証明② 言葉の持つ意味から推測し、日常と関連付ける【英語】
2024/4/19
国語が他教科を勉強する上でどれほど重要なのか、英語の「前置詞」を例に証明していきます。
調べたところ、英語の前置詞は78個もあるそうです。
数が非常に多い上、似た意味を持つものもたくさんあるので、苦手な人も多いのが現状です。
そんな時こそ国語の力の見せ所です。
百聞は一見に如かず、次の問題を解いてみましょう。
次の英文の( )には、inかonのいずれかが入る。それぞれ適切な方を書きなさい。
- I'll play in a basketball game ( ) November 3.
- My older brother will have his wedding ( ) November.
inは「~の中に」という意味を、onは「~の上に」という意味をそれぞれ持ちます。
まずは英文1、2を意訳してみましょう。
- 11月3日にバスケットボールの試合があります。
- 11月に兄の結婚式があります。
onもinも「日程」を表す語句の前に入るので、カレンダーに書き込んでみましょう。
英文1の日程は「11月3日に」とはっきりしているので、11月3日の上に書き込めます。
よって、適切なのは「on」です。
対して、英文2の日程は「11月に」と大まかにしかわかっていないので、11月の予定(上図の左下)の中に入れておくしかありません。
よって、適切なのは「in」です。【終】
inとonの違いを、それぞれの言葉の持つ意味から推測し、「カレンダーに日程を書き込む」という日常と関連付けることで明らかにしてみました。
勉強で大切なのはイメージです。
前回の記事で取り扱った数学の「場合の数」も、問題のキーワードを見抜き、そこから
「それぞれの硬貨を最低1枚使うんだから、100円+50円+10円=160円……あ、そっか!500円のうち160円分の支払い方は決まってるから、残り340円をどう支払うか考えればいいんだ!」
と、どんどんイメージを膨らませていったことで答えを導き出せたのです。
この考え方は英語や数学に限らず、社会でも理科でも非常に有効です。
問題のキーワードを見抜く→言葉の持つ意味から推測し、日常と関連付ける
この一連の流れを徹底し、知識の更なる定着を図りましょう。
昨日が数学、今日が英語と来たので、明日は社会にします。
楽しみにしていてくださいね。
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