基礎の徹底の重要性

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2022/10/25

そろそろ今の学年も折り返し時期にきています。学年末テストや次年度受験生になる方に向けて今回は私が講師をしてきて見てきた成績の上がり方についてお話ししようと思います。


基礎が完全に定着した瞬間、成績はどんどん上がりだします。そのタイミングは人それぞれで多くの人が長い耐えどき期間の中にいることが多いです。その期間の勉強方法で、成績の上がり方は決まってきます。

そこで私の授業はとにかく基礎を徹底して時間をかけて基礎固めをして、忘れにくい確かな知識を得るためにの授業を進めています。

私の授業のキーワードは、

基礎の徹底」と「最短ルート」になります。

一言で基礎と短期と言っても色々な意味があります。今回はそれを詳しくお話ししていきます。


①成績の上がるタイミング


1ヶ月の授業で偏差値が10以上上がる子もいれば、1年後に凄い勢いで上がってく子もいます。これはこれまでの積み重ねによる違いだと思います。もともとある程度、積み重ねていただけどなかなか点が取れないという子は前者で、そう言った場合、基礎が抜けていることが多かったり、理解不十分で暗記で乗り切ってしまっていたりすることが多いです。この場合、基礎が固めを重点的にやると短期間で一気に上がります。


一方で、なかなか理解できなくて自分で積み重ねが難しかったり、その科目に良い印象を持てなかったり(苦手意識がかなり強い)、やる気が出ず勉強時間があまり取れてなかったりする子は後者にあたることが多いです。


しかし、どちらのタイプも基礎を徹底することで最終的には安定して点が取れるようになり、その生徒さん自身の最短ルートになっていることは間違いないです。


また、科目にもよります。理科はすぐにでも上がりますが、数学は今やっていることが成績に反映されるまでに数ヶ月かかると言われています。

成績が上がるのに時間がかかる科目ほど耐えて基礎を徹底的に仕上げるのが、一番短期で成績アップさせるコツだと思います。

具体的には、学校の問題集や教科書の例題の基礎のみで良いので、

自力で3回連続で解けるようになるまで解き続けることが効果的です!

応用は、せっかく理解したことが混乱する恐れがおるので、私の授業では初めのうちは完全に応用は捨ててしまいます。(基礎が仕上がると自然と応用を解く力がついているので、正確には捨てていないです)



②最短ルートとは


理解重視でないとにかくやり方暗記のような方法でテスト対策などをすれば一時的に点数は大幅にアップする可能性が高いと思います。

ただし、これには大きな問題点があります。


・理解伴わない暗記はすぐに忘れて次回以降のテストやこれから先の関連事項の単元に全く活かせず常にスタートに戻る状態


・テストは焦ったり、ど忘れするなどがやはり緊張から起こるものです。そんなとき、その場しのぎの方法を忘れた場合、点数を全く取れなくなってしまう


これらから、私はとにかくまずは時間がかかっても土台をしっかり固めて絶対的な力をつけられるように授業を進めています。

そのため、私の考える最短ルートとは人によって違います。1ヶ月の子もいれば1年の子だっています。どんな技を使うよりも基礎固めはその生徒さんにとっての最も安定した最短ルートになると思っています。

この後、③で記載しますが、基礎固めが完了した場合、かかった期間の差があっても点数にはほとんど差がなくなってきます。


③成績の上がり方


①で前述した通り、スタート地点によって成績が上がるタイミングは生徒さんによって全く違います。


まずは、早くに結果が出るタイプは、もともとの積み重ねがある分、基礎が入った瞬間の上がるスピードはすごいものがあります。過去に私が担当した生徒さんでも偏差値1ヶ月で10-20上がった生徒さんが何人もいます。

こういった生徒さんは、しばらく伸び続けます。ただし、ある程度までくると伸び悩む時期がきます。このタイミングが耐えどきです。大抵の場合、基礎・標準問題は解ける状態にここまででなっています。しかし、応用の壁にぶつかると伸び悩むことが多いです。

通常ここから伸ばしていくのが難しいのですが、基礎ベースで成績を上げてきたからの方の強みはここから出てきます。

基礎を固めると思考力がついてきます。なので、難しい問題に当たってもしっかり考えることができます。自分の頭で考えて理解できたことは強く定着していきます。


一方で、なかなか最初は結果が出ないタイプの方は、科目との相性が悪かったり(好きではない)、なかなか自主学習が難しかったり(解こうとしてもわからない、やる気が出ない)することが多いです。このタイプの場合は、まずはその科目へのモチベーションを上げていくことが大切です。すごく簡単な問題などかたスタートしてまずは自信をつけていく必要があります。私の場合は、文章題などは全てやらない!分数小数が出てきたらやらないくらいに基礎的なものだけを徹底します。

ここを突破する頃には、少しずつモチベーションが上がってきます。そこからは、意識が変わっているので、分数や小数などをやっても抵抗は少なくなってきますし、解く力もだんだんついてきています。

ここまでかかる時間は人によって違います。なぜなら、そこまでにどれだけ積み重ねてきたが違うからです。

ただ、こうやって時間をかけてやってきた子たちの成績は上がるタイミングでびっくりするくらい伸びます。いわゆる指数関数的に伸びるというやつですね。

最初は、赤点だった子が、1年間基礎を徹底した結果、学年上位に上がった子を何人も知っています。


どちらのケースでもとにかく基礎を徹底していけばタイミングは違えども成績は間違いなく上がります。



すでに授業を受けてくださっている生徒さんは、また冬休みのタイミングで基礎徹底習慣を設けようと思います。

冬休みは、学年末テスト、次学年への準備機関としてとても大切です。

一緒に頑張っていけたらと思います。

また、冬休みには、かなり枠は少ないですが、冬期講習も行う予定です。

来月、またブログにて告知させていただきます。

これから授業を検討いただける生徒さんも冬期講習を検討いただけたらと思います。

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