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コーチング 言葉が変われば心が変わる

2024/1/2

コーチング 言葉が変われば心が変わる


ニュージ―ランドでの体験

昔、20代の頃にニュージーランドに海外学習の引率に行ったことがある。そこで面白いことを発見した。


20代の頃、日本で服を買いに行ったときなど店員の方などが近づいてきたりしたとき、一人で見たいのだが、声をかけられた場合、断りづらくって、つい店員さんと会話し、ペースに載せられて服を買ってしまうということがよくあったのだが・・・・


ニュージランドに行った時に、その「断りづらい」っていう感覚が、とても弱くなっていることに気づいた。


何かすすめられた場合でも、「ノー」「ノーサンキュー」が何の抵抗もなく言えるのである。

自分の心のなかの、何か逡巡するものが、きれいになくなってしまっているのである。


それがなぜかっていわれるとよくわからない。


外国に行っているっていう緊張感でたまたまそうなったのかもしれないし、慣れないめったに使わない英語をつかっているので、そこに神経がいって、断ろうか断るまいかっていうところに心の重点が置かれなかったのかもしれない。


答えはでないのだが・・・・・・


ただ、本当に心の中に葛藤がなかったのだ。さわやかに、「ノー」が言えたのだ。なんかもし英語がペラペラ話せるようになったなら、日本語を使う私はとは少しキャラの違う、メリハリのきいた人間になれるのではないかなんて思ったりもした。




言葉が変われば心が変わる


心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わるれは、よく言われることである。


そして、その前に


「言葉が変われば心が変わる」


この言葉をつけて説明する人たちもいる。私もその一人だ。


さっきのニュージーランドでの体験も、この部分と私は重ねて考えている部分がある。


まさに

「結構です」という言葉を「ノーサンキュー」という言葉に変えた時に、自分の心が見事に変わっていた。


「結構です」という言葉には、今までの自分の過去の体験がいっぱいしみついているのかもしれない。


「ノーサンキュー」は、なんのわだかりもなかった。


自分自身、教える生徒やコーチング相手に、このことを相手により強弱はつけてはいるが、積極的に変えていくように提案して来た。


人が、様々な過去のマイナス体験がしみついた弱い言葉を使うと、心がやはりそのまま弱くなっていくのではないかと思うし、


逆に


あまり使ってこなかったプラスの言葉をしっかり使っていくと、どんどん心もプラスの方に動いていくと確信している。


なぜなら学校で教えていた子どもたちは、長いスパンで見ることも多く、大きく変化していく様子をつぶさに目撃してきたからである。


前も書いたが、運動部などの日誌で、積極的な言葉、前向きな言葉、強気な言葉、失敗に対する積極的な振り返り・・・・・。こういった言葉を繰り返していくと、本当に子どもたちは、あんなに弱かったのにって子たちが、見事に力強く成長していくのである。


まさに「言葉が変われば心が変わる」である。



コーチングの課題


大人相手のコーチングの場合、毎日の日誌の交換というわけにはいかない。ワークみたいな形で、できるだけ積極的な言葉を使用する、周りに宣言するというような取り組みはしているが・・・・・・


大人相手のコーチングにおいても、前向きな言葉をどんどん使用できるようにになっていくような工夫をしっかり考えていく必要がある。これが大きな課題である。

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