英単語の舞台裏 ㉓
2025/7/8
英単語の舞台裏 ㉓
Perceive
〜「見る」ことに意味をもたらす〜
こんにちは、英語担当のバックスターです。
今日ご紹介するのは perceive 知覚するです
この単語の意味は、「ただ見る」だけではありません。
五感や記憶と結びつけて、「それが何か」を認識するという、ひとつ奥の動きです。
たとえば、声の調子、部屋の空気、わずかな表情。
それらから「なんとなく分かる」こと。
それが、perceive の世界です。
perceive は動詞ですが、
名詞形 perception は、「見識」と訳があります
日本語の「見る」という字が、そこに含まれているのは実に興味深いと思います
perceive は、見えたものに意味を与える、静かな知覚の動詞です
目で見たものから感覚を育ててくれる、そんな動詞なのです。
次回の舞台裏でお会いしましょう。
この先生の他のブログ
英単語の舞台裏 ㉒Resilient〜しなやかに立ち直る力〜こんにちは、英語担当のバックスターです。今日の言葉は resilient。「困難にあっても、しなやかに立ち直る力」を意味します。大好きな言葉の一つです。私がこの言葉を聞いて思い浮かべるのは、強い風に枝をゆっくりと曲げ、ゆ...
記憶に残る“意味のつなぎ方”とアネクドートこんにちは、英語講師のバックスターです。今日は「英語に暗記は必要か?」という問いについて、少しお話ししてみたいと思います。結論から言えば、英語に暗記は必要です。単語や表現は、ある程度の「ことばの土台」がなければ、読むことも話すこともできません。しかしその“育...
「伝えるための音読、音読に繋がるリスニング」こんにちは、英語講師のバックスターです。英語の音読は、学校でも塾でも「大事だ」と言われ続けている練習の一つです。「何のために音読していますか?」「読むスピードを上げるため」といった答えでしょうか?少し立ち止まって考えてみたいと思います。音読の本質は、伝える...