なぜこの仕事に就いたか
こんにちは。「元・不登校のオンライン家庭教師 星野」です。
現在は、通信制高校のサポート校やフリースクール、そしてオンライン家庭教師として、高校数学・情報・物理・中学数学・理科・中学英語を教えています。
でも、もともとこの仕事(教える仕事)を目指していたわけではありません。
むしろ、まさかの事態です。
不登校を経験して、だからこそ「安定」を目指した
中学までは幸い勉強が好きで、
進学校と呼ばれる高校にスムーズに進学しました。
しかしその高校時代に、私は不登校を経験しました。明確な原因はなかったように思います。
学校へ行けない焦りから
謎にギターを始めたり、作曲したり、小説を書いてみたり、遊び歩いてみたり、1日中寝てみたり、
いろいろ悩んだ末、最終的に
「生きていくために、安定した仕事に就かなくっちゃ。女性・理系・英語この3つがあればどこかには就職できるだろう」
と腹を括り勉強を始めました。
ただし進学するのは「国立大学」、可能であれば「授業料の半額免除」を受け、さらに奨学金を借りなくてはならない前提でした。
働きながら、モヤモヤがずっと続いていた
努力の末に、上記の条件をクリアし大学を卒業、大手メーカーの研究職に就職しました。
安定した企業で、専門性の高い仕事に就くことができ、それは目指していた「順調なキャリア」だったと思います。
しかし実際に働き始めてみると、仕事にやりがいを感じられず、「自分はこれから何十年もこれを続けていくのか?」という気持ちが拭えませんでした。
そしてその後、結婚を機に会社を辞めました。
それからは塾講師や家庭教師、ブライダル業界、経理の仕事など、さまざまな仕事を経験しました。
どれもそれなりに楽しい部分もあったけれど、「努力して這い上がったつもりの人生だけど、こんな感じか」と少し物足りなさも感じていました。
そんな中で、たまたま目にしたのが「通信制サポート校講師」という、当時の私にとっては聞き慣れない仕事でした。
「不登校だった自分だからこそ、伝えられることがあるのでは」そう思い応募し、無事に採用。
フリースクールや通信制高校に通う生徒たちと関わる中で、少しずつ「これが自分に合っている」と思えるようになってきました。
働いていてこんなに楽しいことがあるのかと驚いています。
将来に悩む中高生や保護者の方へ
もし今、将来のことに不安を感じている中高生や、見守る保護者の方へ
「今見えている道だけがすべてじゃない」ということを、伝えたいと思います。
私も、いろんな制約の中で進学先を決め、就職し、「こうするしかなかった」と思いながら過ごしていました。
でも、そこから何度も選び直して、今の仕事にたどり着くことができました。
遠回りの全てが無駄ではなかったと今、自信を持って言うことができます。
焦らなくて大丈夫です。
どこかで、ちゃんとつながる日が来ます。