【英語ブログ】語彙が少なくても戦える! 「推測読み」の技術
「単語が分からないと、長文は読めない」
そう思い込んでいる受験生はとても多いです。
ですが、GMARCHレベルの長文を分析していくと、
実は“すべての単語を知っている必要はない”ことが分かります。
むしろ、合否を分けるのは
👉 知らない単語が出てきたとき、どう対応できるか
この一点です。
今回は、語彙に自信がなくても得点を積み上げるための
「推測読み」の考え方と実践ポイントを解説します。
なぜGMARCHでは「推測読み」が通用するのか
GMARCHの長文は、難解な専門用語を大量に覚えさせる試験ではありません。
出題者が見ているのは、
文脈を追えているか
話の流れをつかめているか
筆者の主張を理解できているか
という読解力そのものです。
実際、GMARCHの長文では
1文の中で分からない単語が2〜3語あっても、設問は解けるように作られています。
だからこそ、「全部分からない=詰み」ではないのです。
推測読み① 文脈で意味を絞る
知らない単語が出てきたら、まず確認するのは
ポジティブな話か、ネガティブな話か
原因なのか、結果なのか
筆者が賛成しているか、反対しているか
たとえば、
This policy had a detrimental effect on education.
detrimental を知らなくても、
「policy」「effect」「education」という周辺語から
👉 良くない影響だな
と推測できます。
GMARCHでは、このレベルの把握で十分正解できます。
推測読み② 接続詞を“道しるべ”にする
推測読みで最も重要なのが、接続詞です。
however / but → 話が逆に転ぶ
therefore / as a result → 結論が来る
for example → 具体例
接続詞があるだけで、
分からない単語があっても、文の役割が分かるようになります。
長文は「単語の集まり」ではなく、
論理の流れとして読むことが大切です。
推測読み③ 品詞で意味を限定する
知らない単語に出会ったら、
名詞か
動詞か
形容詞か
を意識するだけで、意味の幅は一気に狭まります。
たとえば形容詞なら
「評価」「状態」「性質」を表している可能性が高い。
細かい意味にこだわらず、
👉 どんな役割の単語か
をつかむことが、GMARCHでは得点につながります。
「全部読まない」勇気を持つ
推測読みができるようになると、
長文を完璧に理解しようとしなくていいと気づきます。
GMARCHの長文攻略で大切なのは、
設問に関係ある部分を正確に読む
それ以外は流れを追うだけ
このメリハリです。
「分からない単語で立ち止まらない」
これができる受験生ほど、安定して点を取れます。
語彙力は“あとから”でも間に合う
誤解してほしくないのは、
語彙学習が不要というわけではないという点です。
ただし、
語彙を完璧にしてから長文
ではなく、長文を読みながら語彙を補強
この順番の方が、GMARCH対策としては圧倒的に効率的です。
次につながる学習へ
推測読みは「才能」ではありません。
読み方の技術です。
次回は、
📘 読解力に直結する「テーマ別で鍛える長文読解の型」
を解説します。
科学・社会・教育・心理――
GMARCHで頻出のテーマごとに、
「どう読めばいいか」を具体的に整理していきます。
語彙に不安があっても、
GMARCHは十分に戦えます。
正しい読み方を、今から身につけていきましょう。