『チャップリン自伝』に見る踏み出してみることの大切さ

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2025/7/9

おはようございます。マナリンク講師の細川です!


本日は最近読んだ本の中から、勉強のヒントを探っていきます。


【今日の本】

『チャップリン自伝――若き日々』(チャップリン著、中野好夫訳、新潮文庫)



【本のあらすじ】

この本は、かつて喜劇王と呼ばれ、数々の傑作映画を残したチャールズ・チャップリンの自伝の、幼年時代~青年時代を翻訳した作品です。


チャップリンの母親は、劇場で活躍する女優でした。そんな彼女が喉を壊し、代役としてまだ幼いチャップリンが舞台の上に出た時から、彼の人生は回り始めました。


体の弱い母親の代わりに、チャップリンは舞台でどんどんと才覚をあらわしていきます。時に周囲と衝突しながら、やがて自身も映画製作を手掛けるようになったチャップリンは、栄光を手にしていきます。


【踏み出してみることの大切さ】

この本の中で私が驚いたのは、チャップリンのスタイルでおなじみの、あのちょびひげと山高帽のスタイル(本の表紙の格好です)が、ふとした偶然から生まれたということでした。


その日のチャップリンはいつものように撮影をしていましたが、監督が「なんでもいいから、何か喜劇の服装をしてくれ」と彼に頼んだ時、チャップリンはふとした思い付きでその服装をしてみたのです。


その役がどんな性格か、まだ分からないうちにその恰好をしたと書いています。しかしそこから、彼を代表する役柄が生まれたのでした。


この話から、私は一歩踏み出すことの大切さを感じています。

もちろんチャップリンも、日ごろの経験があったから、その恰好が彼にとってしっくりくるということがだんだん分かってきたのでしょう。ですが、それはやってみなければ判明しないことです。


勉強も同じで、さまざまな勉強方法も実際に自分で取り組んでみるまでは、合う合わないということが分からないものです。大切なのは、試行錯誤を繰り返しながら、とにかく実践回数を増やしていくということでしょう。


この夏は国語と英語で夏期講習講座を開講しています。

一緒に成績アップに向けて、一歩を踏み出しましょう!

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