応用力を鍛えて合格に近づく実践物理演習【医学部受験】

◆こんな課題・悩みを抱えていませんか？

物理の学習時間を十分に取っているのに応用問題や模擬試験で成績がなかなか伸びない、という悩みを受験を控えた生徒さんからよく聞きます。このような悩みを持つ生徒さんの多くは一番最初の単元である力学の学習でつまずきがある場合が多いです。力学というのは簡単な単元のようで奥が深く、物理の本質的な要素が詰め込まれています。”大体分かる”レベルと”手に取るように”分かるレベルには、理解度に大きな差があります。市販問題集の解説を読めば中身は分かるが着眼点がよく分からない、省略されている途中の式変形がよく分からないというのが、自分一人で学習する際に直面する悩みです。学校教育や塾の集団授業ではこのような悩みに直接応えることは難しいですが、個別指導では一人ひとり感じる疑問にもきめ細かく対応することができます。多くの場合、”物理とはどういう学問なのか”、根本の理解が不足しています。また正しく物理現象を捉えて立式できれば数式を解くことになりますが、その際に厳密に方程式を解こうとすると高校数学の範囲を超える場合が多くあり、苦しい解説になっていることもあります。これも物理がわかりにくくなる要因の一つです。本講座は医学部受験という難関レベルの生徒さんが対象ですので、高校物理・高校数学を超える範囲についても、本質を理解する知識として助けになるよう解説して高得点を取っていただけるように指導します。

◆どの程度の期間で課題・悩みを解決するか

2ヶ月で物理の問題を見る目が鋭くなったと実感でき得点アップできます。疑問を持ったまま問題を解く量を増やしても同じところで間違ってしまい、解説を読んでも理解することができないというのが主な悩みです。分からないところは一人ひとり異なるので、その疑問にしっかり向き合い、説明の仕方を変えながら生徒さんが納得する解釈方法を探ることが必要です。

私はトヨタ自動車にて新車開発に長年携わり、振動・騒音という物理現象の性能開発を担当してきました。コストを抑えながら性能向上する部品形状を図面に織り込んだり、制御ソフトを提案したり、予測に必要な技術開発も担当し、画期的な解析手法については学会で論文発表もしてきました。

開発期間を短縮するためには試作品を作って評価する時間は取れないのでシミュレーション解析（CAE解析）を主に用います。予測に求められる精度を担保するためには、対象とする物理現象として何が起きているかを理解することが重要なポイントです。構築した物理現象の仮説に基づいて重要な主な特性値や構造を絞り込み、計算モデルを作成し、適切な手法を選択して計算します。計算した結果を見ながら立てた仮説を検証し、必要に応じてモデルを見直します。そして現象を捉えて精度を確保できたら対策を検討して図面に反映していくという流れです。

このように物理現象を捉える訓練は、社会人になってからさらに磨きを掛けることができました。物理現象を捉えるという部分は物理の学習で最も大事な所ですので重点的に指導します。一旦、物理現象の捉え方が分かれば視界が急に開ける感覚になり、得点を大きく伸ばすことができます。

◆過去実際に使用したノート/板書/添削等の例

講座に用いたサンプル資料を紹介します。力学の入試問題を解説したものです。このサンプルでは振動の方程式について説明しています。高校の教科書では公式として変位と加速度の関係を学んでいるのですが、その説明が三角関数を仮定するところからスタートします。これはかなり強い仮定です。厳密には微分方程式を解きます。力学だけでなく他の物理分野でも微分方程式は必須な数学知識ですが、複素数の理解も高校の範囲から拡げないと説明できないので、現在の学習要領では、微分方程式が高校数学の数IIIにも入っていません。ただし、必須な方程式である以上、公式を覚えたり活用する場面で知識として知っているかいないかで応用力に大きな差が出ます。また数学の知識を使いながら物理現象を見ると大変理解が深まります。私は大学時代に工学系の学習をしただけでなく、実用数学検定1級を取得する課程で数学科の基礎課程までの数学学習体系や数学の歴史についても学びました。知識として知っておいた方が良い数学の知識を分かり易く説明することができます。数学と物理はお互いに影響しながら発展してきた歴史にあるように両方をバランス良く学ぶことが大事です。私のキャリアをフルに活かした本講座により、本質を捉えて応用力を養える物理を学ぶことができます。

◆体験授業だけでもアドバイスできること

体験授業では具体的に解けない問題を例にして生徒さんとコミュニケーションをとりながら難しいと感じているところを見定め、正しいアプローチやすぐ使えるコツをお伝えします。私のトヨタ自動車での技術経験・指導経験を活かして何故そうなるのかを常に考える癖をつけられるように指導いたします。身近に迫った次の試験に向けて補強すべきポイントやどんな演習と訓練を積んでいけば良いかをアドバイスします。また定期テストや模試の成績を、問題と答案を含めてご共有いただければ、無料で出題傾向/配点率/難易度/単元別・難易度別の得点率などを分析し、最終ゴールである入試に向け、直近の試験にて効率良く成果を得るための具体的な取り組み方法をアドバイスいたします。体験授業枠外でも無料で対応しますのでお気軽にご利用ください。