ゲーム好きな子でも自然に勉強するようになる3つの心理テクニック

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2025/7/30

ゲームの誘惑、親子で悩んでいませんか?


「ゲームばかりで全然勉強しない…」

「やめなさい!」と言っても全く効かない…


これは多くのご家庭の共通の悩みです。

実は、「禁止」だけでは子どもの行動は変わらないことが心理学で分かっています。

むしろ我慢させるほど、ゲームへの執着は強くなることも。


そこで今回は、心理学を使ってゲーム時間を自然に減らし、勉強習慣をつくる方法を紹介します。




1. 先に禁止せず「ルール化」する


心理学の行動分析学では、行動を変えるには「強制」より「明確なルール」が効果的。

例えば次のように決めます。


勉強1時間したらゲーム30分

宿題が終わったらゲームOK


これはトークンエコノミー法(報酬型学習)に近く、

子どもは「やればできる」と思えるので反発が減ります。




2. ゲーム時間=勉強時間の「倍返しルール」


「勉強1時間したらゲーム30分」だけだと、まだゲーム中心の生活になりがち。

そこでさらに一歩進めて、ゲーム時間の3倍は勉強するというルールを設けます。


例えばゲーム1時間なら勉強3時間。

自然と「勉強しないと遊べない」サイクルが作れます。


これはオペラント条件づけの一種で、

ご褒美が努力量に比例することで勉強の習慣化につながります。




3. ポイント制+「ご褒美デー」を作る


毎日のルールだけだと、子どもは飽きます。

そこでポイント制を導入すると、ワクワク感が生まれます。


・勉強1時間で10ポイント

・宿題完了で5ポイント

・テスト目標達成で50ポイント


100ポイント貯まったら、ご褒美デーとして好きなだけゲームOK!


この方法は心理学でいう変動比率報酬に近く、

「たまに大きなご褒美」があるとモチベーションが持続します。




4. 勉強習慣を「自然に」作ることがゴール


大事なのは、勉強を義務ではなく習慣に変えること

いきなり「禁止」や「時間制限」だけをしても逆効果です。


・明確なルール

・努力に比例したご褒美

・たまに大きなご褒美デー


この3つを組み合わせれば、

気づけばゲームよりも勉強が生活の中心になっていきます。

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