英語が超苦手のA君が 「大変身」!! 「自らの力で成長していく」まで 【Part 1.】
2022/9/2
A君との出会いは、彼が高校3年の10月でした。
A君は「自分は英語が全く分からないけど、大学に行きたい!どうしよう~~!?」と駆け込んできた生徒です。
彼は高校3年の夏休みまでスポーツに打ち込み、その分野では良い成績を残して来ました。しかし、勉強は方はと言えば、スポーツと真逆で、ほとんど興味を持たないまま2年半の高校生活を送って来たようです。通っている高校は進学校ではないため、「受験を考えている生徒はほとんどゼロ」のようでした。
とりあえず、最初の数回はA君の理解度を確認することから始めました。1回目の授業で分かったことは「関係代名詞も理解していない💦」という事実でした。
その事に驚きはしましたが、私は直ぐに頭を切り替えることにしました。だって今まで勉強して来ていないのですから、分からないのは当然と言えば当然ですよね。 裏返せば、「勉強すれば出来るようになる!!」ということでもあります。
これまで、スポーツに生活の全てを捧げ、それなりの結果も残したので、彼の顔には「やり切った感」が見えていました。そしてその熱意を今度は勉強に向けるという固い決意を感じ取れました。
【どのように英語学習を進めたか?】
関係代名詞が分からなかったA君には、高校の「英文法」を丁寧にしっかり教えていきました。またそれと並行して、単語力、熟語力を「繰り返し学習」でしっかり伸ばしていくよう伝えました。
部屋のあちこちに「単語」、「熟語」、また「苦手な文法」に関する説明を書いた紙を貼り付け、「繰り返し学習」を着実に実行してもらいました。
残念ながら、勉強を始めてから3,4か月後の大学受験には間に合いませんでしたが、浪人の一年間に、A君の英語力はすさまじい勢いで伸びていきました。
その成長に私は何度となく驚かされることになります。
そんな折、ふっとA君の言葉や表情から読み取れたのが、彼の気持ちの変化でした。A君は「成長していく自分」に喜びを感じ、英語に「楽しさ」までも見つけたようでした。
まさに彼に「自ら伸びていく力」が備わった瞬間でした。
Part1.はここで終わります。
Part 2 ではA君の大学受験の結果等をお話しします。乞うご期待ください。
あきこ