【親は〇〇になれ】高校生で不登校になってしまった我が子にすべき親の対応は?

【親は〇〇になれ】高校生で不登校になってしまった我が子にすべき親の対応は?

不登校に悩む生徒さんの数はとても多いです。
高校生の不登校の生徒さんは全国に約43,000人いると言われています。
不登校に悩む生徒さんがそれだけいるということはつまり、同等の数の親御さんも我が子にどのようにして接するべきかと悩んでいることでしょう。

そこで、この記事では高校生の不登校について根本的な原因から解決策の提案までをさせていただいています。
不登校であることで生徒さんが追い込まれている時、例外なく親御さんも同じく追い込まれていきます。
そんな親御さん方がこの記事を読むことで、些細ではありますが解決の糸口を見つけていただければと思います。




実際に我が子が不登校になってしまった…
何かしてあげたいけれど具体的には何をしてあげればいいかわからない。
そんな親御さんは多いのではないでしょうか?
まずは出来ることから少しずつ始めてみませんか?
この記事にたどり着いたくださった方に『【まずはこれから】不登校の我が子に対して出来る11のコト』という資料をお渡ししています。
この資料では実際に教育に従事している筆者が考える不登校の我が子と向き合う上でまず最初にするべき11のコトをまとめてあります。
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我が子がなんで不登校に…?


我が子がなんで不登校に…?
そう考えてしまう親御さんは多いのではないでしょうか。
ですが、高校生の(高校生に限った話では有りませんが)不登校は誰にでも起こりうる可能性があります。

ここでまず重要なのは、なぜ我が子は不登校になってしまったのか、何に追い込まれてしまっているのかを知ったうえで適切な対応をとることが出来るかどうかです。
まずは原因がわからないと適切でない距離感、温度感で接してしまうことになり結果的にさらに良くない方向へと進ん得でしまうという可能性があります。
なのでまずは何に悩み、どのような課題感を抱えているのかを知るところから始めることにしましょう。

不登校となってしまった原因は人それぞれ


環境、状況が全く同じ人間は存在しません。
つまり、一言で不登校と言ってもそれぞれがなぜ不登校になってしまったかという原因については一人ひとり違う理由があるとも言えます。
ですが詳細には異なっていても、大まかな原因のパターンとしてはいくつかに絞られてきます。

よくある原因7パターン


ここからは7つのパターンに分けて原因を探っていきたいと思いますので、どのパターンが原因として考えられるのかを確認しながら読み進めていただけると幸いです。

学校での人間関係


まず1つ目は学校での人間関係に何らかのトラブルを抱えているという場合です。
これが全体的な割合で見ると最も多いのでは無いのでしょうか?

クラスメイト・部活動・先輩後輩・異性関係など多くのコミュニティがあり、そのうえ学校は高校生が最も多くの時間を過ごす場所であるが故に人間関係のトラブルも起きやすいです。
最近はほぼ100%と言ってもいい割合で高校生はスマホを持っていて、実際にLINEやインスタといったSNS上でのトラブルも多くなっています。

お子さんが不登校となってしまった原因に心当たりが無いのであればまずは学校での人間関係が原因があるのではないかと考えましょう。

学校外での人間関係


次は学校外での人間関係が原因となっているパターンです。
例えばバイト先や予備校、最近ではSNSやオンラインゲームを通した、いわゆるネッ友と言われるコミュニティでのトラブルが原因となっているパターンも考えられます。

学校自体には特に不安感などはなくても、他のところでのトラブルがきっかけとなり結果的に不登校に繋がってしまうというケースも少なくありません。

学業面での不安 


学業面での不安が不登校となってしまった原因というケースも少なくありません。

学校での授業についていけない、模試の判定が悪い、予備校のクラスが落ちてしまったなど学業におけるコンプレックスが原因で不登校となってしまっているというケースも大いに考えられます。

将来への不安


志望校が決まらない、自分が何をしたいのかわからず卒業後の身の振り方が決まらないということも大きな不安やストレスの原因として考えられます。

周りの友達が進路を決め始めるとより一層焦りが増し、焦燥感に駆られてしまうものです。
そして現実逃避にも似たカタチで学校に足を運べなくなってしまうということもあるでしょう。

生活リズムの乱れ


生活リズムの乱れが原因で結果的に不登校に繋がるケースも少なくありません。

オンラインゲームなどを朝方までやっていて朝起きることができず学校にいかず、そういった日がだんだんと増えることで結果的に慢性的に学校を休むようになり、不登校と言われる常態になってしまうという生徒さんはここ最近とても多いように感じます。

家庭環境


次は家庭環境が原因のパターンです。
家庭内での家族とのトラブルが原因で自室から出てこなくなってしまい結果的に学校からも足が遠のいてしまうということも考えられます。

ですが家庭内でのトラブルが原因となっているパターンの場合には親御さんも問題点について認識しているかと思うので原因の究明については比較的容易かと思います。

その他


その他のパターンも当然あります。

体感的に上記の6つのパターンに当てはまらない場合で多いのは「他の場所に居場所を見つけた」というようなケースです。
例えばおそらく親御さんの中で知っている方はほとんどいないかと思いますが、新宿歌舞伎町の歌舞伎町にあるTOHOシネマ横の広場に集まる未成年の少女が多く、「トー横キッズ」などとして呼ばれ、多くの犯罪などの温床となっています。(最近はかなり警察等による補導などが多くなっているそうですが)
このような◯◯界隈と呼ばれるものは「トー横」を皮切りに名古屋の「ドン横」や道頓堀の「グリ下」などが存在し、全国的な問題となっています。

ですが実際に学校や家庭では居場所を見つけることができずそういった場所に足を運ぶ少年少女が少なからずいるのが現状です。

他の場所に居場所を見つけることは悪いことではありません。
当然そのことがプラスに作用することもあるでしょう。
ですがそれが原因で学校に行かない、ましてや犯罪行為に巻き込まれるような環境となると看過できませんね。

不登校は「甘え」じゃない


最近では比較的いろいろな観点で多様化が社会的に受け入れられてきており(世界基準で見ると日本はまだまだだと感じますが以前と比較すれば)不登校に対する理解も少なからず深まって来ているのではないかと思います。

ですが、まだ「不登校は甘え」と考えている方がいるのも現実です。
そこでここでもう一度声を大にして言いたいと思います。
「不登校は甘えではありません」
不登校は「心の病気」だと筆者は考えています。
心の病気は一般的な病気や怪我とは違い目視で症状を確認することが困難です。

なので症状や辛さが周りの人に伝わり辛く、人によっては「甘え」や「メンタルが弱い」といった言葉で片付けられてしまいます。
ですが、「心の病気」もれっきとした病気です。
だって現に、すでに「不登校」という症状が出ているではありませんか。

しっかりと向き合って原因を知り、適切な対応を取らなければ手遅れになってしまいます。

「厳しすぎ」も「優しすぎ」どちらも逆効果


では適切な親御さんん対応とは具体的にはどのようなものなのでしょうか?

「厳しすぎ」も「優しすぎ」も逆効果です。
もちろん、お子さんの性格を一番知っているのは親御さんでしょうから適切な距離感で接することが出来るのであれば問題はありません。
ですが、実際に不登校で悩まれているご家庭をみていると、やはりついつい厳しい接し方をしてしまったり、逆に優しすぎてしまったりということがありがちです。

当然、厳しい接し方をして不登校が改善するパターンは少なく逆効果ということは多くの方もなんとなくわかるかと思います。
家庭内にも居場所をなくしてしまうとますますお子さんは追い込まれてしまいます。
お子さんが不登校の時、親御さんも余裕がなくなってしまいついそういった接し方になってしまうのは仕方がないことではあるかと思います、親だって一人の人間ですからね。
ですがぐっと堪えることが重要です。

そしてこちらのケースも意外と耳にすることが多いのですが、親御さんが優しくしすぎてしまうというケースです。
お子さんの言うことを何でも聞く、欲しい物を何でも買い与えてしまう。
こういった状況が続くと、気づくと主従関係が逆転してしまい奇妙な関係が出来上がってしまいます。
そして、この関係ができあがってしまうと先程「不登校は甘えではない」と言いましたがこの状況は間違いなく「甘え」ですね。
お子さんが甘えているというよりは親御さんが甘やかしているという方が適切かもしれませんが…

親は子供の「安全基地」であるべき


ではどういった態度、心持ちで親御さんはお子さんと接するべきなのでしょうか?
親御さんは「安全基地」であるべきだと言われています。

アメリカの心理学者であるメアリー・エインスワースの提唱した理論で、母親がお子さんにとっての「安全基地」になることで何か親元を離れて怖いことや嫌なことがあっても最終的には親元に戻れば大丈夫という安心感から積極的に外の世界に足を運ぶことが出来るということが説明されています。

この関係性は乳幼児〜幼少期の時期に限らず子供がある程度成長しても続くという意見もあります。
親がしっかりとお子さんにとっての「安全基地」になってあげることが重要です。

1つ前に優しすぎるのも逆効果と書きましたが、優しさと愛情はイコールではありません。
まずは愛情をしつこいくらいお子さんに注いであげてください。
といってももう既にこれでもかと言うほどの愛情を注いでいますよね、それをお子さんに向けて表現してあげてください。
高校生となると特に不登校などの問題を抱えていなくても親との関係が薄れてしまう時期です。
なのできっとお子さんはそっけない態度をとったり、時にはうざがられたりすることもあるでしょうが、それでも愛情表現をし続けることが大切です。

一人で抱え込まずに…


不登校のお子さんを抱えていると、親御さんまで精神的に追い込まれてしまうことがよくあります。
お子さんの「安全基地」になるためには親御さんが精神的に健康であることは必須条件とも言えます。

なので一人で抱え込まずに、カウンセラーや養護教諭の先生など専門家に相談することも検討しましょう。
より具体的にどのようにお子さんと向き合ったっらいいのかなどを知ることが出来るのはもちろんですが、親御さん自身も人に話して、聞いたもらうだけでもかなり心がスッキリするのではないかと思います。


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最後に


いかがでしたでしょうか?
今回は高校生の不登校に対して親御さんがどのように対応すればいいかについてご紹介していきました。
不登校になってしまった原因はそれぞれ異なります。
まず原因を知り、寄り添ってあげてください。
そして、お子さんにとっての「安全基地」になってあげてください。
お子さん自身も現状を変えたいという思いは必ず少なからずあるはずです。
なので、この記事を読んでくださった親御さんとそのお子さんが、少しずつでいいので一歩ずつでも前に進んでいくことを心から願っています。