不登校になる原因とその対処法
子どもが不登校になる原因は実に多くあります。多くが学校での生活が原因かと思われますが、中には勉強についていけない、家庭内の環境が原因だったりと学校外での出来事が影響していることも十分に考えられます。
それぞれの原因に対してしっかりと対処する必要性があります。それでは、不登校になる原因とその対処法についてご説明しましょう。
1.不登校になる原因
不登校になってしまうのは、主に以下のような原因が考えられます。
・学校内でのいじめ
・学校に行く気力がない
・非行や遊び
・勉強についていけない
・家庭環境
この中でも特に多いのが、学校内でのいじめです。一般的に実際にいじめを受けたことがあるとアンケートに答えた結果がネットなどに掲載されることがありますが、実際はそれ以上にいじめの被害に遭っている可能性が高いです。
学校側がいじめと認識していなかったり、子ども自身がいじめられたと思っていることもあるので実態が掴みにくいのが大きな問題となっています。
また、学校生活が理想と違う、期待に応えようとして頑張りすぎて疲れたなどの理由で無気力になってしまったり、家庭内での問題が子どもを非行や遊びに走らせてしまったり、勉強についていけなくなったり、家庭環境の変化など様々な原因が挙げられます。
もちろん子どもによって不登校になる原因は様々ですが、学校内だけでなく子どもに対する親の接し方や家庭環境の変化も不登校に原因になることがあります。親として子どもの不登校をどうにかできないか、自他共に原因がないか考える必要性があるでしょう。
2.不登校になった時の対処法
子どもが不登校になった場合、以下の対処法が挙げられます。
・子どもの話をよく聞く
・頭ごなしに怒らない
・子どもの負担を取り除く
・子どもの気持ちを優しく受け止めてあげる
・強制しない
・子ども自身を認めて褒める
・継続的なサポートを行う
子どもが不登校になった場合、どんな理由があったとしても頭ごなしに怒るのだけは絶対にやめましょう。子どもは不安定な状態の時に怒られてしまうと、勉強嫌いが深刻化したりますます親に反発するようになったりと状況を悪化させてしまいます。
「そんなのは甘えだ」などといって登校を強制させるのも同様なので、決して強制しないこと、そして子どもの話をよく聞くことが重要です。子どもと話し合うことで少しは気分が軽くなることもありますし、親はその気持ちを優しく受け止めることが大切です。
家庭内での不登校の子どもとの接し方
不登校になった子どもに対する家庭内の親の接し方は十分注意する必要性があります。
親としては学校に行ってほしいと思っているものの、子どもは行きたくないと思っています。この状態は親と子どもで状況や考え方がまるで違うことを忘れてはいけません。もちろん家庭環境で不登校になることもあるので、親としては自分自身を責めることもあるでしょう。
ただ、子どもと接する上で自分自身を責めるのは、子どもにとって「親を悩ませているのは自分が原因だ」と思いこませてしまう恐れがあります。自分自身を責める前に、子どもの不登校を解決してあげたいという気持ちを大事にしましょう。
しかし、ここでやりがちなのが結果だけを重要視してしまうことです。子どもの不登校を解決するのは想像以上に大変なもので、学校に行けた・行けないという結果だけを見ていると、それまでに至るまでの過程や気持ちを無視してしまいます。
親と子どもの望みは必ずしも一緒ではないので、結果だけを見るのではなく解決に必要なサインがないか過程をしっかりとチェックしましょう。
また、決して無理矢理学校に行かせないことが大前提です。強引な方法で登校させることはできますが、それでは本当に不登校を解決できたとは言えません。逆に子どもが親に対する不信感を募らせ、最終的に親の言うことを聞かなくなる可能性があります。
あくまで自発的に登校できるようにするのが目的なので、強制するのは逆効果なので注意しましょう。
不登校の子どもにオススメのコーチングとは
子どもが不登校になるともう一つ心配になるのが、学力の問題です。学校に行かないということは、つまり学校の勉強についていけなくなる可能性があります。そこで活用したいのが、オンライン家庭教師によるコーチングです。
コーチングとは不登校になった子どもを学校に行けるようにサポートしてくれたり、学校に復帰した時に勉強についていけるように勉強を指導してくれることです。
コーチングを導入するメリットは、何といっても親には話せないことでも信頼できる家庭教師になら話してくれることでしょう。その上で家庭教師から親に子どもがどのような思いでいるのかなどが伝われば、不登校が解決できる糸口になります。
加えて復学した時のために勉強も教えてくれるので、いざという時に勉強についていけなくて無気力になるのを防げます。
まとめ
不登校になってしまった子どもへの対応や接し方は気を付けることが多くあります。下手に刺激するとかえって逆効果になることもありますし、かといって放置していいものでもありません。
ここは親として子どものために親身になって接することが重要です。決して叱るようなことはせず、第一に信じて行動すれば子どもも勇気を持って復帰しようと頑張ってくれるはずです。その時が来るまで根気よく待ちましょう。
また、学力不足が心配でも、オンライン家庭教師によるコーチングであれば不登校でも復帰までのサポートはもちろん、勉強についていけるようにしっかりと指導してくれるのでおすすめですよ。
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