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黒板の前から、画面の向こうへ──家庭教師として再スタート。

2025/10/20

はじめまして。家庭教師の平岡です。

これまで二十五年ほど、学校の英語教師として黒板の前に立ち続けてきました。
担任になったり、副担任になったり、気づけば青春の空気の中で過ごした年月です。

実はその前、私は石油プラントの会社で働いていました。
サウジアラビア、カタール、UAE……なんだか遠い国の名前が並びますが、
そこで外国人研修生の受け入れを担当していたんです。

英語ひとつで世界中の人と話ができると知ったときの驚きとワクワク感。
あれは忘れられません。宗教も文化も違っても、言葉がつながるとちゃんと笑い合える。
日本にいながらそんな体験ができたのは、本当に幸運でした。

なぜ家庭教師に?──教育のかたちが変わってきたからです。

共通テストになってから、英語は大きく変わりました。
文章量はセンター試験の約1.5倍、語彙数もおよそ1.3倍。
スピードと語彙力が問われる「読解重視型」の試験へと変化しています。

教科書も様変わりです。
1レッスンの英文量がぐんと増え、文法事項も単元別ではなくミックス状態に。
時制の章に過去形・完了形・進行形が入り混じり、
修飾の章では不定詞・関係詞・分詞が同時に登場。

ついていける生徒もいますが、
不定詞があやふやなうちに関係詞へ進むケースも多く、
授業時間の減少もあって、理解の差が広がりやすくなっています。

「集団」から「個」へ。学びの形は変わりつつあります。

もちろん、クラス全体を見渡す授業も大切です。
でも、「できる子は伸びるけれど、苦手な子は置いていかれる」
そんな現場の空気に、少しずつもやもやが募っていきました。

教育は今、確実に“集団”から“個”へ向かっている。
生徒一人ひとりのペースや興味に寄り添うことこそ、
これからの学びの中心になるのではないか。

そう思ったとき、私はもう一度、生徒とまっすぐ向き合える場所へ戻ろうと決めました。

もう一度、「わかった!」の瞬間を近くで見たい。

だから今、私は家庭教師です。
生徒の顔を見ながら、その子のペースで、
英語の基礎から「できるようになる」瞬間を共に積み重ねていきたい。

小さな「わかった!」が積もっていくとき、
英語はきっと、もっと楽しく、もっと自分の言葉になる。
そんな学びを一緒に育てていきたいと思っています。

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