合格する志望理由書の書き方
2025/7/1
志望理由書は「過去、現在、未来」というストーリーで書きます。具体的には以下。
高校でこういう勉強をやってきた。その結果、これがわかった。これができるようになった。しかしこれがわからないので、貴学貴学科で勉強したい。卒業後はこういう仕事をとおして、こういう社会貢献をしたい。
これだけです。
わたしたちはふつう、さまざまなことをやって今の年齢になっています。その膨大なやったことの中から1つ、軸を見つけるのです。
それはふつう、他者との対話をとおしてでしか決まりません。自分は自分の過去を「さまざまなことをやってきたふつうの高校生」としか認識していないからです。だれかと対話することによって「軸」を「見つけてもらう」のです。
また、こういう勉強をしてきたので大学でこういう研究テーマで研究したい、と書く際の研究テーマがものすごく重要です。
テーマ=問いには、本物の問いと偽物の問いがあります。偽物の問いを書いたのでは話が膨らみません。その必然の結果、なんの魅力もない志望理由書になります。
対話をとおして「軸」を見つけ、かつ研究テーマをつくる。これが志望理由書の肝になります。
この先生の他のブログ
生徒さんから、「英検2級の2次試験のスピーキングの発音が満点だった」との報告を受けて、おおいに驚いている人見です。私はどの生徒さんにも、カタカナ英語しか教えた覚えがありません。もちろん、美しい発音ができればいいなと思っており、来月から、発音でつとに有名な浜家有文子先生の教えを請う予定でいますが、カタ...
本日8月9日(土)19:00から、東京ローカルのMVテレビに出演します。収録です。夏期講習で忙しくて収録スタジオに行けないかと思いましたが、行けました。本など読まなくてよい、というふざけた(?)主張に対してお笑い芸人さんがからんでくださってます。よかったらご覧ください。ちなみに、テレビ的演出が多分に...
総合型選抜における志望理由書の採点基準は各大学とも非公開です。しかし、毎年、総合型選抜を受験する生徒さんを指導するなかで、合格する生徒さんと、そうでない生徒さんがおり、その違いから合否の基準を類推することができます。すなわち志望理由書に、大学における研究テーマを書けているか否かが、合否の基準ではない...
さあ、8月になりました。受験生のなかには1日12時間勉強しようとかたく心に誓っている人もいるのではないでしょうか。さて、8月にガチでやっておかないと11月に詰んでしまうこと、それは国語と英語の読解演習です。8月に「読めるように」なっておかないと、11月に詰みます。11月の次は(当たり前ですが)12月...