「褒めて伸ばす」を基本理念として。A君の場合(前半)
【3】
こんにちは。【3】を書くまでに時間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。
さて今日はお約束の【1】【2】に続く、ある国家試験に見事合格したA君についてのお話をさせていただきたいと思います。A君に長年英語を教えてきた経験を通し、以下の事が如何に大切かを再確認した次第です。それは、「そっと見守る」「寄り添う」そして何より「『生徒さんを褒めて伸ばす』の理念の元『学ぶ事が如何に楽しいか』を伝えていく」ということです。
今まで何百人という生徒さんに英語を教えて来ましたが
その中には13年、14年と長く教える機会をいただけた生徒さんもいます。
小学生で英語学習をスタートさせ、社会人になるギリギリの大学4年生まで続けてくれた生徒さん達。
同じように小学生でスタートし、大学生、大学院と進み、ご自分の目標を達成するための猛勉強でどうしても時間が取れなくなるまで、私のところで勉強を続けてくれた生徒さんもいました。
そのように長く続けてくれる生徒さんとの間には、大きな信頼関係が生まれていたと感じます。
常に生徒さんのプラスの面に注目し「褒めて伸ばす」という理念の元、生徒さんに関わっていたからこそ培われた関係性だったのかな?!と、その点は良かったなぁと考えまていますし、これからも「褒めて伸ばす」スタイルを貫いて行きたいと思っています。
さて、【3】では上記で挙げました「ご自分の目標達成のために猛勉強を始めた」1人の生徒さん(A君とします)のお話をさせていただきたいと思います。
小さい頃からご両親が決めた目標に向かって勉強していたわけでもなく、クラスや学年でトップを争うような目立つ存在でもなく、ごく普通の、でも、とても素直で可愛い生徒さんでした️。しかし私のところで学ぶうちに、「学ぶ事の楽しさを知り(彼の言葉です!)」、大学生の頃には、ご自分の目標を見つけ、それに向かっての途方もない努力を積み重ねるだけの忍耐力を獲得していました。そして遂に念願の国家資格を手にして、現在は弁護士さんとして立派に活躍なさっている。A君はそんな生徒さんです。
A君がお友達と私の教室に初めて体験授業に来てくれたのは、彼が小学校5年生の時でした。
広島カープの赤い野球帽を被ったその少年は、如何にも素直そうで、こちらまでニコニコしてしまうような明るい少年でした☺️
小学校から公立の中学校に進み、クラブ活動では野球を頑張る姿は私の目には眩しく映っていました。
中学の定期考査では90点くらいは取れていましたが、宿題を出すのを少し怠けて成績は5段階評価で、4くらいでした。
そんな普通の少年A君が中学三年生の夏頃、突然「中高一貫で私立大学の付属高校を受験したい」と打ち明けてきたのです。この決意こそが、A君の人生の大きな転換点であったと、今更ながら感慨深く思い出します。
A君の意外な言葉に最初は驚いたものの、ともかく励まし、彼の良い点を褒めまくり、その気にさせる(笑)。それが私の役目だと肝に銘じて、週に複数回の授業を通して手強い長文読解に臨んでもらった記憶があります。
いよいよ受験の日が迫ってくると、健康管理がとても重要になって来ます。
今まで頑張ってきた時間を決して無駄にしないようにと、入り口や教室に空気清浄機をいくつも設置して、思う存分力が発揮できるように勤めました。
受験の前日は、やるべき事は既にやったわけですから、出来る限りの平常心で臨めるよう、安心してもらえるような話し方でA君に接したつもりです。
そして結果発表の日が来ました。第一希望の学校は惜しくも受かりませんでしたが、第2希望、第3希望と見事受かり、その結果にお父様は思わず涙を流されたと聞きました。お母様は勿論、お父様もとてもお子さん思いの優しい方なので、その愛情がお子さんに届いたんだなぁと感じました。
そんなA君、私立高校時代の最初の何年かは少しノンビリ気味でしたが、3年生頃になると、ご自分の進みたい道がだんだんとクリアーになっていったようです。また同時に学校の成績が良いと優先的に大学の学部を選べるという事を自分事と感じ、学校の成績アップの必要性を強く意識し始めたようでした。そのA君の希望を叶えるように、私は学校の授業の徹底的フォローに力を注ぎました。
A君もそれに答えてくれて、結果A君の望みの法学部への進学が決まったのです。この法学部への進学こそが、彼を人生目標達成へと繋げる2つ目の大きな転換点だったと言えます。
(このA君のお話の後半は来週アップいたします。)