医学部受験英語の勉強法完全ガイド【2025年度】配点ランキング・対策・参考書まで徹底解説

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2025/6/4

【2025年度最新版】医学部入試英語の勉強法完全ガイド!配点ランキングTOP5と合格戦略を徹底解説


医学部受験生必見!英語が合否を左右する衝撃の現実

医学部受験において、英語は単なる受験科目ではありません。それは合否を決定づける最重要科目であり、将来の医師としてのキャリアを左右する基盤となる学問です。2025年度最新の入試データを徹底分析した結果、驚愕の配点比率と入試傾向が明らかになりました。

なぜ医学部で英語がこれほど重要なのか?

入学後も英語が医師の生命線となる現実

医学会の公用語は英語です。これは単なる慣習ではありません。医学部で使用される主要テキストの多くは洋書の翻訳版であり、オリジナルの英語版との間には数年のタイムラグが存在します。最新の医学研究成果は、まずNature、The Lancet、New England Journal of Medicineなどの権威ある英語論文で発表され、日本語への翻訳を待っていては医療の最前線に立てません。

さらに衝撃的な事実は、医学用語の約70%が英語由来のカタカナ表記だということです。「カテーテル」「ステント」「バイオプシー」など、日常的に使用される医学用語は全て英語なのです。つまり、英語を理解せずに医学を学ぶことは、基礎となる言語を理解せずに専門分野を学ぶのと同じなのです。

医師としての活躍の場を決定する残酷な現実

英語力が医師のキャリアに与える影響は、想像を遥かに超えています。

年収への直接的影響

  • 英語ができる医師:海外研修、国際共同研究、外資系製薬会社との連携で年収1500万円〜3000万円。さらに衝撃的な事実として、米国で専門医として活躍する日本人医師の中には、年収1億円を優に超える医師が実際に存在しています。心臓外科医や脳神経外科医として世界最高峰の医療機関で働く日本人医師たちは、英語力を武器に文字通り桁違いの収入を得ているのです。
  • 英語ができない医師:国内医療機関での診療のみで年収800万円〜1200万円


キャリアの選択肢の格差

英語力のある医師は、ハーバード大学やジョンズ・ホプキンス大学での研修機会、WHO(世界保健機関)での勤務、国境なき医師団での活動、最先端医療技術の開発プロジェクト参加など、無限の可能性が開かれます。

一方、英語力のない医師は、どれほど優秀でも国内での診療に限定され、世界最高峰の医療技術や研究から取り残されてしまいます。これは医師として、そして一人の人間として、あまりにも大きな機会損失です。

患者への影響も深刻

英語ができる医師は、海外の最新治療法を即座に理解し、患者に最適な医療を提供できます。しかし英語ができない医師は、日本語の情報を待つしかなく、その間に患者の病状が悪化する可能性もあるのです。

つまり、英語力は医師個人の問題を超えて、患者の生命に直結する重大な要素なのです。


【緊急報告】英語配点ランキングTOP5

最新の調査により判明した、私立医学部の英語配点比率ランキングをご覧ください:

  • 1位:順天堂大学(40.0%) - 数学100点・英語200点・理科200点
  • 2位 位:東邦大学(37.5%) - 数学100点・英語150点・理科150点
  • 3位:国際医療福祉大学(36.4%) - 数学100点・英語200点・理科300点
  • 4位:日本医科大学(30.0%) - 各科目均等配点での約30%
  • 5位:杏林大学(28.6%) - 3科目中の英語比率

この数値を見た瞬間、あなたは戦慄するでしょう。特に**順天堂大学の40%**という数字は、もはや「英語で勝負が決まる」と言っても過言ではありません。


【順天堂大学】英語偏重の王者が君臨

配点の衝撃

順天堂大学医学部(一般A方式)の配点は、数学100点・英語200点・理科①100点・理科②100点と、英語の配点が全体の40%を占め、非常に重視されています。この事実は、受験生にとって希望でもあり絶望でもあります。

入試傾向の分析

英語の試験内容は、長文問題4題に加え、200語を超える自由英作文が出題されるなど、読解力と英作文力が問われる問題構成です。また、大問1はインタビュー記事からの出題が多い傾向です。医学に関連する内容が出題されることが多いものの、専門用語には注が付されています。

合格への戦略

英語を得点源とするのなら7~8割程度を取っておきたいレベルでした。つまり、英語で200点中140-160点を確保する必要があります。これは並大抵の実力では到達できない高い壁です。

面接での英語重視

英語の外部試験の成績証明書などでもPRになるようですから、部活などでPR内容が無い場合は英検やTOEFL iBTなどを受験しておきましょう。どうせ英語が出来ないとここは受かりません。この一文が全てを物語っています。私は指導している医学部志望の受験生全員に、英検準1級の合格を必須としています。これは単に英語力を高めるためだけでなく、上位の英語資格を取得していることが、受験本番において心理的な自信や強みにもつながると考えているからです。


【東邦大学】英語重視で難易度急上昇

配点構造

数学(90分・100点)英語(90分・150点)という配点から、東邦大学も英語を37.5%という高い比率で重視していることが分かります。

入試変更点

2023年度より一次試験日が1月から2月に移動し、他大学と重ならない単独の日程で行われるようになり、志願者が3000名近くに増えています。この変更により、競争はさらに激化しています。

現在の競争状況

2024年度一般入試では約70名の募集に対して、志願者数2931名、受験者数2578名、正規合格者数98名、正規合格倍率26.3倍となりました。この数字は、英語力の差が合否を直接左右することを示しています。

特殊な選抜方式

統一入試では、英語資格検定試験でCEFRのB1以上のスコアをもつ者(出願受付開始日から遡って2年以内に受験した試験結果)が出願要件となっており、英語外部試験の重要性が高まっています。


【国際医療福祉大学】グローバル志向の英語重点校

「国際」の名に恥じない英語重視

「国際」の名の通り、英語の配点が高く、理論上は英語で差がつくことになりますが、後述する通りかなり高難易度ですので、相当の実力がないと安定したアドバンテージは取れないでしょう。事実、国際医療福祉大学の合格者を高校別に見ると、いわゆる超進学校と呼ばれる非常に優秀な高校の名前がずらりと並んでいます。これにより、同大学の合格には高い学力が求められていることが分かります。さらに、同大学では英語の配点が高く設定されているため、合格者には高度な英語力も求められていることがうかがえます。

特待生制度との関連

特待生制度が充実しており、特待奨学生Sは学費全額免除となり、特待奨学生Aは6年間の学費が300万円となる。英語力が直接経済的メリットに結びつく仕組みです。

最新の合格状況

2024年度(令和6年度)入試結果が公表されました。新課程入試の前年度となった今年は、昨年以上に一般選抜の正規合格者が多く、324人が正規合格となっていた。


【完全版】医学部入試英語の勉強法と対策

単語・文法対策:基礎力が全てを決める

医学部特化の語彙戦略

医学部だからといって特別な単語帳は必要ありません。まずは自身のレベルにあった単語帳から始めて、それが完璧になったら大学入試用の単語帳をこなすのがおすすめです。

効率的な暗記法

  • 高速で何回もこなし、苦手な単語は反復練習
  • 必ず発音をチェックし、正しく発音する練習
  • 接頭語、接尾語の把握で語彙を体系的に理解
  • 同義語や派生語を合わせて覚える


長文読解対策:スピードと精度の両立

段階的アプローチ

1. 精読段階:一つひとつの英文を正確に読解

  • 文型の把握
  • 代名詞の指示関係の明確化
  • 文法構造の丁寧な分析

2. 多読段階:量をこなしてスピード向上

  • 時間を計った演習で実戦力強化
  • 医療系テーマの長文に慣れる
  • 語彙力不足の補完


英作文対策:和文英訳と自由英作文の攻略

和文英訳のコツ

  • 抽象的な日本語を具体的に言い換え
  • 自分のレパートリー内で確実に表現
  • 難しい表現を避け、平易な文法・単語で構成


自由英作文の戦略

  • 志望大学の過去問から文章構造を分析
  • テンプレート化で安定した得点を確保
  • 自分の知識範囲内で書きやすい内容を選択



医学部英語の傾向分析

私立医学部の特徴

1. 正誤問題・並び替え問題の圧倒的優位

私立医学部では、文法・語法の正誤問題と語順並び替え問題が多く出題されます。これは短時間で多くの受験生を選別するためのシステムです。特に以下のパターンが頻出:

  • 動詞の活用形(時制・態・法)の正誤判定
  • 前置詞・副詞の使い分け
  • 関係詞の用法
  • 仮定法と直説法の混在問題


2. 独特な出題形式の共通パターン

各私立医学部は「受験生振り分け」のため、以下の共通した出題パターンを確立しています:

  • 長文読解:インタビュー記事、医療系長文(1000-1500語)、超長文読解が中心
  • 文法・語法:正誤問題10問前後、会話文完成問題
  • 英作文:自由英作文(200語以上)、和文英訳、論理的構成重視
  • 語彙問題:医学用語を含む専門的語彙の出題
  • 要約問題:医療系長文の要約が頻出


3. 時間配分の厳格性

私立医学部は「速解力」を最重視します:

  • 平均的な試験時間:80-90分
  • 長文総語数:3000-4000語
  • 1分あたり処理語数:40-50語必須
  • 見直し時間:5-10分確保が生命線


語彙力の戦略的強化

  • 基本語彙2000語:100%習得必須
  • 医学関連語彙500語:80%習得目標
  • 難解語彙1000語:60%習得で十分




英語が苦手な受験生は、配点比率20%以下の聖マリアンナ医科大学(16.6%)、久留米大学(20%)、東京医科大学(20%)などを検討しましょう。ただし、一次突破には全科目での高得点が必要です。


【2025年度最新動向】英語外部試験と新課程対応

英語外部試験の活用拡大

新課程入試を控え、英語外部試験を導入する医学部が急増しています。

順天堂大学の加点システム

• 英検2級:5点加算

• 英検準1級:15点加算

• 英検1級:25点加算

この25点は300点満点での大きなアドバンテージとなります。

東邦大学の出願要件

統一入試では、CEFR B1以上のスコアが出願の必須条件となっており、英語力の証明が不可欠です。


【医学部英語の勉強法】レベル別完全ロードマップ

高校1年生:基礎固めの重要期

• 語彙力強化:基礎的な単語帳を完璧にマスター

• 文法基礎:高校文法の体系的理解

• 発音練習:正しい発音習慣の確立

高校2年生:応用力構築期

• 大学受験用単語帳:難関大レベルの語彙習得

• 長文読解開始:構文把握を重視した精読練習

• 英作文基礎:基本例文の暗記とパターン学習

高校3年生:実戦力完成期

• 過去問演習:志望校の出題傾向完全攻略

• 時間管理:制限時間内での得点最大化

• 弱点補強:模試結果に基づく個別対策

既卒生:総合力向上期

• 医療英語:専門用語と医学的背景知識

• 英語外部試験:英検・TOEFL等の戦略的受験

• 面接対策:英語での自己表現能力向上

【現役生の合格率と英語力の関係】

順天堂大学の現役優遇

2024年度入試では現役生の合格率が70%に上り、私立大学医学部の中で屈指の高さであります。現役生の高い英語学習能力が、この結果に寄与していると考えられます。

志願者数の急増

2022年度1893名、2023年度2180名、2024年度2365名です。ここ数年、人気が劇的に上がっている大学の一つです。英語重視の入試制度が、優秀な受験生を引き寄せています。

【英語力向上のための具体的戦略】

個別指導の圧倒的優位性

医学部受験の英語対策において、個別授業が圧倒的に有利です。特に、個別オンライン授業なら時間や場所の制約を受けずに、最高品質の指導を受けることができます。重要なのは、単なる英語講師ではなく、医学部入試に精通した専門講師による指導を受けることです。

医学部の英語は一般的な英語試験とは根本的に異なります。医療系英文の読解、医学部特有の出題傾向、各大学の配点戦略を熟知した講師でなければ、効果的な指導は不可能です。個別指導なら、あなたの弱点を瞬時に把握し、志望校の傾向に完全特化した対策を実現できます。


【まとめ:英語が医学部受験の命運を握る】

配点から見た現実

最新の配点分析により、私立医学部上位校では英語が30-40%という圧倒的な比重を占めていることが判明しました。この事実は、「医学部受験=英語勝負」という構図を決定づけています。

対策の緊急性

配点が高く、難易度も高いため早めに対策を行い、他の受験生に差をつけられないよう準備を入念に行いましょう。

成功への鍵

英語を制する者が医学部を制する—これは単なるスローガンではありません。配点という冷酷な数字が示す、医学部受験の絶対的真理なのです。

あなたの医学部受験における英語対策は、今この瞬間から始まります。順天堂大学の40%、東邦大学の37.5%という数字を前に、もう迷っている時間はありません。英語力向上こそが、医学部合格への唯一無二の道なのです。

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※本記事の配点情報は2025年度入試に基づいており、最新の募集要項で必ず確認してください。

医学部受験の成功は、正確な情報収集と早期の対策開始にかかっています。英語力向上に向けた具体的な行動を、今すぐ開始しましょう。


ご参考までに、一般に出版されている良書をご紹介いたします。なお、私の授業では、これらに加えて、各大学の出題傾向に合わせたオリジナル問題を作成し、生徒に繰り返し解かせることで、合格率を飛躍的に高めています。


【文法・語法】参考書ランキング

1位:『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)

推薦理由


私立医学部で頻出の「語法」「イディオム」セクションが最も充実

正誤問題の対策に最適化された構成

医学部受験生の使用率No.1


2位:『Next Stage英文法・語法問題』(桐原書店)

推薦理由


即戦力となる実戦形式の問題構成

私立医学部の出題パターンを完全網羅

解説が簡潔で効率的な学習が可能


3位:『英文法ファイナル問題集 標準編』(桐原書店)

推薦理由


私立医学部レベルに特化した難易度設定

入試直前の総仕上げに最適

頻出問題のパターン化が秀逸


【長文読解】参考書ランキング

1位:『私立医大の英語〔長文読解編〕3訂版』(教学社)

推薦理由


私立医学部専用の唯一の長文問題集

医系テーマの背景知識を同時習得可能

Science、Natureレベルの論文対応

速読訓練セクション完備


2位:『やっておきたい英語長文700』(河合出版)

推薦理由


私立医学部の平均的語数(700語前後)に対応

解説の質が極めて高い

医学部合格者の使用率が高い


3位:『速修 医学部への速読英語』(太陽出版)

推薦理由


医学部特化の速読技術を習得

時間制限下での実戦力強化

医療系語彙の効率的習得


【英作文】参考書ランキング

1位:『例解 和文英訳教本(文法矯正編)』(プレイス)

推薦理由


私立医学部の和文英訳対策の決定版

「冒険しない英作文」の技術を完全習得

減点されない表現パターンを体系化


2位:『大学入試英作文ハイパートレーニング 和文英訳編』(桐原書店)

推薦理由


段階的なレベルアップが可能

私立医学部頻出の表現パターンを網羅

自学自習に最適な構成


3位:『英作文のトレーニング 実戦編』(Z会出版)

推薦理由


自由英作文対策に特化

論理的構成力の強化

200語超の長文英作文に対応


【医学部特化】特別推薦

『医歯薬系入試によくでる英単語600』(東京アカデミー)

推薦理由


医学部頻出の専門用語を効率的に習得

カタカナ医学用語の英語表記を完全マスター

長文読解の背景知識強化に直結


『医系の英語 長文読解』(学研プラス)

推薦理由


医療系テーマに特化した長文演習

最新の医学論文からの出題に対応

入学後の医学英語にも直結


【学習の優先順位】

高3春まで


文法・語法の基礎固め(Vintage)

基本的な長文読解力(やっておきたい700)


高3夏まで


医学部特化の長文対策(私立医大の英語)

英作文の基礎技術(和文英訳教本)


入試直前


実戦形式での総仕上げ(ファイナル問題集)

医学部特有の語彙・背景知識(医歯薬系英単語600)

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