英検受験者の悩み-時間が足らない..

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2023/7/3

英検受験者から本番の試験時間内に解くのが難しいという声をきくことが少なからずあります。今回はこのことについて記事を書きたいと思います。(リスニングは音声とともに解いていく性質上、今回は割愛いたします。)


よくあるパターン

とりわけ、英検2級以上の難易度が高い試験の場合、次のようなパターンがあります。

・正解することばかりに力が入っていた。

・語彙力がないので単語のセクション(大問1)で15分以上かかってしまう。

・読解で読むスピードが遅いので解き終わるのに時間がかかる。

・作文が30分以内に書き終わらない。

・セクション練習では時間内に終わるのに通しだと、なぜか時間が足らない。



対策は?

本番で時間内に解けるようになるためには、日頃から時間を測ってその時間内で解くように練習することが必要です。英検1級の場合を例に挙げます。

  1. 語彙問題 12分以内
  2. 空所補充長文 2題を14分以内(7分、7分)
  3. 四択問題3題を 42分以内(12分、12分、18分)
  4. 英作文25分以内


(7分残るのでリスニングの選択肢の先読みに使う)を目安に解く練習することをおすすめいたします。これらをいつも意識してできるだけ時間内で解くことを練習していけば本番でも慌てずにタイムマネージメントができると思います。


通しだとで時間が足らなくなってしまう場合は?

セクションごとに練習しているときは時間内に解けても通しで解くと時間が足らなくなる人もいます。それには原因があります。機械と違って人間である以上、長時間問題を解いていると、集中力が途切れることがあります。また難易度が予想以上に難しいとさらに脳が疲れて頭が働かなくなることもあります。

これらの状況への対応能力を養うには休日など時間がたくさんある時に過去問を本番と同じように通しで解く練習が必要です。その中でどんな問題で苦戦し、どういうときに時間がかかってしまうのかを把握しておくと本番で予想外のことが起きても対応が楽だと思います。

本番に向けて

時間内に解くためにも次のようなことにも注意を払うと良いと思います。

  • 前日は早く寝て十分な睡眠をとることが必要です。寝不足だと実力を発揮できません。
  • 試験前に水分を取り過ぎず、トイレを済ましておくことも快適に試験を受ける上で重要です。
  • 糖分不足だと頭が働かないので試験前にバナナやチョコレートなどの糖分を含む食べ物を摂取することも役に立つと思います。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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