冊を宿題に出し、授業の中では生徒さんを指名して問題の解答を答えさせていきます。課題が難しい上に講師は授業中に10名を越える生徒さんの提出した宿題の確認をしないといけないのでやることが満載です。小説や論説文で指名をするとクラスの真ん中位の生徒さんは宿題の解答欄が空欄であるため、答えられずごく一部の出来る生徒さんを指名しないと答が得られません。多くのお子さんは板書を写すだけでも精一杯でゆっくり自分の中で授業内容を消化している暇はありませんでした。最上位クラスは生徒数が8名以下なのである程度細やかな指導が出来ましたが、中堅クラスにおいてはわかっていようがいまいが、カリキュラム通りとにかく進むと言うのが中学受験塾の実態とも言えました。

〈マナリンクの授業のメリット〉

★1対1の個別指導なので本当に理解しているか確認しながら、自分の頭で考えさせ正答へ導くことができます。

有名中学受験塾はレベル別編成とは言え、特に中堅クラスは1クラス10名～15名も生徒さんがいます。マナリンクの授業では1対1なので有名中学受験塾と同じ内容の授業をお子さまに本当に理解させ、わからないところは自分の頭で再度考えて答えを導き出すところまでしっかりと確認しながら指導を進めることが出来ます。

★30分プラスの英語も学べるコースも提供します〉

もう一つ、見逃してはならないのは中学受験には英語と言う科目がないので、受験が終わるまで英語の勉強はしばらく据え置くという人が多い点です。中学受験をしない小学生たちはこの間に英語の勉強を進めて小学校のうちから中学に入るまでにかなりリードしています。実際に中学に入ってから英語を始めた中学受験組の生徒さんは学校の英語の授業についていけなくなることが多いのでこの点を少しでもカバーするミニコースを作りました。マナリンクの私のこコースでは中学受験者向けに楽しみながら少しずつ英語を学べるようにします。中学受験の負担にならないよう宿題は出しませんが、中学入学までにやっているのとやっていないのとでは大きな差が出ます。

〈マナリンクの授業で使う教材について〉

私のマナリンクの授業では主な教材として下記の物を使用します。

・四谷大塚シリーズ　「予習演習問題集」偏差値55までの有名校受験者向け

　　　　　　　　　　「漢字とことば」中学受験に必要な漢字や言葉の知識、諺、故事成語

・中学受験によく出る作者の小説や論説文　本からの抜粋の文だけでなく1冊を読み通す。

近年の中学受験の内容は複雑な家族間の問題を取り上げた文章題も多く、これまで幸せな家庭環境で育ち人生経験の少ない小学生の生徒さんには理解し難い内容もよくあります。人生経験の少なさを埋めるにはやはり読書で世界を知ることです。このコースでは中学受験によく出る小説や論説文を生徒さんと一緒に1冊読み通してその世界を共有します。1冊通読すれば小手先の技術ではない本当の読解力がつきます。私の指導した生徒さんも読書を習慣にすることで揺るがない国語力がつきました。

国語は「読解力」と「言葉の知識」の2本の柱で伸びるので『予習シリーズ』の副教材である「漢字とことば」で必修漢字、日本独特の細やかな表現、ことわざや故事成語を学んでことばの知識を膨らませていきます。

国語は自分とは違う場所に身を置き、国境や人種、時代を超越して世界のいろいろなことを学べる教科です。一緒に楽しみながら実力をつけていきませんか。