つい無駄な時間を過ごしてしまうあなたへ

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2023/3/15

「今日も結局頑張れなかったなぁ」

そう思うことはありませんか?

「今週末はさすがに勉強しよう」と思っていたにも関わらず、

気付けばすでに日曜の夜で、「結局ほとんど勉強してないや。あーあ。」

こういった経験はあなただけじゃなく、たくさんの受験生が抱く悩みです。


無駄な時間との戦いは一生続く

社会人になっても、日中の仕事の疲れを言い訳に、自己研鑽をサボってしまう方が多くいます。

「YouTubeを見ていたら気付けば夜中だった」

「毎晩たいして面白くない動画に時間を食われている」

という話をよく聞きます。そして、私もそのうちの一人でした。


私は平日、夕方までは営業職として仕事をしています。

そこから帰宅し、受験生指導や入試問題分析、問題集作成などに励んだり、

休日は、仕事に役立つ知識社会情勢、読書などに時間を割いています。

もちろん、時にはリフレッシュとして趣味も楽しみます。


先述した通り、私は日中働いては、夜ぐったりとよくわからない時間を過ごしていたのですが、

ある考え方を取り入れてからというもの、生活は一変しました。


自身の「単価価値」を計算してお金をドブに捨てないこと

この考え方を取り入れることで、私は自由な時間を自己研鑽等、自分にとって価値のあるものへと変えることができました。


学生の皆さんにとっては、馴染みがない内容になるかもしれませんが、

今は社会全体の働き方が変わってきています。

「働き方改革」といった言葉が一時期蔓延りましたが、今は転職・副業が当たり前の時代です。

簡単な話、YouTuberも副業として実践されている社会人が多数いますし、

自分のスキルを磨いて、よりよい企業に転職する方も多くいらっしゃいます。


つまり、会社で労働していない時間の使い方にフォーカスされてきているということです。

副業をすることも、より給与水準の高い会社に転職することも、さらにはスキルアップして今の会社でより活躍することも、すべては結局はお金を生み出す行為になります。

したがって、もし労働以外の時間を無駄に過ごしているということは、本来得られるはずであるお金を捨てている、という行為に等しいのです。


学生・受験生だったら尚更大事

「でも自分は勉強でお金をもらっている訳ではないから、、、」

そう思う学生さんも多いでしょう。

たしかに今勉強することで1円たりとも現金は入ってきませんし、大学に合格したからといってお金がもらえるわけでもないでしょう。

ですが、私は「学生・受験生の単価価値こそがとても高い」と考えています。


理由は端的に2つ。

1つ目は、受験で志望大学に行くか行かないかで、あなたの大学の環境が変わります。

偏差値でものを語るのはあまり好きではないですが、やはり優秀な大学には優秀な学生が多いのも確か。同じ時を過ごす中で良い刺激を受けるでしょう。

また、もしあなたが将来、企業に就職する気でいるのなら、世はまだ学歴社会ということも念頭に置いてほしいのです。大学によって生涯賃金に大きく差があるのは、そういった背景があるからです。

2つ目は、受験を通して成功体験ができるかどうかが決まるからです。

大学に合格しても、勉強に限らず、人生において踏ん張りどころが何度か来ます。

「あのとき厳しい中でも勉強頑張って、大学に受かったんだから、大丈夫」という自信は、一生ものです。何にチャレンジするにせよ、その成功体験はあなたの挑戦を後押ししてくれます。

一方で、人生において1度も頑張れず何も上手くいかなかった人は、「どうせ、今回も無理だ」と挑戦する前に諦めてしまう傾向にあるのです。


したがって、一般的な社会人よりも、学生・受験生のみなさんの方が単価価値が高いという訳です。


誘惑に負けそうなときは冷静に考えて

現代はデジタル社会と言われる通り、本当に便利な世の中になりました。

情報はスマホ1つで無限に入ってきますし、楽しい動画やアニメ、ゲームなども手軽に楽しめる今の環境は、学生からすれば誘惑の宝庫です。

クリエイターは自分のコンテンツに時間をかけてもらうことでお金がもらえますので、「どうすれば強い誘惑になるか」を必死に考えて制作している訳です。極論、「みんなの時間をどう奪おうか」を考えているのです。


誘惑に負けそうなときは1度冷静になって考えてください。

「あ、今お金をドブに捨てているんだ」

「他人の思惑通り、自分の貴重な時間を奪われているんだ」

そう考えることができれば、あなたは本当にしたいことに着手できるはずです。


成功するために必要なたった1つのこと

もしあなたが成功したいと望むのなら「他の人がやりたがらないことをやり続ける」のが重要です。

これは大学受験も勿論、社会人になっても通ずるお話です。

受験もそうですが、競争相手がいるのであれば「差」を生み出さなくてはなりません。

多くの人にとって、やりたいことは千差万別やりたくないことは共通しています。

そして、この「やりたくないこと」こそが大事であることがほとんどで、受験生にとっても同じです。

1つ例を出すとするなら、「復習」なんかが良い例でしょうか。


YouTuberやTikTokerなんて言葉が今では若者の誰しもが知っている言葉になりましたが、

そのような動画クリエイターが狙っているのは、「多くの人の時間を搾取すること」です。

中には役立つコンテンツをお届けしていることもあるため、一概に悪とは言いませんが、大切なのはそれをあなたが「閲覧する予定にしていたのかどうか」を考えることです。

「気付けば、その動画を見ていた」というのであれば、その動画の内容が何にせよ「時間を搾取されている」という事実に他なりません。


「自身の単価価値」を考えて、選択的に自分の時間を過ごしてください。

そして、誘惑の多い現環境下でも、意思をもって何かに挑戦し続けてください。

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