英検1級 攻略法 (単語編)

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2023/7/17

今回は英検1級攻略のコツ(単語編)をお話したいと思います。

単語攻略法

まずは「英検1級語彙対策」です。英検1級の第一関門はズバリ!「語彙のマスター」です。とりわけ、最初の大問1の短文の( )に入れる単語を4つの選択肢から選ぶというもの..これが本当に難しいです。 1万~1万5千語レベルの語彙力が求められます。

準1級をやっと受かったレベルの人だと選択肢の4つとも知らない、わからないということも決して珍しくありません。実際、「( )に入れる単語だけがわからない。」というボヤキを多くの英検1級受験者から耳にします。それに対してそのあとの空所補充や四択問題の長文、リスニングはそこまで難しい語彙は出てこないです。英検1級を難しくしている最大の要因は求められる「語彙水準の高さ」です。

逆に言えば「英検1級語彙対策」が順調にいけば、大きく合格の可能性が開かれます。しかも1万~1万5千語レベルと言っても「認識語彙」としてで「運用語彙」ではないので見て単語の意味が分かるレベルで大丈夫です。

おススメの単語集は、ズバリ旺文社の「英検1級 出る順パス単」一択です。出る順ランクがA,B,Cに分かれていてBランクまで9割ほどマスターできれば、大問1の25問中14問~17問は取れます。Cランクまでマスターできれば20問くらいの正答率にすることも可能です。

受験者の中には「英検1級 出る順パス単」をやったけど、本番であまりできなかった。この教材があまり良いと思わない。」と言う人もいますが、見出しの単語だけでなく、例文や小さい字で書かれている「派生語、類語」などの細かい情報までカバーしておけば、「そんなことはない。」と個人的には思っています。

私はこの単語集を柱にして、英文雑誌、英字新聞、インターネットの英語論文等で未知語に遭遇したら、ノートに書きだして隙間時間にパラパラめくって何度も見て覚えました。25問中17問以上正解するようになったら英検合格は半分達成できたといっても過言ではありません。

この状態になると英検1級の読解問題、リスニング問題も急に楽になったのを覚えています。まずは「単語の攻略」、これが要だと思います。


英検1級単語 覚えられない時

単語を覚えることが「英検1級合格」のカギだとわかっても実際には、「英検1級単語 覚えられない。」と悩んだり、嘆いていたりする人は多いのではないでしょうか?

私も昔「不合格B」を繰り返していたときは、どうしても「英検1級単語 覚えられない。」の気持ちが抜けず、見ても、読んでも、聞いても、書いても覚えられませんでした。「一生覚えられないかも..」と悲観していた時もありました。

しかしながら、「覚えなければいけない。」や「頑張らなければいけない。」という考えを捨て、「英語学習を続ける限り、英検1級合格を目指す限り、単語を覚え続けること」は変わらず続くので、「どうせやるなら、もっと楽しんでやろう」という考えに転換したころから、少しずつ変化が生まれました。

以下のような取り組みをしました。


①単語を覚える時間自体は短く、その分一日の中で覚えようとする回数を増やしました。

よく「繰り返せば繰り返すほど知識は定着する。」と言われます。全くその通りで、朝昼晩10分ずつ、電車移動の時、テレビのコマーシャルが流れているときに見直す、などをルーティン化したら、「単語暗記」がだんだん苦にならなくなりました。


②難易度の高い「新出単語」を覚えた喜びを味わう。

ある程度単語を覚えた後、英検1級の過去問の大問1だけをテストして正答率が上がっていたり、一流英文雑誌「Time」「Newsweek」「Economist」の一部を見て以前よりわかる単語が増えていたりすることを確認すると、達成感を感じて「やる気」が高まりました。


③自分流の楽しい覚え方を考案する。

語呂合わせで単語を覚えたり([例]vertebra(脊椎):(発音)バーテブラ←ばあちゃん手でブラ外す)、単語の横にイラストを描いたり\(^ー^)/、オリジナルの例文を作ったり(hectic(きつい):[例]My father is always complaining about his hectic schedule.:父はいつもきついスケジュールに文句ばかり言っている。)して楽しみながらやると覚えやすくなりました。


④よくできたときは自分にご褒美をあげました。

正答率が7割以上いったとき、「好きなスイーツを買って食べる、好きな映画やドラマを見る」などして「頑張っていい結果を出した先には楽しいことが待っている」と言う状態を作りました。上記はごくわずかな取り組みかもしれませんが、これらをきっかけにどんどん難解な「英検1級単語 覚えられる。」に変わっていきました。


この記事がお役に立てたら幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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