読解力とは何か? ~東大英語にも通じる「構造を読む力」~

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2025/8/30

受験勉強を進めるなかで、多くの高校生が「読解力をつけたい」と考えます。しかし、読解とはただ文章を目で追って内容を拾うことではありません。真の意味における読解とは、文章の背後に隠れている「構造」をとらえることです。これができて初めて、現代文でも英語でも古文でも、文章の意味がしっかりと浮かび上がってきます。


現代文の読解とは

現代文では、筆者の主張とそれを支える根拠の関係を見抜くことが欠かせません。因果関係や対比といった論理のつながりを意識すると、文章全体の骨組みが自然と見えてきます。単語や一文にとらわれず、全体の「設計図」を意識することが、内容を正しく理解する近道です。


英文読解に必要な視点

英語も同じです。単語や文法を覚えても、段落の流れや接続詞の働きを読み取れなければ、文章全体の意味をつかむことはできません。特に東大英語では、細かい知識よりも論理の流れを素早く整理できるかが問われます。そのため、英文読解は「構造を読む力」を養う格好の練習となるのです。


古文における読解のポイント

古文においても、助詞や敬語が人物関係や心情を表す大事な手がかりになります。そうした手がかりを読み取ってこそ、物語の展開や人物の動きが理解できます。古文もやはり「構造を読む」という点で現代文や英語とつながっているのです。


読解力を鍛える具体的な方法

では、読解力を高めるにはどうすればいいのでしょうか。おすすめは次の2つです。

1,段落ごとに要点を一行でまとめる

文章の流れをつかむ練習になり、設計図を意識する習慣が身につきます。

2,接続詞に注目し、因果や対比を整理する

「だから」「しかし」といったつなぎ目を丁寧に追うことで、筆者の論理展開がより鮮明に見えてきます。

特に東大英語の過去問を解くときは、まず本文を通読して大まかな流れをつかみ、その後で段落ごとの役割や論理のつながりを確認していくと効果的です。難しい単語にこだわるよりも、文章の骨組みを押さえることが得点に直結します。


読解力は一生の財産

読解力は一科目にとどまらない基礎的な力であり、学び全体を支える土台です。大学入試で必要とされるだけでなく、社会に出てからも情報を整理し、自分の考えを深めるために不可欠な力となります。簡単にいえばそれは、他人に騙されにくい人格といいましょうか、他者に利用されづらい人格を形成してくれます。真の勉強とは生活に還元できるなにかですから、そう言えると私は思います。

だからこそ、高校生のうちから文章の「構造」を意識して読む習慣をつけることが大切です。それは入試を超えて、生涯にわたる学びを支える大きな財産になるはずです。

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