【英語ブログ】 リスニングが苦手な人ほどやるべき “音読・シャドーイング”の本当の使い方 ―― やっているのに伸びない人が必ずハマっている落とし穴
はじめに|「ちゃんとやっているのに聞こえない」
リスニングが苦手な生徒ほど、
実はこう言います。
「音読は毎日やっています」
「シャドーイングもやっています」
それでも、
模試や本番になると——
音が流れた瞬間に、選択肢がぼやける。
このとき問題なのは、
努力不足ではありません。
多くの場合、
音読・シャドーイングの“目的”を取り違えているだけです。
落とし穴①|音読=「発音練習」だと思っている
音読を
「発音をよくする練習」
だと思っている人は要注意です。
リスニングに必要なのは、
ネイティブのような発音ではありません。
必要なのは、
音がどこで区切られているか
どこが意味のかたまりなのか
文の中で情報の強弱がどうついているか
つまり、
英語を“音の文構造”として捉える力です。
ただ文字を追って読む音読は、
残念ながらここにほとんど触れていません。
落とし穴②|「意味を考えずに」シャドーイングしている
シャドーイングは万能だと思われがちですが、
やり方を間違えると効果はほぼゼロです。
特に多いのが、
とにかく音についていく
意味はあとで見ればいい
口だけ動いている状態
これは、
脳が一切リスニングをしていない状態です。
聞こえた音を
そのまま反射的に口に出しているだけなので、
「聞き取って理解する力」は育ちません。
本当の役割①|音読は「意味と音を結びつける作業」
正しい音読は、
次の条件を満たしています。
一文ごとに意味が頭に浮かぶ
主語・動詞・修飾が音で整理されている
どこが重要かを意識して読んでいる
つまり音読は、
「英語を音の流れで理解するための下準備」です。
これができていない状態で
シャドーイングに進んでも、
効果が出ないのは当然です。
本当の役割②|シャドーイングは「確認作業」
シャドーイングは、
新しい力を身につける練習ではありません。
正確には、
「意味を取った英語が、
実際の音声と一致しているかを確認する作業」
です。
だから順番は必ず、
スクリプトを見て意味を取る
音読で意味と音を結びつける
そのうえでシャドーイングする
この順番を飛ばすと、
「やっているのに伸びない」状態になります。
リスニングが苦手な人ほど、ここを意識してほしい
リスニングが苦手な人ほど、
次の問いを自分に投げかけてください。
今、何の情報を聞き取ろうとしているか
これは「理由」なのか「結論」なのか
選択肢とつながるキーワードはどこか
音読・シャドーイングは、
問題を解くための思考と結びついたとき、
初めて武器になります。
おわりに|「量」より「役割」
音読もシャドーイングも、
やること自体が目的ではありません。
何のためにやるのか
今、自分に足りないのはどこか
これが整理された瞬間、
リスニングは「運ゲー」ではなくなります。
苦手な人ほど、
一度立ち止まって
使い方を正しく整える。
それが、
最短で伸びる人の共通点です。