1987年同志社大学文学部英文学科卒業 【資格】日本漢字能力検定(漢検)準1級<合格率10%前後>
漢検にはそれぞれの級に配当漢字というものがあります。大まかに言えば、小学校卒業程度が5級、中学校卒業程度が3級です。でも、生徒の中には中3で準2級や2級を取得する子もいます。漢字は日常にあふれているし、探っていくと何千、いや万の位に届くほど無数にあるので、無限大の世界なのです。今、日本では一部の例外を除いていくら優秀な生徒でも学年を「飛び級」することはできません。でも、漢検のような検定はそれが可能です。学年にこだわらず、どんどんチャレンジするべきだと思います。
漢検も英検につぐメジャーなものとなり、一定の級を取れば入試に有利、という実利的なメリットがあります。けれども、ただ単に級取得というだけではなく、国語力アップにも繋がります。書きとりに強くなるということだけにとどまらない国語の極意がそこにはあるのです。「読書」という簡単な熟語で考えてみましょう。この語のうち、「書」という漢字は書くという意味から少し離れて、「書かれたもの」=本という意味として使われています。でも、「読むための本」ということではなく、「本を読むこと」であると解釈します。動詞(読む)と→名詞(書=本)の間に「を」という助詞が入る場合は名詞→動詞の順番で解読します。このような作業を一瞬にして脳内でおこなっているのです。つまり、「①音読みを訓読みに変え、その漢字のさす意味を解釈する。②上下の漢字が、どの構成のパターンに当てはまるを考える。」ということで意味をくみ取っていくのです。もちろん、これは漢字熟語に限った話ですが、文章読解とは熟語の連続ですから、一つ一つの解釈を正確にやっていかないと、読解に「狂い」が生じてきます。検定は単に資格取得のためだけにあるのではなく、国語力アップの大きないしずえになることにもあるのです。
本当は漢字の面白さを存分に知ってほしいですが、受講者の立場になれば、「薀蓄はいいから、合格への近道を教えて。」というのが偽らざる心境でしょう。「最小の努力で最大の効果を」というのが私の見解です。私は準1級を取得しましたが、どうすれば無駄をなくし効率よく勉強できるかを考え、一回で合格しました。いくら努力してもあと1点で不合格になってしまったのでは意味がありません。ショートカットを知っています。教えます。
小学生から社会人まで、その方の受験級、特性に応じた戦略を立て、「最小の努力」を実現してゆきます。また、合格への足かせになっている苦手分野を克服す方法を明示し、単元すべに均整のとれた漢字力を目指します。
★宿題について➡コースの性質上、実戦形式の問題を解いてきてもらい、それを次回に解説するという形式にします。
★保護者様への報告➡方法指導後にマナリンクチャットにて。
1987年同志社大学文学部英文学科卒業 【資格】日本漢字能力検定(漢検)準1級<合格率10%前後>
はじめまして。金子と申します。 塾講師としての30余年。キャリアの中でいろいろなノウハウを身につけましたし、様々なテクニック・コツも引き出しに詰め込みました。接してきた生徒も無数にいるため、どのよう...
居住県の公立(学区)最難関校、私立校最難関クラス、国立高専などをはじめ多数。偏差値70レベルの学校学科も多数。合格実績は無数にあるりますが、それは当人の努力の賜物であり、また、他教科の先生のご尽力あっ...
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