夏休みのスケジュールは「合格への設計図」

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2025/7/23

こんにちは、教師の津田です。

中学3年生にとって、夏休みは「受験の天王山」とも言われる大切な時期です。

学校の授業がストップし、自分の勉強に集中できる時間がたっぷりとれるからこそ、

どう過ごすかで秋以降の成績が大きく変わります。

しかし、

「やる気はあるけれど、どう計画を立てればいいかわからない」「毎年ダラダラしてしまう」

という声も少なくありません。

今回は、受験生として夏休みを有意義に過ごすためのスケジュールの立て方について考えてみましょう。



・まずはここから!

まず大切なのは、「目標を明確にすること」です。

志望校のレベルや、今の自分の成績をしっかり把握し、

「この夏にどこまで力をつけたいか」を具体的に決めましょう。

「英語の長文に慣れる」「数学の応用問題に取り組む」「社会の重要語句を完全に覚える」など、

教科ごとに小さな目標を設定することで、やるべきことが見えてきます。


・1日のスケジュール

次に、1日のスケジュールを具体的に組み立てていきます。

ポイントは学校の授業と同じように「時間割式」にすることです。

たとえば、


「午前9:00~10:30 英語長文読解」

「10:30~11:00 休憩」

「11:00~12:30 数学演習」


といったように、時間と内容をセットにします。

こうすることで、何をどのくらいやるべきかが明確になり、気持ちのメリハリもつけやすくなります。


とはいえ、詰め込みすぎは逆効果。

集中できる時間には個人差があるので、自分に合った「勉強→休憩→勉強」のリズムを見つけましょう。

1時間勉強したら10~15分休む、といったサイクルが多くの受験生にとって効果的です。

スマートフォンやテレビなどの誘惑は、できるだけ勉強の時間帯から遠ざける工夫も必要です。


・夏休み単位でのスケジュール

さらに、週ごと・月ごとの見直しも忘れてはいけません。

計画を立てる段階では理想通りにいかなくても大丈夫。

実際に2,3日ほどやってみて、

「この時間は集中できない」「もっと復習が必要」といった気づきがあれば、柔軟にスケジュールを修正しましょう。

自分自身で考え、調整していく力も、受験に向けて大きな武器になります。


・メリハリをつけよう

また、夏休みは体力勝負でもあります。

毎日机に向かうだけでは気持ちが疲れてしまいます。

早寝早起きの生活リズムを保ち、1日1回は軽い運動や外の空気を吸う時間をとることも大切です。

心と体のバランスを保つことが、勉強の効率を上げる秘訣です。


・おわりに

最後に忘れてほしくないのは、「完璧でなくてもいい」ということ。

計画通りにいかない日もあるでしょう。

そんなときに落ち込んだり、途中でやめてしまったりせずに

「次はこうしてみよう」と前向きに考える姿勢が、受験生としての成長を支えてくれます。

スケジュールはあくまで道しるべ。大切なのは、自分にとって意味のある夏にすることです。


夏の40日間は、長いようであっという間です。

後悔のないよう、今日から少しずつ準備を始めていきましょう。


あなたの努力は、きっと秋の実力、そして春の合格につながっていきます。

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