不登校の子どもに与えられた自由な学びのチャンス
2025/3/22
私は中学校の教員として勤務したことがありますが、さまざまな理由で学校に来られなくなってしまった子どもたちと接する機会がたくさんありました。その体験から、自分の子どもをもった時には、「何が何でも学校に行きなさい」という姿勢ではなく、転校やホームスクーリング、フリースクールなど、子どもに合いそうな選択肢を与えて自分で選ばせようと思っていました。実際にはそのような機会はありませんでしたが、不登校の子どもをもつ保護者の苦労を間近で見てきたので、学習面や将来への不安について、理解できると思っています。
不登校の子どもたちは、学習の面では一時的に遅れていることもあるかもしれませんが、その「遅れ」は決して取り戻せないものではありません。学校では、クラス全員を対象に一斉授業が行われるため、理解できている内容でも一通り授業を受けなければなりません。これに対して個人指導では、理解しているところを早く終わらせ、苦手な部分に時間をかけることができます。また、学年や教科書に制限されることなく、学習内容の枠を広げることも可能です。視点を変えれば、学校に通っている子どもたちよりも自由な時間や選択肢が与えられていると言えます。子どもがやる気さえあれば、得意なことを伸ばしたり、学校では経験できないようなことに挑戦することもできます。さらに、プロのサポートを受ければ、学校の授業では得られない能力を身につけることも可能です。自信を失っている子どもたちには、是非、この機会と時間を最大限に活用して、「特別な自分」を見つけて欲しいと思います。
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