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こんな生徒さんにおすすめ!
- 古文の勉強に革命を起こしたい方
- 古文が苦手だが、どうにかしないといけないと思っている方
- 知的好奇心が強い方
内容
この授業は、今までとは全く違った古文(日本語)の視点を導入するためのものになります。
なぜ古文が嫌いなのか
古文が嫌いな生徒の口からは多く、「古文は日本語じゃない」という話を聞かれます。
それを聞くたびに「それじゃ、日本語って何?」という言葉を返すようにしています。すると、すべての生徒は決まってそれに対する返事を持ちません。
実は我々日本語を母語とする人間の多くは、自分たちの話している「日本語」についてのまともな教育を受けていません。もちろん、格助詞やら敬語やらなにやら、中学校の時に学ぶよう教育課程は組まれていますが、実際のところ、その本質には触れられていません。
学ばずとも、話せるからよい。それが大多数の人の考えで、私もその点においては概ね賛同します。現代日本語の文法についてああだこうだ考えるのは、私を含めた文法屋(研究者)だけでも確かによい。
では、日本語が何かわかっていないのに、「古文は日本語じゃない」とはどういうことなのでしょうか。
結論から言うと、古文は日本語です。
我々が大学受験で学ぶべきは平安時代(中古といいます)の文法です。その古典文法は、時間の変遷とともに少しずつ、本当に少しずつ変化をしていき、現代の日本語へとたどり着きました。
確かに変わったところも多くあります。単語などはその顕著な例です。しかしその一方、変わらないところもそれ以上にあります。
言ってしまえば、日本語としての本質はほとんど変化していません。本質とは文をまとめるルール、つまり文法のことです。用言も、助詞も、助動詞も、敬語も、現代語となんら変わりありません。
でも、現代語の用言・助詞・助動詞・敬語について、きちんと説明できる人はほとんどいません。
つまり、「古文が日本語に見えない」のではないのです。「古文は日本語ではあるが、日本語がよくわからない」が正解なのです。
よくわからない文法で、見たことのない単語を用いれば、それは外国語と同じです。英語のように、はじめから「外国語です」という顔でいてくれる教科であれば、こちらとしてもその心づもりはできていますが、古文のことを「外国語だ」と思って取り組む人はほとんどいません。
そのギャップで勉強するのが嫌になってしまう人が多いのが「古文」ということになります。
この授業での古文の扱い方
私の授業は、一貫して「古文=日本語」のスタンスで展開されます。
古文が「外国語」であるなら、そういうつもりで勉強すればいいというのは、ナンセンスです。一般的な文法書・参考書・授業では、文法の説明を古文の現象として取り扱っています。つまり「外国語」としての説明をしているということです。
たかだか国語の一分野である「古文」を、英語と同じような扱い方をするのでは、割に合いません。すごく頑張ってもせいぜい50点(2025年からは45点)となるのではあれば、後回しにしようと考える人が多いのは非常に合理的と言えます。
英語の文法を学ぶのは、全く知らない内容を新しく脳にインストールしていくわけですから、これはすごく大変なことです。ですが、古文は日本語です。日本語のルールは説明できなくても、母語としている私たちは、その使い方を知っています。日本語は、すでにインストールされているわけです。
日本語を学ぶと言うことは、そのインストールされた整理のされていない日本語文法を、仕分け、片付け、そこに文法というラベルを貼るという作業にほかなりません。これは、新しく何かを覚えようとするよりも、ずっと少ないエネルギーで行えます。
そして、その整理された日本語文法を使って古文を読んでいこうというのが、この授業のやり方になります。
こちらは苦手としている人の多い「敬語」の説明で用いた板書になります。おそらく、一見するとなにが起きているのかわからないような図がてんこもりで、難しそうに見えるかもしれません。一段目をご覧いただければお分かりかと思いますが、最初に現代日本語としての「敬語」について説明し、それを古文に導入する流れになっています。
古文革命とは
目を引きたくて変なタイトルにしましたが、つまり「革命」とは「『外国語』としての古文をやめて、『日本語』としての古文にしよう」という意味になります。
小手先のテクニックなどは教えません。タイトルがタイトルですので、そうした期待を抱いてこのページをご覧になった方には申し訳なく思います。私たちが小説を読むように、古文の物語を読めるようになる、その導入をするのがこの授業になります。
ここで学ぶ内容は本質です。選択肢ありきの問題演習ではない、たしかな学力を醸成することを第一の目的としています。私が最も得意な分野は国公立大学の二次試験対策になりますが、昨今の共通テストの「次はどうなるかわからない傾向」を考えても、どのような問題にも対応できる学力を身に着けていくことは非常に有効な手立てだと思っております。(共通テストの近年の傾向は、小手先のテクニックをつぶそうとするものだと私は見ています。)
最後に
実は、この授業は「他とは違う」大学受験古典【苦手から最難関大学まで】の初回体験授業をより掘り下げる内容のものになっています。
「毎週の授業は負担になるけど、単発なら」という方もいらっしゃるかと思い、ご用意する運びとなりました。
通年で継続する可能性もお考えの方は、上述の授業の体験授業のほうがおすすめになります。
とはいえ、こちらの授業単体で古文の大枠となる部分の解説をいたしますので、古文に革命を起こしたいとお考えの方は、休日に遊びに出かけるくらいの感覚で、ぜひ一度ご受講をご検討ください。
よくある質問
こちらの授業には漢文は含まれますか?
申し訳ありません、古文の単発授業になります。 漢文をご希望の場合は別途ご相談ください。
この授業はどのくらいのレベルを想定したものですか?
基本的にはどのレベル帯にも対応のできるものになっております。 共通テスト対策までの生徒もいれば、東大を目指している生徒もおります。 傾向としては難関大学を視野に入れた生徒が多いですが、レベル感は適宜ご調整いたします。
この授業のみの受講は可能ですか?
もちろん可能になります。 通年授業の体験授業ということですと、どうしてもはじめから単発のつもりではお問合せしにくいと思いましたので、今回こちらの授業をご用意いたしました。
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