発達障害・中学生|プロとできない原因を分析し、最適な勉強法へ
こんな生徒さんにおすすめ!
- 集中が続かない、読み書きが苦手など、つまずきの原因を知りたいお子さま
- 中学入学後に成績が下がり、勉強のやり方が分からなくなっているお子さま
- 発達障害・グレーゾーンの特性があり、一般的な勉強法が合わなかったお子さま
内容
◆中学生になって「勉強できない」が目立ち始めたお子さまへ
「小学校の頃はそこまで心配していなかったのに、中学に入った途端についていけなくなった」これはよくあるご相談です。中学では教科数が増え、担当の先生も教科ごとに変わり、提出物の管理も自分で行うことが求められます。定期テストは範囲が広く、計画的に準備しなければ間に合いません。これまで本人の頑張りや周囲のサポートでカバーできていた部分が、環境の変化によって一気に表面化する時期なのです。宿題が終わらない、ワークが白紙のまま提出できない、テスト勉強の始め方が分からない、点数が急に下がった。決してお子さまだけの問題ではなく、多くのご家庭が同じ壁にぶつかっています。まずは「何が起きているのか」を一緒に整理するところから始めましょう。
◆発達障害・グレーゾーンの特性に合わせた勉強方法をご提案します
発達特性のあるお子さまは、集中の続きにくさ、口頭の指示が入りにくいこと、読み書きへの負担の大きさ、見通しの立てづらさなど、それぞれ異なるつまずきを抱えています。そのため、「合う勉強方法」も一人ひとり違います。同じ「英単語が覚えられない」でも、音と文字が結びついていないのか、書く作業そのものに負担があるのか、繰り返す方法が本人に合っていないのか、理由はさまざまです。ここで一般的な勉強法をそのまま当てはめても、うまくいかないばかりか「やっぱり自分はダメだ」という思いを強めてしまいます。私は言語聴覚士・公認心理師として発達特性のあるお子さまの支援に携わり、あわせて約10年、塾で学習指導を行ってきました。方法をお子さまに合わせて調整していく、という姿勢を大切にしています。
◆まずは「なぜここでつまずくのか」という原因の分析から
「努力不足」「やる気がない」と結論づける前に、確認したいことがあります。どの場面で手が止まるのか、何が負担になっているのか、という点です。たとえば数学の文章題が解けない場合でも、問題文が読み取れていない、式の立て方の手順が分かっていない、計算でミスが出る、情報量が多くて途中で何を求めていたか分からなくなる...原因はさまざまで、必要な対策もそれぞれ違います。私は言語聴覚士・公認心理師として、ことば・記憶・注意といった認知面を客観的に見る視点と知識を持っています。聞いて理解するのが得意なのか、見て理解するほうが入りやすいのか。一度に処理できる情報量はどれくらいか。こうした認知特性や学習のクセをふまえて原因を探ることで、はじめて的を射た支援ができます。演習量を増やすのは、その後です。
◆数学・英語・読解など、中学生で苦手になりやすい所を基礎から見直します
中学生がつまずきやすいポイントは、ある程度決まっています。数学であれば正負の数や文字式といった計算のルール、そして文章題。英語であれば単語の暗記、be動詞と一般動詞の区別、三単現などの文法事項。国語をはじめ各教科の読解では、文章の構造をつかんで必要な情報を取り出す力が問われます。これらはいずれも、前の学年や小学校の内容が土台になっています。分からない箇所だけを急いで進めても、土台がぐらついていれば必ずまた崩れます。ですから、必要に応じて遠慮なく前に戻ります。分数の計算、ローマ字と音の対応、一文の主語・述語。「戻る」ことは遅れではなく、多くの場合いちばんの近道です。崩れない土台をつくり直すことを優先します。
◆集中が続きにくいお子さまも取り組みやすい工夫について
「うちの子は集中できないから、家庭教師は無理かもしれない」とご相談を受けることがありますが、集中は環境と進め方でかなり変わります。授業では、時間を短く区切って進める、今日やることを最初に書き出して視覚的に示す、問題数を本人が取り組める量に調整する、途中で意図的に休憩を入れる、聞く・見る・書くのバランスを変えて単調にしない、といった工夫を組み合わせます。特に「今日はここまでやったら終わり」というゴールがはっきり見えていることは、集中を支える大きな要素です。最初は10分しか持たなくても構いません。取り組みやすい形に変えることで、学習できる時間を少しずつ伸ばしていきます。オンラインでの受講がしやすいよう、画面の使い方や教材の見せ方も調整します。
◆言語聴覚士・公認心理師の視点で、特性に合わせた無理のない学習計画
学習計画が続かない原因の多くは、「量が多すぎる」か「手順が具体的でない」かのどちらかです。そこで、学校の進度、定期テストの日程、宿題やワークの提出期限といった外側の条件に加えて、本人の集中の持続時間、疲れやすさ、得意・苦手の差といった内側の条件もあわせて考えます。発達特性のあるお子さまは、学校生活そのものに人一倍エネルギーを使っていて、帰宅後に残っている力が少ないことも珍しくありません。それを無視した計画は、必ず破綻します。「毎日30分勉強する」ではなく、「何を・どの順番で・どこまでやるか」まで具体化し、実際に回る量に落とし込みます。保護者の方には、どう声をかけるか、どこまで手伝うのが適切かもあわせてお伝えします。
◆発達特性に合わせた勉強法で、中学生のうちに自分で進める力を育てます
目指すのは、「先生に言われた時だけ勉強する」状態からの卒業です。自分は何が得意で何が苦手なのか、どういうやり方だと頭に入りやすいのか、どれくらいの量なら続けられるのか。こうした自己理解が進むと、お子さまは「今日は何を・どこまで・どう進めるか」を少しずつ自分で決められるようになります。これは特性のあるお子さまにとって、とても大きな力です。中学生の3年間は、その練習をするのにちょうどよい時期です。ここで自分に合う勉強法を見つけておけば、定期テストの準備はもちろん、高校進学後の学習、さらにその先の生活にも必ず生きてきます。「教わる」から「自分で使える」へ。その移行を、無理のないペースで支えていきます。
このコースの無料体験
※いずれかを無料体験時にご選択いただけます
三者面談あり
2ヶ月に1度、通常の教科指導とは別に、保護者様・生徒様・先生での三者面談ができるコースです。
よくある質問
発達障害やグレーゾーンで、勉強への苦手意識が強い場合は何から始めればよいですか?
まずは「やってみたらできた」という感覚を取り戻すところからです。苦手意識が強いお子さまは、始める前から「どうせできない」と予測してしまい、そもそも手が動きません。この状態で難しい問題に取り組んでも逆効果です。最初は確実にできる範囲まで戻り、成功体験を積むことを優先します。並行して、どこでつまずいているのかを一緒に確認していきます。順番としては、①安心して取り組める状態をつくる、②つまずきの原因を特定する、③そこに合った方法で積み直す、という流れです。遠回りに見えて、これがいちばん確実です。
ADHD傾向があり、集中が切れて宿題やワークが終わらないのが悩みです。
宿題が終わらないのは、多くの場合「やる気」の問題ではありません。出されている量が本人の集中の持続時間に合っていない、手順が多すぎてどこから手をつければよいか分からない、始めるまでのハードルが高い、といった要因が絡んでいます。授業では、課題を小さく分ける、時間を区切る、やることを1枚に書き出して見えるようにする、といった工夫を行います。また、ワークを全問やらせないという判断が必要なこともあります。優先順位をつけて「今回はやらない問題」を決めることも、大切な支援のひとつだと考えています。
ASD傾向があり、分からない問題にこだわって手が止まってしまいます。
「分からないまま先に進む」ことに強い不安を感じるお子さまは多くいます。その場で「飛ばしていいよ」と言われても、本人の中では納得できず、切り替えられません。そこで、あらかじめルールを決めておきます。たとえば「5分考えて分からなければ印をつけて次へ」「印をつけた問題は最後に必ず一緒に解く」という形です。後で必ず回収されると分かっていれば、安心して先に進めます。また、こだわりが強いお子さまは、理屈が腑に落ちると一気に伸びることも多いため、「なぜそうなるのか」の説明を省略せず丁寧に行います。
LDや読み書きの苦手があり、英語や文章問題でつまずきやすいです。
言語聴覚士としての専門領域に近い部分です。英語は単語を丸暗記させるのではなく、音と文字の対応を整理するところから見直します。日本語の文章問題では、「読む」こと自体に力を使い切ってしまい、内容を考える余力が残っていないことがよくあります。その場合は、私が音読を代わりに行う、文を意味のまとまりで区切る、内容を図に置き換えるなど、読む負担そのものを下げる工夫を取り入れます。学校でのICT活用(音声読み上げ機能の利用など)や合理的配慮の相談についても、必要に応じて対応します。
特性によるつまずきなのか、勉強不足なのか分からない状態でも相談してよいですか?
もちろんです。むしろ、その見立てを一緒に整理することが私の役割だと考えています。診断の有無は問いません。実際には「特性か、勉強不足か」ときれいに二分できることは少なく、特性による苦手さが積み重なった結果、学習量が確保できなくなっている——という場合がほとんどです。指導の中で、どの場面で止まるのか、どんな課題なら進むのかを丁寧に確認していけば、その子の傾向は自然と見えてきます。「はっきりしないから相談できない」ではなく、「はっきりしないから相談する」で構いません。
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