【帰国子女の高校受験⑨】帰国時期が4〜9月の場合はどうする?関東の高校受験で内申点を確保する方法と併願戦略
早めの帰国を生かすために、編入・内申点・帰国生入試の準備を整理しよう
海外から帰国して高校受験をする場合、帰国する時期によって受験戦略は大きく変わります。
例えば、4〜9月に帰国する場合。
「まだ受験まで時間があるから、帰国してから考えればよい」
と思うかもしれません。
確かに、入試直前の1〜2月に帰国するケースと比べれば、学校探しや学習準備に使える時間は確保しやすいでしょう。
しかし、早めに帰国すれば、必ず受験が有利になるわけではありません。
帰国後に確認しなければならないことは、たくさんあります。
日本の中学校へ編入できるか
高校受験に必要な調査書・成績資料をどう準備するか
日本の中学校の授業にどこまで対応できるか
公立高校の帰国生選抜を利用できるか
一般入試と併願する場合、どのような学習計画が必要か
私立高校の帰国生入試にも出願できるか
特に重要なのが、帰国後の学校生活と、受験に必要な成績・書類の準備を並行して進めることです。
今回は、帰国時期が4〜9月の場合を想定し、関東地方の高校受験を例に具体的な動き方を整理します。
なお、以下は制度理解のためのモデルケースです。実際の出願資格や選抜方法は、居住する都県・学校・年度によって異なります。
1.4〜9月に帰国する場合、最初に考えたいこと
帰国時期が4〜9月の場合、まず確認したいのは次の3点です。
① 日本の中学校にいつから在籍できるか
帰国後、日本の中学校へ編入する場合は、居住地やこれまでの学校歴などを確認し、手続きを進める必要があります。
編入先の学校が決まったら、海外の学校で学んだ内容と、日本の中学校で学ぶ内容の違いも確認しましょう。
② 高校受験に必要な成績資料をどう準備するか
公立高校・私立高校の入試では、学校が作成する調査書などの資料が必要になる場合があります。
海外の学校に在籍していた期間が長い場合、日本の中学校での成績が十分にそろわないことも考えられます。
その場合、どの資料を提出するのか、海外の学校の成績をどのように扱うのかを、志望校や中学校に確認することが大切です。
③ 帰国生入試と一般入試のどちらを利用するか
帰国生入試の出願資格を満たしていても、一般入試のほうが志望校や学科の選択肢を広げられる場合があります。
反対に、帰国生向けの選抜を利用したほうが、自分の状況に合う学校を選びやすいケースもあります。
したがって、早い段階で一つの入試方式に決めてしまうのではなく、複数の受験ルートを比較することをおすすめします。
2.帰国後、まず日本の中学校との連携を始める
4〜9月に帰国する場合、受験対策と並行して、日本の中学校との連携を始めましょう。
特に、海外の学校から日本の中学校へ編入する場合は、早めの情報共有が重要です。
確認しておきたいのは、次のような内容です。
・日本の中学校への編入手続き
・海外の学校での在籍期間
・海外の学校で使用していた教科書や学習内容
・海外の学校の成績証明書
・日本の中学校での定期テストの予定
・高校受験用の調査書の作成方法
・志望校への提出書類
例えば、海外では数学を英語で学んでいたとしても、日本の中学校では日本語の用語や日本の教科書に沿った学習が必要になります。
英語力や数学の理解力が十分にあっても、日本の学校で求められる解答形式や用語に慣れていなければ、定期テストで思うように点数を取れないことがあります。
ここで大切なのは、帰国後すぐにすべてを完璧にすることではありません。
現在の学力と、日本の学校で求められる学力の差を把握することです。
その差が分かれば、何を優先して勉強するべきかが見えてきます。
3.内申点は「帰国後に頑張れば大丈夫」とは限らない
帰国生の高校受験で、特に注意したいのが内申点です。
公立高校の一般選抜では、学力検査だけでなく、中学校の調査書などを選抜資料として使用する制度があります。
ただし、調査書の扱いは都県や学校、選抜方法によって異なります。
例えば埼玉県の令和9年度入試では、調査書の様式変更に加え、全ての受検生が自己評価資料を提出することが案内されています。また、全ての受検生に面接を実施する予定です。(埼玉県教育委員会)
このように、入試で評価される資料や手続きは年度によって変更されることがあります。
海外の学校に長く在籍していた場合、日本の中学校の成績が十分にそろっていないことも考えられます。
そのため、帰国後は次の点を確認しましょう。
1.志望校では調査書をどのように扱うのか
2.海外の学校の成績証明書は必要か
3.日本の中学校での成績がどの範囲まで反映されるのか
4.定期テストや提出物で、今から取り組めることは何か
5.調査書以外に面接・作文・自己評価資料などが必要か
ここで避けたいのは、制度を確認しないまま「内申点が足りないから受験できない」と思い込むことです。
一方で、帰国後に成績を整える時間があるからといって、必ず希望する内申点を確保できるとも限りません。
内申点の扱いを確認し、取れる対策を早めに始めることが大切です。
4.関東の公立高校は、帰国生の選抜制度が都県ごとに異なる
「関東なら、どの都県でも同じような帰国生入試がある」と考えてしまうのは危険です。
令和9年度の公式情報を見ても、都県によって制度や手続きに違いがあります。
東京都:海外帰国生徒対象の選抜がある
東京都では、令和9年度に「海外帰国生徒対象4月入学生徒の選抜」が実施されます。
公式発表では、出願期間は2027年1月29日〜2月4日、検査日は2月15日、合格発表日は2月17日とされています。(東京都教育委員会)
ただし、実施校や出願資格、試験内容は確認が必要です。
神奈川県:海外帰国生徒特別募集を実施する学校がある
神奈川県では、令和9年度の海外帰国生徒特別募集について、8校が実施校として掲載されています。
志願資格の例として、日本国籍を有し、保護者に伴って継続して2年以上外国に在住し、所定の期間以降に帰国した人という条件が示されています。
また、学力検査は国語・数学・英語に加え、日本語による作文と面接が実施されます。(神奈川県)
埼玉県:帰国生徒特別選抜がある
埼玉県の令和9年度入試では、帰国生徒特別選抜の出願資格として、海外在住期間と帰国後の期間について複数の条件が設けられています。
また、学力検査は国語・数学・英語で、一般募集と同じ時刻・同じ問題を使用し、個人面接も実施されます。(埼玉県教育委員会)
千葉県:学校ごとに学校設定検査が異なる
千葉県では、令和9年度の「海外帰国生徒の特別入学者選抜」について、対象校ごとの学校設定検査が公表されています。
面接を実施する学校が多く、学校によっては作文や自己表現も実施されます。学力検査は国語・数学・英語の3教科です。(千葉県教育委員会)
このように、同じ関東地方でも制度は一様ではありません。
帰国する場所が決まったら、居住予定の都県の公式情報と、志望校の募集要項をセットで確認することが重要です。
5.帰国が4〜6月の場合:最初の定期テストまでの準備が重要
4〜6月に帰国する場合、日本の中学校で学ぶ時間を比較的確保しやすい一方、編入直後の生活に慣れる必要があります。
ここで意識したいのは、いきなり受験勉強を増やすことではありません。
まずは学校生活を安定させ、定期テストや提出物に対応できる状態を作ります。
帰国直後に行いたいこと
・中学校の年間予定と定期テストの日程を確認する
・教科ごとの進度を確認する
・日本の教科書で学習済みの単元と未習単元を分ける
・提出物・宿題のルールを把握する
・英語以外の教科で苦手な分野を洗い出す
特に、国語・数学・社会・理科は、日本の学校で学ぶ用語や出題形式に慣れることが重要です。
例えば社会では、海外の学校で世界史や地理を学んでいても、日本の中学校の定期テストでは日本の教科書に沿った知識や資料の読み取りが求められることがあります。
数学も、考え方を理解していることと、日本の学校で求められる記述や解答形式に慣れていることは別です。
まずは学校の授業を大切にしながら、必要な補習や家庭学習を組み合わせましょう。
6.帰国が7〜9月の場合:夏休みを「学習の立て直し」に使う
7〜9月に帰国する場合は、学校生活に慣れる時間が短くなる可能性があります。
特に夏休みを挟む場合、編入後の授業や定期テストの予定を確認しながら、学習計画を作る必要があります。
この時期におすすめなのは、学習を次の3つに分けることです。
① 日本の中学校で学んでいない単元
海外の学校では学習していなかった内容や、日本とは進度が異なる単元を確認します。
② 理解しているが、日本の問題形式に慣れていない単元
知識を一から学び直すよりも、日本の教科書・問題集・過去問形式に慣れることを優先します。
③ 入試で得点するために強化したい単元
志望校の試験科目や出題傾向を確認し、得点につながる学習に時間を使います。
すべてを同じ時間だけ勉強する必要はありません。
すでに得意な英語に多くの時間を使いすぎるよりも、国語の読解や数学の未習単元など、得点を伸ばす必要がある部分に時間を配分するほうが効果的な場合があります。
帰国後の学習は、全教科を一律にやり直すのではなく、必要な部分を見極めて補うことが大切です。
7.帰国生入試と一般入試、どちらを軸にするべきか
帰国時期が4〜9月の場合、帰国生入試と一般入試を比較する時間を取りやすい可能性があります。
ただし、どちらが有利かは、生徒の学力や海外在住期間、志望校、出願資格によって異なります。
判断するときは、次の項目を比較してみましょう。
比較する項目確認したいこと出願資格海外在住期間・帰国日・学校歴などの条件を満たすか試験科目国語・数学・英語・理科・社会のどれが必要か試験内容面接・作文・自己PR・特色検査などがあるか調査書成績資料がどのように扱われるか入試日程出願・資格確認・試験の日程が合うか併願条件他の入試方式や私立高校と併願できるか入学後学習内容や教育環境が本人に合うか
帰国生入試のほうが必ず簡単というわけではありません。
また、一般入試であれば必ず受験できるというわけでもありません。居住地や中学校の卒業資格など、一般選抜の出願資格も確認が必要です。
大切なのは、制度の名前だけで選ばず、実際の出願条件と試験内容を比較することです。
8.モデルケース:6月に帰国した中学3年生の場合
ここで、具体的な例を考えてみましょう。
想定する状況
・6月に海外から帰国
・日本の中学校へ編入
・英語は得意
・数学は海外で学んだ内容と日本の進度に差がある
・国語の記述問題に苦手意識がある
・公立高校を第一候補に考えている
・私立高校も併願先として検討したい
この場合、まず取り組みたいのは、全教科を同じペースで勉強することではありません。
第1段階:帰国直後
中学校の編入手続きと並行して、志望校候補を調べます。
出願資格、試験科目、調査書の扱い、資格確認の締切などを確認します。
第2段階:6〜7月
学校の授業に対応しながら、数学の未習単元と国語の読解・記述を優先的に補います。
英語については、得意な分野を維持しながら、日本の高校入試で出題される文法・長文・リスニングにも対応できるかを確認します。
第3段階:夏休み
公立高校の帰国生入試と一般入試、私立高校の帰国生入試を比較します。
必要に応じて過去問や類題を使い、どの試験方式が本人に合っているかを判断します。
第4段階:9〜10月以降
志望校を絞り、入試科目に合わせて学習時間を配分します。
同時に、調査書や必要書類の準備を進めます。
このように、帰国後の時間を「学校に慣れる期間」「学力を整える期間」「入試に向けて得点力を伸ばす期間」に分けると、何を優先するべきかが見えやすくなります。
※上記はあくまでモデルケースです。実際のスケジュールは、帰国日、編入時期、志望校、入試制度によって調整してください。
9.一般入試も視野に入れるなら、5教科の学習状況を確認する
帰国生入試では、国語・数学・英語の3教科を課す学校もあれば、作文・面接などを重視する学校もあります。
一方、一般入試では、地域や学校によって必要な教科や選抜方法が異なります。
そのため、一般入試も視野に入れる場合は、早めに5教科の学習状況を確認しておきましょう。
特に注意したいのは、英語が得意な生徒ほど、英語以外の教科の準備が後回しになりやすいことです。
例えば、
英語:得意だが、日本の入試形式に慣れていない
数学:計算はできるが、未習単元がある
国語:文章の内容は理解できるが、記述で点を落とす
理科:日本の教科書に沿った用語や実験問題が不安
社会:歴史や地理の知識に偏りがある
というような状態が考えられます。
この場合、必要なのは一律の勉強時間ではなく、教科ごとの課題に応じた学習計画です。
得意教科を維持しながら、苦手教科や未習単元を補うことで、選べる入試方式を広げやすくなります。
10.帰国生の高校受験で、内申点以外にも準備しておきたいこと
内申点は重要ですが、受験準備はそれだけではありません。
学校によっては、面接・作文・自己評価資料などが必要になります。
例えば埼玉県の令和9年度入試では、全ての受検生が自己評価資料を提出し、面接を受けることが案内されています。(埼玉県教育委員会)
また、神奈川県の海外帰国生徒特別募集では、国語・数学・英語の学力検査に加えて、日本語による作文と面接が実施されます。(神奈川県)
こうした試験に備える場合、次の準備が役立ちます。
面接対策
海外でどのような学校生活を送ったか
海外生活を通して何を学んだか
なぜその高校を志望するのか
高校入学後に取り組みたいこと
作文対策
自分の考えを日本語で整理する
理由や具体例を挙げて説明する
制限時間内に文章をまとめる
書いた文章を読み直して修正する
海外経験は、面接や作文で自分の考えを伝える際の強みになります。
ただし、経験を並べるだけでは十分ではありません。
「経験したこと」から「何を学び、今後どう生かしたいか」まで説明できるようにすることが大切です。
11.保護者が早めに確認しておきたいチェックリスト
帰国時期が4〜9月の場合、次の項目を順番に確認してみてください。
・日本の中学校への編入手続き
・海外の学校の在籍証明書・成績証明書
・志望校の出願資格
・海外在住期間・帰国日の条件
・調査書の扱い
・日本の中学校での定期テスト・提出物
・帰国生入試の試験科目
・一般入試の出願資格・試験科目
・私立高校の帰国生入試
・資格認定や事前相談の締切
・面接・作文の有無
・通学時間や学費、入学後の教育環境
すべてを一度に決める必要はありません。
まずは、出願資格と手続き上の締切を確認しましょう。そのうえで、現在の学力と志望校の試験内容を照らし合わせて、学習計画を作ることをおすすめします。
12.今回のまとめ
今回のポイントを整理します。
POINT①
4〜9月に帰国する場合は、帰国後の学校生活と受験準備を並行して進める。
中学校への編入手続き、成績資料、学習内容の確認を早めに行いましょう。
POINT②
内申点は、帰国後に頑張れば必ず確保できるとは限らない。
志望校の調査書の扱いを確認し、定期テストや提出物など、取り組めることを早めに始めましょう。
POINT③
関東地方でも、帰国生入試の制度は都県によって異なる。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の公式情報と、志望校の募集要項を確認しましょう。
POINT④
帰国生入試と一般入試を比較する。
出願資格、試験科目、調査書、面接・作文、併願条件を整理して、自分に合う方式を考えましょう。
POINT⑤
得意教科を生かしながら、未習単元や苦手分野を補う。
英語力だけでなく、日本の高校入試で必要な国語・数学・理科・社会の学習状況も確認しましょう。
おわりに
4〜9月に帰国する場合、受験までに準備できる時間を確保しやすい可能性があります。
しかし、その時間を有効に使うためには、早めの情報収集が欠かせません。
特に、
「中学校への編入」
「内申点・調査書の確認」
「帰国生入試と一般入試の比較」
この3つを並行して進めることが大切です。
帰国生の高校受験では、海外での経験や英語力が大きな強みになることがあります。
一方で、日本の中学校の授業や高校入試の出題形式に慣れるための準備も必要です。
大切なのは、海外で身につけた力を生かしながら、日本の入試で求められる力を計画的に補っていくことです。
帰国時期が決まった段階で志望校の候補を調べ、出願資格や必要書類を確認しておけば、受験直前に選択肢が狭まるリスクを減らしやすくなります。
次回は、
「関西モデルケース――帰国時期が10〜12月の場合、出願までの時間が短いときにどう動くか」
を取り上げます。
帰国時期が遅くなる場合は、学習計画だけでなく、出願資格の確認や書類準備をどの順番で進めるかが一段と重要になります。
【注意】制度・募集要項について
本記事で紹介している都県・学校・出願資格・海外在住期間・帰国後の期間・試験科目・調査書の扱い・入試日程などは、帰国生の高校受験制度を理解するための具体例として紹介しているものです。
制度は、自治体・学校・年度によって変更される可能性があります。
本記事だけを根拠に、出願できるかどうかを判断することは避けてください。
実際に受験を検討する際には、必ず受験年度の最新募集要項を確認し、必要に応じて都道府県の教育委員会、志望校、中学校などへお問い合わせください。
特に、海外在住期間、帰国日、海外の学校での在籍期間、日本の中学校での在籍歴、調査書の扱い、必要書類、事前の資格確認については、個別の状況によって判断が変わる場合があります。
早めに情報を集め、個別の状況に合った受験計画を立てることが、帰国生の高校受験では重要です。
この先生のおすすめコース
- 数か月後〜数年以内に日本への帰国を予定している (日本の学校の授業についていけるか不安など)
- 家庭以外で日本語を使う機会が少ない(現地校に通っている、日本語学校が近くにないなど)
- 日本語は話せるが、読む・書くことに不安がある(漢字が苦手、長文を読むのが苦手など)
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海外子女におすすめの指導コース
- 優しく、ペースにあわせてくれる先生を探している!
- 気さくに先生と二人三脚で勉強を進めたい
- 勉強に前向きに取り組めるようになりたい
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- 中1、2の基礎内容から復習したい!安心して受けられる授業がいい!自主学習スケジュールも作ってほしい!
- 苦手分野の克服をしたい!落ち着いた授業がいい!追加オプションは全て無料で付けたい!
- 自分のペースに合わせてくれる先生がいい!落ち着いた授業がいい!自主学習スケジュールも作ってほしい!
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- 中学編入学や日本の高校受験を見据えて学習を行っている生徒さん
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- 英語圏の大学で特に理工系に進学してからも通用するphysicsの基礎力を身につけたい
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