【GMARCH攻略・短期集中シリーズ】第2回 GMARCH長文は「5つのテーマ」を押さえれば読める!——最初の壁を突破する読解法
「全9回に分けて、GMARCHを目指す人へ受験までの道のりを、一緒に確かに歩んでいけるようにお話ししていきます。」
第2回の今日は、いよいよ“GMARCH英語の本丸”である 長文読解 に踏み込みます。
GMARCHの英語は「難しい」というイメージがありますが、実は最初に知っておくだけで読みやすくなる“型”があります。
そのカギになるのが——
■ GMARCH頻出 5大テーマ
GMARCHは大学ごとに出題傾向は違うものの、
扱われる長文テーマは驚くほど似ていることが最大の特徴です。
まず押さえるべきは、この5つ。
① 科学(science)
テーマ例:AI・脳科学・遺伝子・エネルギー
特徴:
専門用語が多いように見えて、実は文章構造はシンプル
1つの現象 → 理由 → 結論 の三段構成が基本
② 言語学(linguistics)
テーマ例:第二言語習得、バイリンガル、発音、語彙の変化
特徴:
GMARCHで最も“超頻出”
抽象概念(meaning, function, structureなど)が多い
natively, acquisition, evolveなど固定の語彙が登場
③ 心理学(psychology)
テーマ例:行動経済学、錯覚、感情の仕組み
特徴:
理由・例示の構造が明快
however, thereforeなど論理接続が点数に直結
④ 教育(education)
テーマ例:ICT教育、読書、学習法、子どもの発達
特徴:
抽象→具体→結論 の黄金パターン
意見と事実を分ける思考が必須
⑤ 社会問題(social issues)
テーマ例:貧困、ジェンダー、都市化、SNS
特徴:
主張の立場が2つ以上出る
筆者がどれを支持しているかを見抜くのがカギ
■ GMARCH長文が「話題先行型」になる理由
GMARCHの長文は、
“内容理解を試したい”大学の意図がはっきりしているのが特徴です。
だからこそ、
難語よりも話題
構文よりも論理
単語力よりも主張把握
が優先されます。
文章を読みながら最初に確認すべきは、
● 筆者は何について話している?(テーマ)
● それについてどんな立場か?(主張)
この2つさえ押さえれば、内容一致問題の7割は取れます。
■ 語彙は“GMARCH頻出600語”に絞るのが最短ルート
GMARCHレベルで必要な語彙は、実は 約600語 に収まります。
やみくもに単語帳を全部覚える必要はありません。
特に長文5大テーマに頻出する語彙は決まっていて、
心理・行動:bias / tendency / perceive
言語学:acquire / exposure / context
科学:mechanism / phenomenon
教育:motivate / literacy
社会問題:inequality / diversity / regulation
などが高確率で登場します。
“テーマに応じた語彙”を固める方が、時短かつ得点に直結します。
■ 今日のまとめ:最初に「読むべき長文の地図」をつくる
GMARCH長文は、
未知の文章が出るようで、実は似たパターンで構成されている
のが最大の特徴です。
だからこそ、最短で伸ばすには、
5大テーマを把握する
テーマ別の語彙を覚える
主張を探す読み方に統一する
これだけで、長文の“霧”が一気に晴れます。
▶次回(第3回)
英語②:文法・語法 “出るところだけ”リスト
慣用表現
比較・仮定法・時制・関係詞の頻度
文法は「7割安定ライン」で十分
語法は過去問10年分で拾うべき