勉強のやる気を引き出す環境づくりの秘訣
やる気というものは、当たり前ですが、気合いだけでは出ません。まず環境をつくる必要があります。中学受験で頭が止まっている人はとくに。
環境のつくりかた
まず、やるべきことを整理します。
たとえば、中高一貫校の英語はやることが非常に多いので整理整頓が絶対に必須です。
この教材は単語を覚える用のもの。教科書は音読する用。文法問題は参考書を見ながら問題を繰り返し解く用。などなど、それぞれの教材の「役割り」をもとに「やるべきこと」を整理します。
まわすことが重要
役割りをもとに整理できたら、それぞれの教材を「そのように」使用するわけですが(当たり前だ)1つの教材しかないわけではないので、複数の教材を「そのように」使用して勉強します。
ポイントは複数の教材を「そのように使用する」サイクルを「まわす」ことです。
まわせば、それがやがて習慣になります。
その習慣ができればやる気がなくてもそのサイクルの中にいさえすればよいので、むずかしいことはありません。やる気がなくともとりあえずまわす。これだけです。
何を言っているのかわからない人は家庭教師を雇ってください。最初の整理整頓からサイクルをまわすところまで導きます。
ちなみに、集中力がないとか、細かなことを問題視する保護者の方が多いですが、サイクルができれば細かなことは「おのずと」是正されるので心配いりません。
ポイントは「おのずと」です。なんでもかんでも意思の力でどうにかなるわけではないのです。大人の世界だってそうでしょ? やがてできるようになることに、私たちの人生は支えられているのです。このへんのことは、ヒトのもつ知的好奇心を信用していないとそういう発想にならない。だから「これからやろうとしている子」に「勉強しろ」と言って親子喧嘩になるのです。
さらにいえば、サイクルもできてないのに細かいことを問題視していじくるから、さらに悪い方に向かうのです。まずはサイクルをつくること。シンプルにそれだけ。