通信教育での大学受験は少し不安…?
まずはじめに通信教育での大学受験に不安を感じている方、多いのではないでしょうか?
でも安心してください、不安を感じる必要なんて全くありません!
ではなぜ通信教育での大学受験に不安を感じる必要がないのでしょうか、この記事を読めばすべてがわかります。
この記事では通信教育(最近流行りの映像授業タイプ)での大学受験を成功させた筆者が通信教育での大学受験についてお話して行きたいと思います。
塾と通信教育のそれぞれのメリット・デメリットの比較など多角的な視点から徹底的に深堀りしていきます!
- 通信教育での大学受験を検討中の方
- 塾と通信教育でどちらにするか検討中の方
- 通信教育での大学受験に不安を感じている方
- 塾に通わないことが大学受験に不利になるのではと感じている方
そんな方に向けて本記事では大学受験における塾と通信教育について徹底的に比較をして実際に通信教育のみでの受験を成功させた筆者の経験談も交えてお話していきたいと思います。
まずはじめに…
まずはじめに、通信教育と塾の授業内容のレベルや質の差って実はほとんどありません。
一部の塾や予備校に所属する超有名講師による講義や、某◯◯会など特殊なものもありますが、通信教育の授業内容も最近はめちゃくちゃレベルも質も高いです。
むしろ塾や予備校で分かりづらいハズレの講師にあたってしまう可能性も考えると、通信教育は良い意味でも悪い意味でもコースなどによってレベルの差はあるものの授業内容や授業の質は均一です。
そこをメリットと考えるか、差がつきにくいと考えデメリットと取るかはそれぞれだと思いますが、今回は授業の内容や質以外の点で塾と予備校について比較していきたいと思います。
大学受験をする人はどちらを使っている割合が多い?
それでは世間一般では、通信教育と塾は大学受験の勉強法としてどちらが多く選ばれているのでしょうか。
大学を卒業した方に高校時代、塾に通っていたか聞いたところ約60%もの人が塾に通っていたというデータもあります。
それに対して、高校時代に通信教育を使用していた方の割合は約10%というデータがあります。
この数字からもわかるように大学受験においては塾や予備校を利用するのがポピュラーであることがわかると思います。
大学受験で塾を使うメリット・デメリット
ではなぜ大学受験においては塾や予備校を利用するのが一般的なのでしょうか?
利用率60%を超えるにはそれなりの理由があるはずです。
そこでまずは大学受験での塾・予備校の利用のメリットとデメリットについて確認していきましょう。
やっぱり多い!塾のメリット8つ
大学受験で塾に通うメリットは以下の通りです。
- 受験についての情報が入ってくる
- 進路の相談が可能
- 模試などのフィードバックを受けることが出来る
- 塾に行った時間は強制的に勉強できる
- 決まった時間割やカリキュラムで勉強するので勉強を習慣づけられる
- 疑問点があれば塾講師にすぐに質問できる
- 自習室やフリースペースなど塾の設備を利用可能
- 同じように塾に通う仲間と切磋琢磨してモチベーションを維持できる
塾は勉強に集中しやすくて、受験に向けて準備を思う存分出来る環境が整っています。
特に大学受験においての最大のメリットとして個人的には
・受験についての情報が入ってくる
・同じように塾に通う仲間と切磋琢磨してモチベーションを維持できる
の二点があげられると思います。
なのでこの2つについてもう少し詳しく解説していきたいと思います。
まず1つ目の受験についての情報という点ですが、受験は情報戦でもあると筆者は考えています。
特に大学受験は本当に情報が大切で、志望校決定から試験科目、模試の情報や受験の日程まですべて自分で調べると本当にとてつもない時間と労力を費やすことになります。
筆者自身、数年前に独学での大学受験を経験しましたが、情報の収集にとてつもなく苦労しました、いや本当に…
その時間と体力を勉強に充てることができていれば、と未だに考えます。
その点、塾や予備校ではほぼ全ての情報が自動的に入ってきます。
これは塾や予備校を選択した際の大きなメリットと言えるでしょう。
2つ目はモチベーションの部分です。
前述した通り私は独学での大学受験を経験していますが、孤独でのモチベーション維持って本当に大変です、しかもモチベーションを保てないと勉強がはかどらず負のサイクルに陥ってしまいます。
塾や予備校に通っていてもスランプに陥りモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれませんが、やはり一人よりは同じ目標を持つ仲間と共に勉強するほうがやる気がでると思います。
その他にも、受験的なテクニックを学べたり、受験のプロである講師といつでも直接話ができるなど数多くのメリットがあることがわかると思います。
でも意外とこっちも多い?塾のデメリット7つ
では逆に大学受験で塾を選んだときにはどんなデメリットがあるのでしょうか?
- 料金が高額になる
- 時間をかけての通塾の必要がある
- 家族全体が塾に通っているお子さん中心の生活リズムになる
- 集団塾の場合、一人ひとりに合った授業をするのは難しい
- お住いのエリアによっては自分に合う塾を見つけられない可能性がある
- 自宅学習の習慣を身につけにくい
- 塾の友達に会うのが目的になってしまう子もいる
この中でも特に
・料金が高額になる
・時間をかけての通塾の必要がある
の二点が特に大きいデメリットかと思います。
まず1つ目の料金面ですが、大学受験を控えた高校3年生の予備校の相場としては60〜70万円にものぼります。
ここに模試やテキスト、過去問などの費用に加えて長期休みの講習など気づいたら100万円を超えていたなんて話もよく聞きます。
そして2つ目として通塾にかかる時間があげられます。
塾に通うとなるとどうしても通塾に時間がかかってしまいます、もちろん家の近くの予備校に通っているなどのケースもあるかとは思いますが、かなりの時間をかけて塾や予備校に通っている方も多いと思います。
帰宅する時間が24時前なんてことも容易にありえます。
ですが大きなデメリットではあるものの、通常の人は英単語などの暗記科目に充てるなどすして、有効的に時間を利用することでデメリットを活かす事もできると思います。
大学受験で通信教育を使うメリット・デメリット
では今度は大学受験での通信教育についても見ていきましょう。
まずは通信教育のもつメリットについて確認していきたいと思います。
ここが魅力!通信教育のメリット5つ
大学受験で通信教育を使うメリットは以下の通りです。
- 自宅で学習できるので通塾の必要がない
- 紙教材やタブレット教材など様々な教材の中から選べる
- 全国どこでも自分に合うレベルの教材で学べる
- 自分の好きな時間に勉強できる
- 塾と比べて費用が安価
特に大きなメリットとして
・塾と比べて費用が安価
・自宅で学習出来るので通塾の必要がない
の2点が挙げられると思います。
まず料金面についてですが、大学受験を控えた高校3年生で通信教育の場合年間で5〜30万円ほどが相場となっています。
塾や予備校と比較したときにどれだけ安価で利用できるかが一目瞭然だといえます。
次に通塾の必要がなく時間的な制約がほとんどないということも大きなメリットと言えるでしょう。
自分でタイムスケジュールを作って勉強をすることができます、もちろん通塾時間も一切ありません。
やっぱり気になる…通信教育のデメリット6つ
続いて大学受験目的で通信教育を利用するデメリットは以下の通りです。
- 自主学習の習慣が身についていないと教材が溜まってしまう
- わからない部分があっても質問しにくい
- 大学受験をする仲間が出来にくくモチベーションを保ちにくい
- 自分で学習計画を立てる必要がある
- 自身で受験に関する情報を調べる必要がある
- 進路や志望校にいついての相談相手が少ない
特に大きなデメリットとして
・わからない部分があっても質問しにくい
・大学受験をする仲間が出来にくくモチベーションを保ちにくい
・自身で受験に関する情報を調べる必要がある
の3点があげられると思います。
1つ目のわからない部分があっても質問しにくいという点ですが、これは本当にきついです。
たとえば独学で過去問を解いていて、解答を見てもわからないとき(大学にもよりますが過去問、いわゆる赤本の類って本当に解答が親切じゃないんです…)など本当に行き詰まります。
やはり受験は時間との勝負でもあるので、いかに効率よく勉強するか、わからないところを解決するかが大切になってきます。
2つ目としてモチベーションの面です。
一人での受験勉強でのモチベーションの維持は本当にきついです。筆者自身の経験談ですが、本当に辛い。
かなりの強い意思があってもなかなか出来ることじゃありません、筆者の個人的意見としてはここが一番塾や予備校との大きな差だと思います。
最後に3つ目が情報収集を自分でしなくては行けないということです。
塾の方のメリットで書いたとおりで情報収集は大学受験において非常に重要な反面、一人で調べるには時間と労力をかなり消費します。
前述の通り受験は情報戦でもあり、時間との戦いです、かなり大きなデメリットと言えると思います。
結局大学受験に向いているのは?
ここまで塾と通信教育それぞれのメリット・デメリットを見てきました。
結論から言いうと、大学受験に向いているのは『塾・予備校』と言えるでしょう。
前述の通り、世間一般の利用率の数字でもそれは表れています、さらにメリット・デメリットを比較しても塾を選択するメリットがいかに大きなものかがわかると思います。
ですが、もちろん通信教育では大学受験が成功しないというわけではありません。
塾はもちろん、通信教育すら利用せずに完全な独学で難関校に合格している人もたくさんいます。
ですが、この記事では塾と通信教育との2つを比較しているので、一般的な視点からどちらかを選択する場合には今回は塾の方がよりベターな選択であるということになります。
でも通信教育での大学受験に不安になる必要はない!
『なんだ結局塾や予備校に通うほうがやっぱりいいんじゃん…』
ここまで読んでいただいてそう思われた方少なくないと思います。
でも通信教育での大学受験が他の受験生と比べてマイナスからのスタートになるのかと言われればそんな事は絶対にないんです。
通信教育での大学受験で合格を勝ち取るためには
- 学習スケジュールを立ててそれにそった計画的な勉強をする
- 通信教育のテキストに加えて市販のテキストや問題集を最大限活用する
- 明確な目標を定めてモチベーションを維持する
- 塾に通っている受験生に負けない情報量をスムーズに手に入れる
この4つのポイントを抑えるだけで塾や予備校に通っている受験生と互角以上に渡り合えます。
1つ目の
・学習スケジュールを立ててそれにそった計画的な勉強をする
については、週の初めに一週間のスケジュールを決定してそれにそって学習を進める方法がおすすめです。
また曜日によって教科を絞る勉強法も効果的で、土日は演習の日にするなど一日を細かく時間で分けて計画するのではなく一日単位でのスケジューリングがおすすめです。
2つ目の
・通信教育のテキストに加えて市販のテキストや問題集を最大限活用する
については、市販のテキストって実はめちゃくちゃ優秀です。
さらに赤本を始めとした過去問は受験勉強で一番重要な教材といっても過言ではありません。
いろいろな教材に手を出すのではなく、1つのテキストや問題集、過去問を何度も繰り返すことが重要です。
3つ目の
・明確な目標を定めてモチベーションを維持する
については、大きな目標と身近な目標を設定するのがおすすめです。
例えば大きな目標は◯◯大学合格、と設定して身近な目標は次の模試で偏差値◯◯などです。
最終的な目標に加えて、直近の目標も設定することでモチベーションを保つことができます。
そして4つ目の
・塾に通っている受験生に負けない情報量をスムーズに手に入れる
については、筆者が受験生のときこんな物があれば便利でよかったな…との思いから
『【令和5年度版】ここだけは抑えたい!受験イベントカレンダー』というものを作成してみました!
この資料では
- 出願日程
- 試験日
- 主な模試の日程や料金
などをまとめて掲載しています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
大学受験はいざはじまるとわかりますが、本当にシビアな世界です。
金銭面の関係や居住地の問題など、いろいろとご家庭ごとに事情はあるかとおもいますが、出来ることなら出し惜しみすること無くやれることは全部やるのがいいと思います。
ですが、結局は生徒さん自身の『努力量』と『意思の強さ』が一番重要です。
筆者自身、通信教育での大学受験でしたが、この状況を言い訳にしたくないとの一心で人一倍勉強して受験を無事乗り越えてきました。
塾でも通信教育でもその他の指導法でも完全独学でも大学受験は可能です、どの方法が選択可能で、どの方法が生徒さんに適しているのかをしっかりと見極めて大学受験に臨み、合格をつかみ取りましょう。