中学受験まで残り4ヶ月、勉強計画はこう立てる!19年・500人以上の指導で見えた“成功する子”の共通点
1. 残り4か月の基本戦略
(1)「やることを絞る」
全範囲を完璧にしようとせず、過去問を研究して得点に直結する単元・分野に集中します。
例:算数なら「計算・割合・速さ・平面図形」など、出題率が高くて得点差がつく単元。
(2)「弱点の放置は致命傷」
苦手の中でも頻出単元は必ず克服する。つまり基礎を固めることです。
逆に、出題頻度が低い分野(立体切断の超難問など)は“深追いしない”ことも合格戦略です。
(3)「演習と復習のバランス」
この時期に新しい知識をどんどん詰め込むより、過去問や模試の復習で定着させることが伸びる生徒の共通点です。過去問は”量より質”で仕上げましょう!
2. 時期ごとの進め方
10月:基礎固め+弱点補強
苦手単元を集中的に演習。
過去問は1校あたり2~3年分を試し、出題傾向を知る。(制限時間は気にしない)
成績の波が大きい子は「計算・漢字・語句・知識」など毎日できる基礎を習慣化。
11月:過去問研究の本格化
志望校の過去問を時間を計って解く練習を開始。
得点できる分野と捨てる分野をはっきりさせ、合格点に向けた戦略を固める。
この時期に保護者と一緒に「どの科目で稼ぐか」を明確に。
12月:実戦力の仕上げ
志望校・併願校の過去問を解ききる。
間違えた問題は必ず「なぜ解けなかったか」を分析。
模試も大事ですが、志望校の出題傾向を優先することが合格者の共通点です。
1月:総仕上げ+体調管理
過去問の反復、基礎知識の最終チェック。
睡眠リズムを試験当日と同じにする。
不安で手を広げるより、「これなら解ける!」という分野を増やすことが最後の伸びにつながります。
3. 成功体験からのポイント
「できない問題ノート」を作った子は合格率が高かった
→ 苦手を“そのままにせず、解き直して自分の言葉でまとめる”ことで自信に変わります。過去問を“量より質”で解いた子が伸びた
→ 10年分を1回ずつ解くだけで終わった子より、3年分を徹底的に解き直した子の方が合格率は高かったです。親が「やらせすぎず見守った」家庭が成功
→ 焦りから詰め込みすぎると子どもが疲弊します。毎日「今日できたこと」を一緒に確認するだけで安心感が生まれ、最後まで走り切れました。