英検1級受験者の悩み-エッセイやスピーチの理由が浮かばない..

英検1級受験者から1次試験のエッセイや2次試験のスピーチで理由が浮かばなくて困るという声を聞くことがあります。今回はそんな悩みをお持ちの方のために記事を書きたいと思います。

13の万能な理由

私がTOEFL iBTの受験対策をしていた時、「13の万能な理由」というワードリストに出会いました。これはTOEFLに限らず、英検1級にも使えると思いました。以下になります。

13の万能な理由

1.Achievement（業績）/success/prosperity

2.Acknowledgement（承認）/popularity/reputation/fame

3.Health（健康）

4.Safety（安全性）/security

5.Convenience（利便性）/ functionality/efficiency

6.Communication（コミュニケーション）/relationships

7.Law（法）/rules/regulations/guidelines/discipline/order

8.Desire（願望）/needs / satisfaction/happiness/ comfort

9.Economy（経済）/finance/business/employment

10.Education（教育）/creativity/human development

11.Environment（環境）

12.Humanity（人間らしさ）/freedom/ethic/equality

13.Technology（科学技術）/science/medicine

特に使える理由

その中でもEconomy（経済）、Health（健康）、Convenience（利便性）、Communication（コミュニケーション）、Environment（環境）などは使える頻度が高いと思います。

活用例

実際に上記のキーワードリストを使って理由を作ってみましょう。

＜英検1級1次の2021-2のエッセイ（理由3つ）＞

Can individual privacy be protected in the modern world?

Agreeでリストの中から

①Law: 法律で個人のプライバシーを守る

②Technology：セキュリティ技術の強化で個人のプライバシーを守る。

③Education：人々を啓蒙し、各自がプライバシーを守る。の3つの理由を考えられます。

＜英検1級2次のスピーチ（理由2つ）＞

Can racial discrimination be eliminated from society? （2014-2）

Agreeで理由はリストの中から

①Law: 法律で人種差別を行う人間を厳しく罰することで可能になる。

②Education：教育で平等と人種差別撤廃の重要性を啓蒙することで可能になる。を考えることができます。

Agree or disagree: Internet advertising is effective（2014-2）

Agreeで理由はリストの中から

①Convenience:だれでも簡単に広告にアクセスでき新商品を知り購入できる。

②Economy:企業は低コストで幅広い層の人々に宣伝でき、売り上げを伸ばせる。

を考えることができます。

もちろん必ずしも毎回エッセイの3つの理由すべて、2次面接のスピーチの理由2つすべてを上に述べた13の理由から考えられるわけではありません。しかしながら理由のすべてを自分一人でゼロから考えるのは結構大変です。たとえその一つだけでも上記のリストを使って理由を考えることができたらかなり楽だと思います。私はできるだけ13の理由から理由を考えるようにしてリストから使えない場合は自分独自の理由を考えました。

理由を考える練習

また英検1級の2次対策を行っていた時は2つの理由を30秒以内で考える練習をしました。

（例）Agree or disagree: University education should be free to everyone

Disagreeで理由はリストの中から

①Economy（経済）:教育費が高いので全員無料は現実的でない。

②Desire（願望）:すべての人が大学に行きたいわけではない。と言った具合に。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。