オンライン家庭教師マナリンク

「なぜ?」がわからない人へ。大人のプロが使う、勉強の「Why・What・How」を絶対に混同しない方法

2026/7/4

前回のブログで、「What(丸暗記)」ではなく「Why(探究)」の学びが、応用力をつけるために不可欠だというお話をしました。

すると、生徒さんや保護者様からこのような疑問をいただくことがあります。

「先生、言いたいことは分かります。でも、**そもそも勉強において『Why(なぜ)』ってどうやって見つければいいんですか?**」

「『What(何)』や『How(どうやって)』と頭の中でごちゃ混ぜになってしまいます」

これ、実は大人のビジネス(プロジェクトマネジメント)の世界でも、全く同じ混乱が起きています。システム開発などで「何を作るか(What)」と「なぜ作るか(Why)」をごちゃ混ぜにした結果、プロジェクトが炎上するケースは後を絶ちません。

そこで今回は、プロジェクト管理(PM)のプロが使うフレームワークを中高生の勉強用にアレンジして、**「Why」の正しい見つけ方と、混同を防ぐ切り分け方**を徹底解説します。

「Why・What・How」をすっきり切り分ける3つの質問

頭の中の混同を防ぐためには、勉強している内容に対して、以下の**「3つの質問」**を順番にぶつけるのが最も効果的です。

ここでは英語の「現在完了形(have + 過去分詞)」を例にして、上から順番に頭を整理してみましょう。

*① Why(なぜ?:目的と理由)**

*ぶつける質問:** 「なぜ、過去形じゃなくてこの形を使う必要があるの?」

*答えのイメージ:** 「過去の出来事が『今も続いていること』を強調したいから」という、その単元が存在する目的です。

*② What(何?:形とルール)**

*ぶつける質問:** 「で、具体的に形(ルール)としては何なの?」

*答えのイメージ:** 「have + 過去分詞 という形」という、覚えるべき具体的な知識そのものです。

*③ How(どうやって?:手順と解法)**

*ぶつける質問:** 「どうやって問題を解けばいいの?」

*答えのイメージ:** 「sinceやfor、alreadyなどのキーワードを探して訳し分ける」という、テストで点数を出すための作業手順です。

多くの生徒さんが行き詰まる原因は、**①のWhy(理由・目的)をすっ飛ばして、②のWhat(形)を丸暗記し、③のHow(解き方の手順)という作業だけを繰り返しているから**です。ここを上から順番にクリアにしていくのが、PM流の頭の整理術です。

具体的に【なぜ(Why)】を見つける2つのアプローチ

では、日々の勉強の中で、どうやって「Why」をあぶり出せばいいのでしょうか。私の指導でも実践している、PM流の2つのアプローチを紹介します。

アプローチ1: 「5回のWhy(なぜなぜ分析)」

トヨタの生産方式でも有名な「5 Whys」です。ひとつの公式や決まりに対して、しつこく「なぜ?」を繰り返します。

*生徒:** 「台形の面積の公式は、(上底+下底)×高さ÷2 です(What)」

*講師:** 「**なぜ**、2で割るの?」

*生徒:** 「あ、同じ台形を2つひっくり返して並べると、平行四辺形になるからか!」

*講師:** 「じゃあ、**なぜ**(上底+下底)をするの?」

*生徒:** 「並べた平行四辺形の底辺の長さが、上底と下底を足した長さになるからだ!」

ここまで掘り下げて初めて、公式が「丸暗記の作業」から「納得の知識(Why)」に変わります。

アプローチ2: 「逆張り(もし〜がなかったら?)質問」

Whyが見つからないときは、**「もし、この文法や公式がこの世になかったら、何が困るだろう?」**と考えてみます。

*例(数学の因数分解):** 「もし因数分解という技術がなかったら?」

→ 複雑な2次方程式を解くときに、毎回めちゃくちゃな計算作業(How)が必要になって発狂する。だから、計算をサボる(効率化する)ために因数分解(Why)があるんだ!

「困ること」の裏返しこそが、その知識が存在する「Why(目的)」です。

まとめ:私のコースで手に入るもの

私の指導(コース)は、ただ問題の解き方(How)を教えるスクールではありません。

新しい単元に入るたびに、まず**「そもそも、なぜこれを学ぶのか?(Why)」**の霧をクリアにすることから始めます。ここが定義できて初めて、具体的な知識(What)がスムーズに頭に入り、解法(How)が自由自在に使えるようになります。

「いくら解き方を教わっても、塾の宿題がただの作業になってしまっている」

そう感じている方は、大人のマネジメント手法を取り入れた「Whyから始まるロジカルな勉強法」を、ぜひ一度体感してみてください。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

平均点以下の生徒さんにおすすめの指導コース

英語の単発/短期コース
【短期集中】10回完結!中2~3生のための英文法/英語長文
タイプ別
無料体験あり
【短期集中】10回完結!中2~3生のための英文法/英語長文
50,000円
60分(全10回)
中学2・3年生
  • 分厚くない教材を使ってまずは基礎を学びたい中学2~3年生の皆さん
  • 英語長文(文構造把握や構文)が苦手で点数が取れない中学2~3年生の皆さん
  • 英文法の遅れを取り戻したい&苦手を克服したい中学2~3年生の皆さん
コースの詳細を見る
高校数学の月額コース
平均点まで点数を上げたい人のためのテスト対策
無料体験あり
平均点まで点数を上げたい人のためのテスト対策
20,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
高校1・2年生
  • 小学生の頃から苦手
  • 高校から急に点数が取れない
  • 勉強をしているが点数が上がらない
コースの詳細を見る
3,500円
45分(全1回)
小学1〜6年生
  • 学校の音楽のテストで、ひとりで歌うのが不安!
  • 学校の音楽で、歌に自信がない…
  • 学校の音楽で、何か発表しなくてはならない…
コースの詳細を見る
国語(中学生)の月額コース
プロが教える!基礎レベル中学国語【中1~中3】
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
プロが教える!基礎レベル中学国語【中1~中3】
24,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 国語の成績が平均点以下の方
  • 定期テストの結果に焦りを感じている方
  • 苦手な国語を、プロの先生にしっかり教えてもらいたい方
コースの詳細を見る
英語の月額コース
10点台から脱却へ!点数を上げる方法が分かる中学英語講座
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
10点台から脱却へ!点数を上げる方法が分かる中学英語講座
16,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 何がわかっていないかが分からない
  • 平均点になかなか届かない
  • 分かっているつもりでも点数がのびない
コースの詳細を見る

この先生の他のブログ

タケウチの写真

秋に志望校が動くとき、何を見て決めるか

2026/9/24
9月から11月にかけて、模試の回数が増えます。そして、この時期に志望校が動きます。下げることもあれば、上げることもあります。どちらも普通のことです。ただ、そのとき何を見て決めているかは、一度確かめたほうがいいと思っています。多いのは、判定だけで決めてしまうことです。判定は、今のままいったらどうなるか...
続きを読む
タケウチの写真

返ってきたテスト、点数を見る前にやること

2026/9/24
テストが返ってくると、まず点数を見ます。当然です。私も見ます。ただ、点数からは次にやることが決まりません。48点だったとして、では何をすればいいのか。そこは点数のどこにも書いてありません。書いてあるのは、×のところです。ご家庭でできることをひとつ挙げるとすれば、返ってきた答案を広げて、×がついた問題...
続きを読む
タケウチの写真

「やる気がない」の中身を、分けてみます

2026/9/24
面談でいちばん多く出てくる言葉です。「うちの子、やる気がなくて」。言いたくなる気持ちは分かります。ただ、この言葉が指しているものは、実は一つではありません。私が見てきたかぎり、少なくとも4つくらい、別のものが混ざっています。ひとつめは、要領がよくて手を抜いている子です。やればできることが自分で分かっ...
続きを読む
タケウチの写真

コースの説明文を、全部書き直しました

2026/9/24
担当している4科目ぶん、コースの説明文をすべて書き直しました。せっかくなので、何を変えたのかを書いておきます。前の説明文を自分で読み返してみて、いちばん気になったのは、普段やっていることが何ひとつ書かれていないことでした。「丁寧に指導します」「一人ひとりに合わせます」。たぶん、どの先生のページにも書...
続きを読む