【苦手な算数・数学の文章題を克服するたった一つの方法とは?】 ――計算よりも「心」を整える、“きゅうご式・文章題リライト法”
【苦手な算数・数学の文章題を克服するたった一つの方法とは?】
――計算よりも「心」を整える、“きゅうご式・文章題リライト法”「計算はできるけど、文章題になると急にできなくなる」
「テストでは問題を読んでも、何を聞かれているか分からない」
そんな悩みを抱えるお子さんはとても多いです。
私は35年以上、算数・数学を教えてきましたが、文章題が苦手な子の多くは、**“計算力”ではなく“心の構え方”と“読み方の型”に課題があります。
つまり、勉強の問題ではなく、「考える前にあきらめてしまう脳の状態」**に原因があるのです。
そして、この部分にアプローチできるのが、教育と心理の両方を融合させた「きゅうご式」だけの指導法です。
① 「できない」ではなく「わからない」と言える勇気を育てる
文章題が苦手な子ほど、「間違えたら怒られる」「わからないと言ったら恥ずかしい」という気持ちを強く持っています。
この“防衛モード”が続くと、脳は情報を受け取ることを拒否してしまうのです。
だから、きゅうご先生の授業では、まず「間違えていい空気」を作ります。
💬「間違えた=考えた証拠。考えないほうが問題!」
そう伝えることで、子どもたちは安心して発言できるようになります。
安心ができると、読む力・考える力が自然に戻ってきます。
これは心理学でいう**「安全基地効果」**。
心のブレーキを外すことこそ、文章題克服の第一歩なのです。
② 「読解力」ではなく「翻訳力」を鍛える
文章題が苦手な子の多くは、「国語力がないから…」と誤解されています。
でも実際は違います。
必要なのは“国語力”ではなく、“算数語に翻訳する力”です。
きゅうご先生の授業では、こう教えます👇
「何を聞かれているの?」→【ゴールを探す】
「何がわかっているの?」→【材料を集める】
「どうつながる?」→【図にして見える化】
この3ステップを徹底すると、長い文章でも怖くなくなります。
特に「見える化」が大切で、私は**“図メモノート”**を使います。
言葉を図・矢印・箱などで整理していくと、文章の意味がスッと入ってくる。
この方法を身につけた生徒は、次第に「文章題って、パズルみたいで面白い!」と言い出します。
③ 「自分の言葉で説明する」=最高の学び
文章題を本当に理解できたかどうかは、**“説明できるかどうか”**で決まります。
私は授業の最後に必ずこう言います。
「今の問題を、先生に説明してみよう」
最初はうまく言えなくても大丈夫。
私が一緒に「日本語を整える→数式に直す→自分の言葉に戻す」このサイクルを回していきます。
これを繰り返すと、「考える→話す→書く→解ける」の流れが自然に身につきます。
そして、最終的に生徒が言うのです。
「あ、これならできる!」
この“できた感覚”が、次の学びのエネルギーになります。
心理学では「成功体験の連鎖」と呼びますが、私はこれを**「きゅうご式リライト法」**と名付けています。
文章題を“書き換えて理解する”ことで、脳がもう一度算数を好きになれるのです。
🌱 まとめ:「読む力」は“心の安心”から生まれる
文章題が苦手な子が伸びない最大の理由は、「心の安全」がないまま勉強しているから」。
1️⃣ 間違えても安心できる環境を作る
2️⃣ 文章を“算数語”に翻訳する
3️⃣ 自分の言葉で説明する
この3つを行うと、平均点以下の子が、わずか数か月で文章題を得点源に変えることができます。
きゅうご先生の授業は、「問題を解く場」ではなく「自信を取り戻す場」。
勉強嫌いが笑顔で「わかった!」と言えるようになる、その瞬間を一緒に迎えましょう。