【2025年最新】順天堂大学医学部英語対策完全攻略法|合格者が実践した勉強法と過去問分析

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2025/6/10

順天堂大学医学部英語対策完全ガイド【2025年度最新版】

はじめに


順天堂大学は、2025年度私立医学部一般選抜偏差値ランキングで、32大学中3位。入試難易度は偏差値69.0となっており、最上位ランクの私立医学部です。 英語は全体の40%(200点/500点)を占める最重要科目で、英語の配点が他の科目の2倍あり、そのうちの4/5が長文読解、1/5が英作文となっています。


入試概要と配点


試験形式

  • 試験時間: 80分
  • 配点: 200点満点(数学・理科各100点の2倍)
  • 解答形式: 自由英作文以外は、すべてマークシート方式


出題構成

長文読解問題が4題、自由英作文が1題出題されます。大問1はインタビュー記事からの出題が多い傾向です。


長文読解対策(大問1-4)

出題傾向

大問1~4の長文問題のワード数は、大まかに、1200語、700語、700語、750語です。 医療系テーマが多いものの、専門用語には注が付されています。

時間配分戦略

自由英作文に20~25分を確保するため、長文4題で55~60分で解きましょう。 1題あたり約15分のペースで解く必要があります。

対策ポイント

1. 速読力の強化

素早く正確に読む力が求められます。意味のかたまりごとに前から意味をとり、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さずに読み進めていきましょう。

2. 問題形式別対策

  • 同義語選択: 各大問の前半5問は類義語選択の問題で統一されているため、語彙力強化が重要
  • 内容一致問題: 全文精読より、設問のキーワードから該当箇所を特定する「スキャニング」が有効
  • 適文挿入: 挿入すべき英文がやや長めなのでこの部分の読解にも時間がかかる特徴的な問題

3. 目標得点

英語を得点源とするのなら7~8割程度を取っておきたいレベルです。


自由英作文対策(大問5)

出題特徴

自由英作文では指定語数がなく解答欄のみ(19.8cm×22行)ですが、150~200語程度の記述が必要です。


過去のテーマ例

「オンライン教育の長所・短所について何があるか」や「世界を変える力があったらどうしたいか」など幅広いテーマが出題されています。

対策方法

1. 構成力を身につける

論理的な文章構成(序論→本論→結論)を意識し、論理的、明確な文章が求められます。


2. 表現力の向上

同じ単語を何度も繰り返すと、幼い印象を与えます。類語はまとめて覚え、表現力を高めましょう。

3. 時間配分

20~30分程度は英作文に時間をかけましょう。


効果的な勉強法

基礎固め

英単語の意味が言えるだけでなく日本語を英語で表現できるレベルにまで到達しなければ、自由英作文で躓くことになるでしょう。


実戦演習

速読力と読解力を必要とする順天堂大学医学部の長文読解問題は、意味のかたまりごとに前から意味をとり、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さずに読み進めていきましょう。


医療系英文への慣れ

英文は医療系のものが多いため、医療系の英文に読みなれておくことも忘れてはなりません。


推奨参考書

長文読解

  • 『英語長文レベル別問題集 (3) 標準編』
  • 『私立医大の英語(長文読解編)』(教学社)


自由英作文

  • 『英作文ハイパートレーニング自由英作文編』(桐原書店)
  • 『英作文のトレーニング[自由英作文篇]』(Z会出版)


直前期の注意点

時間配分の確認

過去問演習で80分という限られた時間での解答順序と時間配分を確立することが重要です。


苦手分野の最終調整

英語が苦手な受験生は大問1つ分を「捨て問」として、解きやすい問題を素早く拾っていくことで他の科目での挽回を期待したい戦略も検討しましょう。


まとめ

順天堂大学医学部の英語は、80分という試験時間の中で、自由英作文の他に4題の長文問題が出題されることを考えると、速読、即解力が不可欠です。日頃から医療系英文に親しみ、論理的な英作文を書く練習を積み重ねることで、合格ラインの7-8割を確実に取得できるよう対策を進めましょう。

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