英検1級 攻略法(リスニング)

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2023/7/21

英検1級 リスニング問題 正答のコツ

Part1

10問のDialogue形式の音声が流れます。基本的に男女2人の会話ですが、最後の設問になると男性一人、女性二人という場合もあります。取り上げられるトピックは「トラブルとその解決法、」「今後の予定(アクションプラン)」「買い物」「お金の使い方」「子供の教育」など様々で会話の場所は「職場、家庭、学校、お店、病院」などです。


どのトピックも「話題の中心」は何で、結局【「話のオチ」がどこに落ち着いたか】をしっかり理解する必要があります。往々にして男性と女性では意見が分かれていて、どちらがプラスでどちらがマイナスかを正確に聞き取ることも大切です。


メモをとる、とらないはどちらでもいいと思いますが、最重要キーワードは日本語でもいいので書き残しておくと正解選びに役立つこともあります。会話の場合は声のトーンが明るいか暗いか、話者の気持ちがhappyかunhappyかも参考になります。


対話形式のリスニングでは【but,などの逆説語の後ろ】【I want to~などの願望表現】【Can you~?/Will you~?/Please~.の依頼表現】、【Shall we~?やWhy don’t

you~?などの勧誘・提案の表現】や【~need to~./~have to~.などの義務・必要性を表す表現】がネックになることもあります。従って、これらの部分はしっかり聞くと正解しやすいかと思います。


Part2

1つのPassageが読まれ、それに対して2つの設問に答えます。全部で5問あり合計10個の設問に答えます。内容は「歴史、科学、IT、生物、医学」等いろんなトピックがあり、ややアカデミックな内容です。解法のポイントは長文読解のメソッドに似ています。以下のやり方が正答選びの助けになると思います。


①音声を聞く前に設問選択肢部分の名詞(固有名詞等)、動詞、形容詞でキーワードっぽい語・語句に印をつけておきましょう。

タイトルを聞いて内容を予測・推測しながら聞くといいでしょう。

逆接語(but, however, yet, although,

still, yetなど)の後

*while, although, whereas, meanwhileなどの対比表現に注目しましょう。

理由表現(because, since, as, due to~など)や因果関係(so, therefore, as a result, consequently, eventually)に注目するといいです。

実験・調査→新事実(物事の増減や変化)/人、動植物の特徴(できることや珍しいこと)を把握しましょう。

偉い人「(固有名詞や専門家(プロ)等)が~した。:発見した(discovered)・研究した(researched/studied)思う(think)・信じる(believe)」の中身に注目しましょう。

時を表す副詞に注目(in the past, now, recentlyなど)し、時系列ごとの特徴を整理しながら聞きましょう。

追加情報:複数の“example”がある場合は後のものが設問に絡みやすいです。In addition、moreover, also、another~」などの語に注意することも大切です。

Problems←Solutions

メリット・デメリット

要求表現(should, need to, ask人to原形等)が需要、必要性を示します。

感情表現:例)like, dislike, happy、unhappy, sad、surprised)


特に①~⑦は正解の決め手となるヒントの場合が多いので、特に意識して聞くとよいです。


Part3

Real-Life問題、計5題。 実生活で起こり得るトピック(買い物、家のリフォーム、留学手続きや履修、保険プラン、車や家電の修理、個人や会社の書類提出、官公庁や銀行の手続き等)になります。指定された条件ですべき選択肢、行動を選ぶ問題になっています。できればsituationに示された2つか3つの条件部分に印をつけておくとよいでしょう。条件に合った情報をいかに押さえるかがポイントです。Part1やPart2と共通点も多いですが、ヒントは以下の情報に含まれていることが多いです。


逆接語(but, however, yet, although,

still, yetなど)の後

*while, although, whereas, meanwhileなどの対比表現に注目。

理由表現(because, since, as, due to~など)や因果関係(so, therefore, as a result, consequently, eventually)に注目。

要求表現(should, need to, ask人to原形等)が需要、必要性を示す。

If~を使った仮定条件の表現部分。


他のPartとの違いは4つの選択肢の中で条件に合わないものを素早く外すことと、合っている選択肢をいかに早く見つけるかです。確信をもって正解が選べたら、音声がまだ読まれている途中でも次の設問の条件を読んで準備することが得策です。


Part4

Interview問題が1題で2つの設問に答える形式です。インタビューをする司会者とゲスト(インタビューを受ける人)のやや長めのやり取りを聞きます。インタビューされるゲストは「科学者、エンジニア、芸術家、写真家、企業の人事担当、作家」など様々な職業のプロです。司会者はまず(社交辞令の)あいさつの後、ゲストの職業内容、その職業をするに至った経緯などをききます。設問になりやすい部分は2つ目以降の質問からが多く、「その職業ならではの課題・問題点」、「ゲストが一番重要視している取り組みや新しいチャレンジ」、「国や文化の違いの対応策」「時系列によるトレンドの変化」「その業界の未来像」などの質問がきかれることが多いです。


ヒントとなるのは他のパートとも幾分似ていますが、「逆接語の後ろ」「比較対照」「理由・因果関係」「トレンド」「新発見、新プロジェクト」「失敗例や成功例」「未来のビジョン」などに注目すると正答を選びやすいと思います。

この記事がお役に立てたら幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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