英検1級 攻略法(空所補充長文)

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2023/7/18

英検1級 攻略法(空所補充長文問題)



英検1級 空所補充が苦手..何とか改善したい!


単語を覚えるのは何とかなった。しかし長文読解でついつい点を落としてしまい、合格点に届かない。特に「空所補充」が苦手..と言う人も決して少なくないような気がします。


私が「英検1級合格」に近づいたと実感したのは「英検1級語彙」をある程度習得できたことの他に、「空所補充長文問題の攻略」にありました。「長文四択問題」「英作文」「リスニング」に比べるとやや地味なセクションですが、全問かほぼ全問正解できれば得点源になるので、コツをつかめば、かなり自信につながり、モチベーションアップにもなります。


以下「空所補充長文を得点源にする」秘訣を「私自身の英検1級受験経験」、「講師としての指導経験」をもとにお話しします。


空所補充長文問題で得点するには

①まず「タイトル」に注目!

「タイトル」がすべてを物語っているといっても過言ではありません。例えば、「Gender inequality at a workplace」とあればほぼ間違えなく「職場における男女差別」がテーマだし、「Paradox of eating habits」とあれば「常識と逆の食習慣のメリット」の話だと推測できます。さらに選択肢を見て、最後の二択で迷ってしまう場合、今までの経験上、十中八九「タイトル」によりダイレクトにつながっている選択肢が正解になることが多いです。


②9割の割合で段落の最初にトピックセンテンス(その段落の話の中心)が来ている。

これを押さえればその段落が「何について話しているか」=「話題の中心、ポイント」がわかります。空所の前後だけで答えを考えたくなりがちですが、トピックセンテンスを押さえることで「話の中心」がつかめます。

③大事な話は特定の表現で現れる。

英検では「一般論(常識・既成概念)⇔新情報」、「過去⇔現在」、「ボジティブ⇔ネガティブ」のように「対比関係」「比較対照」などの特定の表現部分に「正解のヒント」になる内容がよく出てきています。わかりやすい目印としては「but, however, although, yet, still」などの逆説の接続詞や副詞、「while, whereas、meanwhile」などの「対比関係を」示す接続詞があります。この部分を精読すると正解が浮かび上がることが多いです。


④実験、研究、調査の意外な結果(新事実・新発見)や権威ある人物(専門家、博士、有名人)の主張、信念の中に正解のヒントが隠れています。

「The research/survey/experiment showed~」や「Professor/Doctor ○○ claims/believes that ~」の「~」部分に大事な情報が書かれていることが多いです。


⑤抽象→具体の流れ 

通常英語では最初にやや大まかに「抽象的に」意見や考えを述べます。その後同じ趣旨の内容をさらに「具体的に」(適宜事例などを織り込みながら)詳細を続けて述べていきます。これは途中に「but/however」のような逆説語で前の内容をひっくり返して逆の内容を述べない限り、この同じ意味の流れは続きます。


⑥ポジ、ネガに注目

空所補充の選択肢を見ると半分がポジティブな意味の選択肢で残りの2つがネガティブな選択肢の場合、本文の意味の流れが「ポジティブなのか」「ネガティブなのか」さえわかれば比較的簡単に正解を絞り込める場合があります。

この記事がお役に立てたら幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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