大学受験の準備はいつからがベスト?総合型選抜や学校推薦型選抜についても解説します

大学受験の準備はいつからがベスト?総合型選抜や学校推薦型選抜についても解説します

人生の進路の分岐点ともいえる大学受験ですが、その準備はいつから始めるのか悩むところです。まだ大学に進学するのか就職するのか決めるのが難しいという中で、いつから準備を始めるかっで他の人と差が開くことに焦りを覚える人もいるでしょう。

それでは、大学受験はいつから準備するのがベストなのかご説明しましょう。大学受験を視野に入れている人は、是非とも参考にしてみてくださいね。

大学受験はいつから準備するべき?


木のハテナ

結論から言えば、大学受験の準備は早ければ早いほど良いと言えます。よりレベルが高い大学受験を受ける予定ならなおさら早めに準備を始めた方が良いですし、高校1年生から大学受験の準備を始めても問題ありません。

大まかに決めるのは、高校1年生で文理選択、高校2年生ではオープンキャンパスが開かれるので、自分が学びたい学問の内容やキャンパスの雰囲気などを比較します。そして高校3年生で履修する科目を選ぶことになりますが、同時に受験科目になる可能性が高いので注意しましょう。

高校3年生では大学受験に向けた具体的なスケジュールを常に視野に入れておきましょう。その上で志望大学を早めに決めることも大切ですが、なかなか決められないという人でも春の三者面談や夏のオープンキャンパスを終えた8月頃には決めるのが得策です。

高校3年生になって慌てて準備を始めるようでは志望大学の選択肢が自ずと狭まってしまうので、高校1年生や2年生からしっかりと準備を進めるのがおすすめです。

偏差値別の開始時期


授業を受けている風景

大学にはそれぞれ偏差値が算出されていますが、偏差値が高い大学ほど受験難易度が上がっていきます。逆に偏差値が低いほど受験難易度も下がるので、今の自分の偏差値と志望大学の偏差値を比較して準備を始める時期を見極める必要性があります。

もちろん志望大学の偏差値が低くても油断しないように勉強しておくことが大切ですが、準備はそれほど焦る必要性はないかもしれません。志望大学に進学する理由は人それぞれですが、偏差値が低くてもやりたいことができる大学であれば進学する価値は十分にあります。

偏差値が低い大学で今の偏差値とそこまで差が開いていない場合は、余裕を持つなら高校2年生から準備を始めても良いでしょう。高校3年生から慌てて準備する場合でも間に合うかもしれませんが、余裕を持った準備が大切です。

逆に偏差値が高い志望大学を選ぶ場合、今の偏差値との差が開いている場合は高校1年生からでも早々に準備を始めましょう。偏差値の差が開いているということは、それだけ合格できるラインを大きく下回っているということになるので、誰よりも早めに準備する気持ちでいないといけません。

本当にその大学しか本気で狙わないという確固たる気持ちがあるのであれば、高校に入学してすぐに準備を始めるのがおすすめです。

塾や通信教育、家庭教師はどれがオススメ?


丘で本を読む女性

大学受験において合格率を高めるため、自分の偏差値を上げるためなど様々な目的がありますが、塾や通信教育、家庭教師と足りない部分を補う勉強方法を取り入れるのが効果的です。

ただ、その中でも特におすすめなのは家庭教師です。確かに塾や通信教育も捨てがたいですが、志望大学に合格するためには少しの時間も無駄にできません。そのためには、自宅学習の癖を身に着ける必要性があります。

大学受験が控えているとはいえ、意外にも自宅学習の癖が身についている人はそこまでいないと言われています。特に夏の時期は勉強をする日が少ない人が増えるため、家庭教師が推奨されるのです。

家庭教師は本人の学習習慣や学習計画作成のサポートを行ってくれます。また、塾と違ってカリキュラムや学習習慣があらかじめ決められていないため、自分の理解度や学習レベルに応じた勉強ができるのが利点です。

自分が苦手とする科目や理解できない部分があったとしても、家庭教師なら理解できるまでしっかりと教えてくれるなど様々な利点があります。

大学受験には合計いくら必要?


電卓とグラフ

大学受験に合格することも大切ですが、もう一つ忘れてはいけないのが大学受験を受ける時の費用です。

この費用の内訳は、以下の通りです。

・国公立 約39万円
・私立文系・私立理系 約44万円

以上の受験費用は日本政策金融公庫が2018年2月に発表した調査結果です。

本来、受験費用のみであればここまで高額になることはありませんが、入学しなかった場合の入学金を支払う場合に上記の合計費用がかかります。これは第一志望校などの合否が発表されるまでの間、別に受験した大学に合格していた場合は指定された期日までに入学金を支払わないと入学資格が無効になってしまうケースがほとんどだからです。

万が一第一志望校や第二志望校が不合格になっていた場合、ここで入学金を支払っておかないと浪人することになってしまうので、保険は必要です。しかし、無事に第一志望校や第二志望校に合格していたとしても、先に支払った入学金は基本的に返還されません。

入学金は基本的に10万前後も必要になるため、費用のことを考慮するなら志望校のみに絞っておきたいところです。しかし、万が一合格できなくて浪人になりたくないのであれば、他の大学の受験しておく必要性があります。

総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)はいつから準備するべき?


並んでいる本

総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)も準備期間が必要です。

まず、総合型選抜(旧AO入試)は9月以降(現行8月)、合格発表時期は11月以降(現行では設定無し)となっています。つまり、一般入試よりもかなり早めに行われるため、早めに準備を始める必要性があります。

総合型選抜(旧AO入試)で特に重要視されるのは、志望理由書、面接、小論文です。これらをより完璧に仕上げるための準備は早ければ早いほど良いでしょう。中身や内容が伴っていなければ到底合格できないので、高校1年生から始めても遅くはありません。

学校推薦型選抜(旧推薦入試)は基本的に一般入試と同じように準備を始めるのがおすすめです。ただ、一般入試よりも面接や論文が重要視されるので、少なくとも4ヶ月前から準備を始めるのが得策です。

まとめ


山でジャンプする人

大学受験を控える高校生は非常に重要な時期であり、高校に入学してから準備しても遅くありません。むしろ入学してから勝負はもう始まっているので、一般入試や総合型選抜(旧AO入試)、学校推薦型選抜(旧推薦入試)を迎えるまでにできることは山ほどあります。

偏差値が高い大学ほど難関を極めるため、いかに偏差値を上げられるかが勝負です。そのためにも、オンライン家庭教師に分からないところが分かるようになるまで徹底して苦手を克服することが必要不可欠だと言えるでしょう。